【和歌】無料で学ぶ古文文法&読解問題

   

古文問題演習シリーズの和歌です。受験勉強のほか、定期試験対策にもご利用ください。

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【和歌】古文文法&読解問題 収録内容

仏教

古文の和歌は、現代のツイッターに近い存在です。和歌は31文字(みそひともじ)、ツイッターは140字と大きな違いはありますが、限られた字数のなかでインパクトを競うのは、日本人が得意とするところです。実際にツイッターは、海外に比べ、特に日本で支持されています。

俊頼髄脳・天の川
万葉集
古今和歌集
新古今和歌集
八代集

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受験ネットから進呈

古文文法について

古文文法が難しく感じる場合、以下の記事をお読みください。

古文文法の勉強法 たった5つのポイント!~入門編~

解答について

無料で学ぶ古文文法&読解問題の正解は、以下のページからご請求ください。

http://xn--uor874n.net/ochinai-report-1711

俊頼髄脳・天の川

次の古文を読んで、後の設問に答えよ。(俊頼髄脳・天の川)

天の川浅瀬しらなみたどりつつ渡りはてねばあけぞしにける(古今集・秋上)

この歌の( A )は、天の川の深さに、浅瀬白波たどりて、川の岸に立てるほどに、明けぬれば、「今はいかがはせアむ」と、逢はで帰りぬるなり。さることやはあるべき。ただの人( B )、一とせを、夜昼恋ひくらして、たまたま、女、逢ふべき夜なれば、いかにしても、かまへて渡るらイむものを。まして、たなばたと申す星宿には、おはせずや。天の川、深しとて、帰り給ふべきにあらず。いかにいはウむや。その川には、かささぎありて、紅葉を橋に渡しとも言ひ、渡し守、船はや渡せとも言ひ、A君渡りなば、揖(かぢ)隠してよ、とも詠めり。かたがたに、渡らむことは、妨げあらじ。渡し守の、人を渡すは、知る知らぬはあるべき。七夕の、こころざしありて、渡らむとあらむに、渡し守、Bなどてかいなび申さむ。また、川も、さまでやは深からエむ。かたがたに、心得られぬことなり。また、C僻事を詠みたらむ歌を、古今に、躬恒・貫之、まさに入れオむやは。たとひ、かの人々こそ、過ちて入るることありとも、D延喜の聖主、除かせ給はざらむやは。

かやうのことは、古き歌のひとつの( C )なり。恋ひ悲しみて、立ちゐ待ちつることは、ひととせなり。たまたま、待ちつけて、逢へることは、ただ、一夜なり。そのほどの、まことに少なければ、まことには逢ひたれど、なかなかにて、逢はぬかのやうにおぼゆるなり。されば、ほどの少なきに、逢はぬ心地こそすれ、と詠むべけれど、歌のならひにて、さも詠み、また、E逢ひたれど、ひとへに、まだ逢はぬさまに詠めるなり

 

設問

問一 冒頭の和歌の中から掛詞を指摘しなさい。

問二 傍線部ア~オの「む」の中から、文法的に異なるものを一つ選びなさい。

問三 空欄Bに当てはまる言葉を次の中から選びなさい。

① こそ   ② すら   ③ さへ   ④ なむ   ⑤ など

問四 傍線部A、Bを現代語に訳しなさい。

問五 傍線部Cの読みを答えなさい。

問六 傍線部Dとは誰のことか答えなさい。

問七 空欄A、Cに入る言葉を、それぞれ漢字一文字で答えなさい。

問八 傍線部Eとあるが、なぜそのように詠むのか、簡潔に説明しなさい。

万葉集

次の古文を読んで、後の設問に答えよ。(万葉集)

(   X  )紫野行きア標野行き野守は見ずや君が袖振る     (Ⅰ)

紫草のにほへ①るイ妹を憎くあらば人妻ゆゑに吾恋ひめやも      (Ⅱ)

石見の海 角の浦廻を 浦なしと 人こそ見らめ 潟なしと 人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくとも よしゑやし 潟はなくとも 鯨魚取り 海辺を指して 和多津の 荒磯の上に か青く生ふる 玉藻沖つ藻 朝羽振る 風こそ寄らめ 夕羽振る 波こそ来寄れ 波の共 か寄りかく寄る α玉藻なす 寄り寝し妹を 露霜の 置きてし来れば この道の 八十隈ごとに 万たび かへり見すれど いや遠に 里は離り②ぬ いや高に 山も越えウ来ぬ 夏草の 思ひ萎えて 偲ふ③らむ 妹が門見④む なびけこの山     (Ⅲ)

石見のや高角山の木の際よりわが振る袖を妹見⑤つらむか      (Ⅳ)

小竹(ささ)の葉はみ山も清(さや)にさやげどもわれは妹思ふ別れ来ぬれば    (Ⅴ)

 

設問

問一 空欄Xに入る枕詞を書きなさい。

問二 (Ⅰ)の歌の作者は、(Ⅱ)の歌の作者と結婚した後、天智天皇の妻となった女流歌人である。この歌人の名を漢字で書きなさい。

問三 傍線部①~⑤の助動詞について、終止形とここでの活用形及び文法的意味を答えなさい。

問四 傍線部ア~ウの漢字の読みを、平仮名、現代仮名遣いで答えなさい。

問五 二重傍線部αを、この歌の主題に沿って現代語訳しなさい。

古今和歌集

次の古文を読んで、後の設問に答えよ。(古今和歌集)
仮名序 やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれ①りける。世の中にある人アことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの、聞くものにつけて、言ひいだせるなり。花に鳴く鶯、水に住むかはづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよま②ざりける。力をも入れずして天地(あめつち)を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思は③せ、男女のなかをもやはらげ、猛きもののふの心をもなぐさむるは、歌なり。

春の夜の闇はイあやなし梅の花色こそ見え④ね香やは隠るる     (Ⅰ)

蓮葉のにごりに染(し)まぬ心もて何かは露を玉とあざむく      (Ⅱ)

(  X  )月の桂も秋はなほ紅葉すればや照りまさるらむ    (Ⅲ)

冬ながら空より花の散り来るは雲のあなたは春⑤にやあるらむ    (Ⅳ)

むすぶ手のしづくににごる山の井のあかでも人に別れぬるかな    (Ⅴ)

ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさウあやめも知らぬ恋もするかな  (Ⅵ)

色見えでエうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける     (Ⅶ)

設問

問一 仮名序を書いた人物の名前を漢字で書きなさい。

問二 傍線部①~⑤の助動詞について、終止形とここでの活用形及び文法的意味を答えなさい。

問三 二重傍線部ア~エを現代語に訳しなさい。

問四 (Ⅱ)(Ⅳ)の和歌を現代語訳しなさい。

問五 (Ⅲ)の和歌について、
(1)空欄Xに入る枕詞を答えなさい。
(2)全文を現代語訳しなさい。

問六 (Ⅴ)の和歌には掛詞が用いられている。指摘し、何と何が掛けられているのか説明しなさい。

問七 (Ⅴ)と(Ⅵ)の和歌に共通する修辞法を答えなさい。

新古今和歌集

次の古文を読んで、後の設問に答えよ。(新古今和歌集)
Ⅰ 春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空
Ⅱ 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする

設問

問一 Ⅰの和歌について、次の各問に答えなさい。

(1)この和歌の作者は、新古今和歌集のほか、新勅撰和歌集の撰集にも関わっている。この作者の名前を答えなさい。

(2)「夢の浮橋」とは、ある物語の最後の帖の名前である。その物語を答えなさい。

(3)「峰にわかるる横雲の空」とは、何をたとえたものが、答えなさい。

問二 Ⅱの和歌について、次の各問に答えなさい。

(1)この和歌の作者は後白河天皇の皇女である。この作者の名前を答えなさい。

(2)後白河天皇が残した今様歌の歌謡集の名前を答えなさい。

(3)「玉の緒」とは何か、答えなさい。

(4)「絶えなば絶えね」を現代語に訳しなさい。

(5)「忍ぶる」とあるが、何を忍ぶのか、答えなさい。

八代集

次の古文を読んで、後の設問に答えよ。(八代集)
冬の歌とて、詠める
① 山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば

滋賀の山越えにて、石井のもとにて、もの言ひける人の別れける折に、詠める
② むすぶ手のしづくににごる山の井のあかでも人にわかれぬるかな

題知らず
③ ほととぎす鳴くや五月のあやめ草アあやめも知らぬ恋もするかな

事出で来てのちに京極御息所につかはしける
④ わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ

北白河の山荘に花のおもしろく咲きて侍りけるを見に、人々まうで来たりければ
⑤ 春来てぞ人も訪ひける山里は( A )こそ宿の主なりけれ

河原院にて、荒れたる宿に( B )来たるといふ心を人々詠み侍りけるに
⑥ 八重葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えね( B )は来にけり

設問

問一 ①の和歌の中から掛詞を指摘し、何と何が掛けられているか答えなさい。

問二 ②の和歌の中から掛詞を指摘し、何と何が掛けられているか答えなさい。

問三 傍線部アの意味を答えなさい。

問四 ①~③の和歌は最初の勅撰和歌集に収められている。この和歌集の選集に携わった人物を四人答えなさい。

問五 ④の和歌の中から掛詞を指摘し、何と何が掛けられているか答えなさい。

問六 ④の和歌は二番目の勅撰和歌集に収められている。この和歌集の選集に携わった人物の一人に、清少納言の父親である人物が含まれている。この人物の名前を答えなさい。

問七 空欄Aに適切な漢字一字を入れなさい。

問八 二か所ある空欄Bにはともに季節を表す漢字一字が入る。その漢字を答えなさい。

問九 ⑤と⑥の和歌は、三番目の勅撰和歌集に収められている。この和歌集の名前を答えなさい。


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