大学生・専門生 クレジットカードは持つべきかいらないか~必要性は?~ 

      2017/02/27

大学生・専門学校生は、クレジットカードを作るべきと言われますが、本当なのでしょうか。この記事では、クレジットカードは持つべきかなのか、いらないのか、必要性を解説します。

当記事は、生命保険専門家の助言を受けています。

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大学生・専門生 クレジットカードは持つべき?

大学生・専門学校生に、クレジットカードは必要なのでしょうか? クレジットカードは、本質的には「気軽な借金」「後ろめたさのない借金」という性質があります。それを踏まえながら、デメリット、メリットを整理します。

クレジットカードのデメリット

  • 気軽に利用でき、おしゃれな感じがあるが、クレジットカードは本質的には借金。
  • 定額払い(リボルビング払い)の利息は高額で、学生でも借金額がふくらみやすい。

クレジットカードのメリット

  • Amazon、楽天の利用、各種予約など、現代にカードは欠かせない。
  • 現金を持ち歩かなくて済む(カードは落とした場合、電話1本で止められます)。
  • 使ってすぐ返すなど、管理ができる学生には、ポイントがつくメリットがある。
  • 大学生(専門生)のうちに一定額の利用と返済締切の厳守を繰り返すと、「クレジットヒストリー」が良くなり、将来有利。
  • 大学生のうちに海外旅行に行く人は、ほぼ必須。

以上のほかに、大学生(専門生)のうちにクレジットカードを作るメリット、デメリットもあります。

  • 【メリット】大学生は親の信用から審査に通過しやすい。卒業後、アルバイトになってしまった場合、大手のカードは作れないため、念のため作っておきたい。
  • 【デメリット】クレジットカードは、就職し、金銭感覚が身についてからでも十分。大学生のうちに作ると、借金を抱えてしまうことがある。
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デメリットの検討/大学生・専門生とクレジットカード

気軽に利用でき、おしゃれな感じがあるが、クレジットカードは本質的には借金。

クレジットカードは、商品の購入を介するだけで、本来は借金の性質があります。1回払いならば、ごく短期間で済み利息もありませんが、大学生の場合、資金不足から分割払い等や定額払い(リボルビング払い)に頼ってしまう傾向があります。

原則から言えば、貯金はいくらあっても問題ありませんが、借金は、少なければ少ないほどよく、全く借金がないのがベストです。

定額払い(リボルビング払い)の利息は高額で、学生でも借金額がふくらみやすい。

リボルビング払いは、1回払い、3回払いなどと異なり、毎月の支払いが一定となるものです。例えば、8月に6万円の旅行ツアー、10月に3万円のコートを購入したとします。

1回払いのカード支払い(利息なし)

  • 9月 6万円
  • 11月 3万円

3回払いのカード支払い(利息別途)

  • 10月 2万円
  • 11月 2万円
  • 12月 2万円+1万円
  • 1月 1万円
  • 2月 1万円

リボルビング払い(月額1万円を指定、利息別途)

  • 10月~翌6月 毎月1万円

本来は1回払いが望ましいのですが、「翌月に6万払えるくらいなら、その場で払っている」が大学生や専門生の本音です。3回払いは、いくぶんマシですが、支払額が1万~3万の間でランダムに動くため、これも学生には厳しいです。一方、リボルビング払いは、常に毎月1万円で、カード会社によっては、好きなときに繰り上げ返済ができる仕組みになっています。

このようにリボ払いは、とても便利です。例えば、今日5万円の買い物をしても、毎月の支払額は変わりません。残高が増えれば繰り上げ返済すればよいという、妙な言い訳じみた安心感があります。そのため、気づかぬうちに、10万円、20万円と借金が膨らんでしまう傾向にあります。そして、リボルビング払いの利息は、かなり高額となります(年利15%程度)。

(まとめ)デメリットの検討/大学生・専門生とクレジットカード

  • 気軽に利用でき、おしゃれな感じがあるが、クレジットカードは本質的には借金。
  • 定額払い(リボルビング払い)の利息は高額で、学生でも借金額がふくらみやすい。

メリットの検討/大学生・専門生とクレジットカード

大学生・専門生がクレジットカードを持つ上での、メリットを検討します。

Amazon、楽天の利用、各種予約など、現代にカードは欠かせない。

高校時代にも親のクレジットカードを使い、参考書等を購入したことがあるかも知れません。最近のAmazonや楽天(楽天市場、楽天ブックス)は、本や商品などが、翌日に届くサービスが始まっています。支払い手段は、クレジットカードでなくても良いのですが、カードがあると非常に便利です。

大学生、専門学校生がまず驚くのは、教科書の高さです。以前の大学生は、新品を買うか効率の悪い古本屋めぐりをしていましたが、現在は楽天ブックスなどで古本を探したり、AmazonでKindle(電子書籍)版を安く購入する大学生も出てきています。

早稲田大文系の教科書を一例として挙げます。

教科書の購入のほか、スマホ・パソコン関係の備品の購入や、バッグ、小物、財布など通販向けの商品の購入、旅行の予約など、大学生、専門学校生にとって、Amazon、楽天の利用範囲は計り知れないものがあります。

筆者も、以前の大学生には、クレジットカードの所持は勧めませんでしたが、現在は、注意して使うようにとのニュアンスに変えつつあります。

現金を持ち歩かなくて済む(カードは落とした場合、電話1本で止められます)。

クレジットカードのメリットとして、現金を持ち歩かなくてもすむことが指摘されます。クレジットカードは、紛失、盗難にあった場合、電話1本ですぐに無効化できるため、想像よりも紛失・盗難後のリスクは小さくなっています(盗難保険のついた現金のイメージ)。これは、大学生や専門学校生にとっても心強い制度です。

ただし、財布をなくしたことがない、盗まれたことがないという注意深い人は、とくにクレジットカードにこだわる必要はありません。

使ってすぐ返すなど、管理ができる学生には、ポイントがつくメリットがある。

クレジットカードは、買い物に使うとポイントが還元されます。スマホ代や、大学生でひとり暮らしの場合の光熱費の支払いも、カードで行えばポイントがつきます。

クレジットカードのポイント還元率は、最も高いもので1%です。例えば、10万円分の商品の購入で、1000ポイントがつき、1000円相当の商品と交換できます。これは、現金で買い物をするよりは魅力的ですが、支払い残高がたまり、年に15%の利息をかけられるとすぐに吹き飛んでしまいます。ポイントを理由として、クレジットカードを持つことは、あまり合理的とは言えません。

※アルバイトに積極的で、どんどん繰り上げ返済ができる学生には、ポイントのメリットが大きいです。

大学生(専門生)のうちの利用で「クレジットヒストリー」が良くなり、将来有利。

クレジットカード会社が、大学生や専門学校生にカードを提供するのは、あくまで親の信用(credit)に基づいたものです。しかし、カード会社は、その学生が、学生の間にどの程度の金額カードを使うか、そして締切の遅れがないかなどを記録しています。そして、学生本人に信用が生まれてくると、社会人になったあと有利になります。

カード会社によって異なりますが、次のようなメリットがあります。

  • 利用限度額が上がり、万一の場合の備えとなる。
  • 万一、大学(専門学校)卒業後、フリーター等になっても、カード利用が継続できることがある。
  • さらに長く利用すると、収入のチェックが大まかになり、様々なチャレンジに対応できる場合がある。

これは、ポイントのようなささいなメリットとは言えず、大きな意味があります。大学(専門学校)卒業後に、正社員就職が確実なら、そのときにクレジットカードを作っても間に合いますが、現在の就職状況の場合、正社員就職に失敗するリスクは高めになっています。

大学生のうちに海外旅行に行く人は、ほぼ必須。

ここまで見てきて、学生がクレジットカードを作るメリットとして「Amazon、楽天などのインターネット決済」「クレジットヒストリー(信用)の創出」は、就職難かつインターネットが普及した今の社会では、否定できない面がありました。もうひとつ、お金の専門家(生命保険専門家)でもなかなか否定できないのが、海外旅行の際の利便性です。

お金の専門家は、リボの危険を指摘し、学生のカード所持には反対も、海外旅行での利便性は否定せず。

受験ネット「学生にクレジットカードは必要だと思いますか? お金の専門家の立場から見て」

ー専門家「学生がクレジットカード……。人によっては、破産への第一歩ですね」

受験ネット「リボルビング払いが、引き金に?」

ー専門家「そうですね。リボは、なまじ学生でも、月単位なら払えてしまうので、気が大きくなりやすいです。そもそも職についておらず、まだ信用(credit)もないのに、クレジットカードが与えられる点で、金銭感覚が狂いやすい」

受験ネット「Amazonや通販の利用は?」

ー専門家「学生には、まだ早いと私は思いますが、ここは意見が分かれるでしょうね。4月には、高額な教科書の購入が控えてますし」

受験ネット「海外旅行は、親のカードですかね? 親のカードを海外で使えるのか分かりませんが」

ー専門家「……。そうですね、飛行機やホテルをネットで予約するのに、カードで代金を払ったり、海外での買い物にカードを使ったり……と、海外旅行では色々用途があることは、否定はしません

(まとめ)大学生・専門生 クレジットカードは持つべきかいらないか?

以上、大学生・専門生がクレジットカードは持つべきかいらないか? の内容をまとめると、以下のようになります。「ポイントがつく」「現金より安全」のような、意見が分かれるポイントはカットしました。

×  欠点  ◎  長所

× 気軽に利用できるが、クレジットカードは本質的には借金。

× 定額払い(リボルビング払い)の利息は高額で、借金額がふくらみやすい。

◎ Amazon、楽天の利用、各種予約など、現代人にカードは欠かせない。

◎ 大学生(専門生)のうちに一定額の利用と返済締切の厳守を繰り返すと、「クレジットヒストリー」が良くなり、将来有利。

◎ 大学生のうちに海外旅行に行く人は、ほぼ必須。

これを見て、大学生・専門生であるあなた自身が、クレジットカードは持つべきかいらないかを判断してください。

もし、ヒントを出すとしたら、大学(専門学校)入学までに自主的に貯金を貯めてきたような方は、使いこなせる傾向。ほとんど貯金がない人は、持つと失敗する傾向にあるとは思います。高校のクレジットカードの授業で教えているような、暗黒の世界は行き過ぎですが、人によっては借金が増えるリスクはあります。一方で、上手にカードを使えるタイプの人もいます。

大学生・専門学校生にふさわしいクレジットカード

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

サイト:<セゾン>ブルー・アメリカン・エクスプレスカード

ステイタスが高いクレジットカードとして、真っ先に名前が挙がるのが「アメックスカード」です。学生は手に入れやすいですが、社会人になると、審査の厳しさや1万円~3万円弱必要な年会費の高さから、持てる人は少なくなります。一部上場企業勤務など、ステイタスが高い人が持つべきカードです。

しかし、満18歳を迎えた大学短大・専門学校なら、年会費初年度無料、2年目以降も3000円で持つことができます。

先日「テキサスで骨折して現地の病院で入院&手術をして、医療費の請求が2000万円だった」というツイートが話題になりました。ここまで高額なのは珍しいですが、健康保険のない海外での治療費は相当な額になります。セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険は、最高3000万円補償、治療・医療費補償は最高300万円と万一の備えになります。

なお、期限のない「永久不滅ポイント」制度があり、ステイタスカードの割には、ポイント還元率は高めです。

三井住友VISAカード

サイト:三井住友VISAカード

三井住友VISAカードは多数の種類がありますが、大学生・専門生向けは、以下の3種類です。

  • 三井住友VISAデビュープラスカード
  • 三井住友VISAクラシックカード(学生)
  • 三井住友VISAアミティエカード(女子学生)

三井住友VISAカードはポイントの還元率が1%(=得になる水準)を切り、海外旅行傷害保険がつかないことから、学生向けでないと批判されることがあります。しかし、三井住友VISAカードを選ぶ人は、「三井住友銀行」と「VISA」という、Wの安心感を求めていると言え、やや的外れです。

デビュープラスカードは、学生ならポイント還元率が1%になりますし、クラシックとアミティエには、海外旅行傷害保険が付きます。

楽天カード

サイト:楽天カード

楽天カードは、アメックスのようなステータス性や、三井住友VISAカードのような安心感もありません。その代わりに、ポイント還元が非常に良く、顧客満足度も高いカードです。

ポイント還元率は、標準でも1%(=得になる水準)と悪くなく、月に使った税込金額にポイントがつく点が有利です(他社は、購入ごとの端数切り捨てや税抜価格へのポイント付与が多い)。ただし、審査のハードルは高くないため、社会人になってから入ることもできなくはありません。

リクルートカード

就活で使う人が多いリクナビを運営しているのが、リクルートです。ポイント還元率が高めで、美容室の予約に便利な「ホットペッパービューティー」、旅館の予約に便利な「じゃらん」などと組み合わせると、ポイントが付きやすく、大学生や専門生の生活感にあったカードです。

(まとめ)大学生・専門学校生にふさわしいクレジットカード

<セゾン>ブルー・アメリカン・エクスプレスカード … ステイタス重視の大学生、専門生向け。友人や、お店の人の視線が違うはずです。社会人になり審査に通るには、壁が高いカードです。

三井住友VISAカード
… 有名銀行と有名カードの組み合わせは、Wの安心感が得られます。カスターマーセンターの対応にも安定感があります。

楽天カード … ポイント還元の条件がよく、ポイントが貯まりやすく、楽天サイトとの相性に優れています。

リクルートカード … 就活でおなじみのブランドで、美容室予約、旅行の予約など、大学生・専門生の生活圏に近いところにあります。

 


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