小論文の実際の書き方を身近なSNSの例文で理解しよう~応用編~

      2016/04/29

小論文の実際の書き方を身近なSNSの例文を題材に理解するためのわかりやすい記事です。

たった3つのステップで小論文が完成!

✔ 小論文の例文を使ってもっとも簡単な書き方を理解してみましょう。

例題 高校生がSNSを使用することについて、あなたの考えを800字以内で書きなさい。

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ステップ1 テーマに関わる体験や知っている例、知識をピックアップ

スマホ 男女

先輩:SNSと言ったら?

そうですね……。インスタとかツイッター。LINEも?

先輩:含まれるよ。良い体験や悪い体験はある?

中学のとき、LINEで軽いいじめみたいなことがあって、結果的に気づかないふりして後悔したことがありました。

先輩:LINEは1日にどのくらい?

やっぱり会話してるとはまっちゃうし、既読無視もできないから、結局1日1時間くらい。勉強時間は減ります(笑)

先輩:LINEって必要?

難しい。あれば便利だけど、人と話すことは減るかもしれないし、会話と違って消せないから怖い。

先輩:体験のリストアップはこのくらいで大丈夫

【メモの例】
・インスタ、ツイッター、LINE
・LINEでいじめ
・1日1時間くらい使用、勉強時間にも多少の影響
・直接人と話すことは減っている。会話と違って消せない。

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受験ネットから進呈

ステップ2 結論を決めます

✔ 会話の流れからすると、SNSの利用を制限する方向の結論が良いでしょう。

ステップ3 「たった一つの書き方」に沿って段落メモを作ります

 小論文(作文等も全く同じ)のたったひとつの書き方

1 結論(小論文では問題提起でもOK)
2ー1 具体的な 例、体験、理由、内容
2―2 具体的な 例、体験、理由、内容
3 結論

 

小論文の書き方・段落構成 たった1つの簡単な方法

1 結論
私は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)には時間制限が必要だと思う。

2-1 具体的な 例、体験理由、内容
SNSは自分の都合だけでスイッチをオフにすることはできないので、勉強など重要な時間が減ってしまう。

2-2 具体的な 例、体験、理由、内容
私の場合、高校の休み時間のほとんどをLINEなどに費やし、友達との会話が減ってしまっている。

3 結論
SNSには優れた点もあるが、高校生の利用が多いLINEは初期設定で一日の使用時間を制限できるようにするべきだ。

ステップ4 段落構成メモに沿って原稿用紙上に分量を計画し、書き始めます

✔ 書き終わったあと余白があり、つけ足して減点されてしまった。最終的な結論を書き終わっていないのに、指定の文字数に達してしまった。この失敗が小論文試験ではよく起きます。

✔ 段落メモに沿って、原稿用紙の余白に薄く段落番号を書き分量をイメージしておくことで失敗を防ぐことができます。「具体的な例、体験、内容、理由」は字数が稼げますので多く取ります。段落構成メモに書いた文は各段落のはじめに置くのが原則です。

※ただし最初の段落では最後に回したほうがスムーズな場合があります。

✔ 実際に書いてもらいました。

小論文の例文〜SNSついて〜

原稿用紙

✔ 最近、多くの高校生がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を便利なものとして使用している。しかし、SNSの使用を適切にコントロールできている中高生はまだ少ない。私は、SNSには時間制限が必要だと思う。

✔ SNSは自分の都合だけでスイッチをオフにすることはできないので、勉強など重要な時間が減ってしまう。例えば、高校生に人気のあるSNSの一つであるLINEには「既読無視」という言葉がある。ある友人が私にメッセージを送り、私がそれを読んだのに忙しく返事をしないことがある。LINEの仕組みでは「無視」していることが相手に伝わってしまうのだ。これによって相手の心情を害することがあるので、頻繁にLINEの画面を開くことになってしまう。結果的に勉強時間が減ってしまうのは明らかだ。

✔ 私の場合、高校の休み時間のほとんどをLINEなどに費やし、友達との会話が減ってしまっている。スマートフォンを持っていなかった中学生の頃は、友達ともっと多くの会話をしていたように思う。周囲の友人にもこれは当てはまる。SNSはコミュニケーション力を伸ばすことを邪魔している面がある。

 このように見てくるとSNSには優れた点もあるが、高校生の利用が多いLINEは初期設定で一日の使用時間を制限できるようにするべきだ。例えば、ある友人がLINEの使用を三〇分と設定していて時間オーバーした場合、私の画面には「〇〇さんは制限時間をオーバーしています。また明日会話を楽しみましょう」のようなメッセージが出るような設定にしてほしい。そうすればいわゆる「既読無視」などのトラブルも避けられ、勉強時間も会話も自然に増やせるだろう。

文の書き出しのコツ

✔ それぞれの文を書き出すタイミングでペンが止まってしまう人が多くいますが、書き出しにはコツがあります。以下の5パターンです。

 文の書き出しのコツ

【1】とき … 最近/小学生の頃/平成時代に入ってからは

【2】場所 … 私の高校では/日本では/大学では

【3】人物やものごと … 私(は)/小学生(は)/英語(は)/環境を守るために大切なことは

【4】指示語 … これは/このような/このように

【5】接続詞 … なぜなら/しかし/したがって

 

上の例文の前半部分で確認してみましょう。

✔ 最近(=とき)、多くの中高生がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を便利なものとして使用している。しかし(=接続詞)、SNSの使用を適切にコントロールできている中高生はまだ少ない。私は(=人物)、SNSには時間制限が必要だと思う。

✔ SNSは(=ものごと)自分の都合だけでスイッチをオフにすることはできないので、勉強など重要な時間が減ってしまう。例えば(=接続詞)、高校生に人気のあるSNSの一つであるLINEには「既読無視」という言葉がある。ある友人が(=人物)私にメッセージを送り、私がそれを読んだのに忙しく返事をしないことがある。LINEの仕組み(=ものごと)では「無視」していることが相手に伝わってしまうのだ。これ(=指示語)によって相手の心情を害することがあるので、頻繁にLINEの画面を開くことになってしまう。結果的に(=接続詞に近い表現)勉強時間が減ってしまうのは明らかだ。

原稿用紙のルール(段落構成に慣れてきたら気にしましょう)

 数字は、30分、三十分と書くよりも、三〇分と書いた方が原稿用紙の縦横を問わず対応できます。30などのアラビア数字は、半角(1マスの半分)となるので処理が面倒です。

✔ 上の例文では読みやすいように大文字にしましたが、原稿用紙上ではLINE、SNSといった英文字は、半角(1マスの半分)として扱います。例えば縦書きの原稿用紙にSNSと書くときは、横に寝かせ1マス目に「SN」、2マス目は「S」(下半分は空欄)とします。

✔ 字数は9割が目安です。


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