小論文の結論はどう書けばよい?

   

小論文の結論はどう書けばよい?、小論文の結論はどこに書けばよい? この記事では小論文の結論に関して、受験生からよく聞かれる質問にお答えします。

小論文の書き方は次の記事をご覧ください。

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小論文の結論はどこに書けばよい?

大学入試レベルの小論文は、600字~800字が基本。4段落構成が適切です。基本的には、結論は、はじめの第1段落と最後の第4段落に書きます。

例:中学生の制服について自由に論じなさい。

  • ①[結論] 私は、中学生の制服着用に、賛成である。
  • ②制服には、団結心を高め、中学生だと分かることで、安全を守られやすいメリットがある。
  • ③また、私自身、制服を着用することで、服を選ぶ手間が省け、お金の節約にもなった。
  • ④[結論] 以上から、中学校の段階では、制服の着用が望ましいと考える。

上の例のように、初めの段落と、最後の段落に結論を書きます。もし、3段落構成の場合は、第1段落と第3段落に結論を書くこととなります。

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小論文の結論は必ず決めなくてはダメ?(中立でもよい?)

小論文の結論は、必ず決めなくてはいけないのでしょうか? 例えば、次のような結論です。

例:中学生の制服について自由に論じなさい。

  • [結論] 私は中学生の制服には、メリットもデメリットもあり、導入の是非は一概には決められないと考える。

社会の問題は、本来、はっきりと是非や賛否などを言い切ることができない場合が大半です。しかし、論文は、さまざまな意見を比較検討し、議論のたたき台にするためにあるもの。小論文でも、論文のルールにならい、結論は明確に示すことになっています。

結論の明確さを採点基準に含んでいる大学もあり、合否や点差につながるポイントとなります。

小論文の結論を思いつかない

小論文の結論を思いつかない場合、どのようにしたらよいのでしょうか? 例えば、次のような問題です。

例:自由についてあなたの考えを論じなさい。

結論を思いつかない場合、①体験、②具体例、③メリット・デメリット、④対義語、⑤定義(その言葉の辞書的な意味)がヒントになることが多いです。問題を具体化したり、別の視点や原点から見直すというテクニックです。

例:自由についてあなたの考えを論じなさい。

自分に問いかけてみよう 答えてみよう
①体験 自由を感じた経験は? ツイッターの世界は、余り人目を気にしなくて良いので自由を感じる。
②具体例 1番自由な人は誰? 大金持ち。働かなくて良いし、人の評価も関係ない。
③メリット・デメリット 自由のメリットとデメリットは? メリットは気ままに行動できること。デメリットは責任が出てくること。
④対義語 自由の対義語は? 束縛? ルールや他人に縛られること。
⑤定義 結局自由とは何? 他人や生きるために必要なことに縛られずに行動できること。

このように、体験や具体例から始め、徐々にメリット、デメリットなど抽象度が高い項目を考え、最後に定義(その言葉の意味、または自分なりの意味づけ)に至るとスムーズです。順番を暗記する必要はありませんが、(誰もが思いつきやすい)体験から入り、(思いつきにくい)定義で締めることがポイントです。

小論文を書く場合、自分なりの定義をそのまま書くこともできます。

  • 例:自由についてあなたの考えを論じなさい。
  • 結論:私は、自由とは他人や生きるために必要なことに縛られずに行動できることだと考える。

また、定義を発展させ、結論を考えることもできます。「衣食住や娯楽を自由に楽しむためには、お金が必要である。しかし、そのためにわれわれは本来の自由を失ってしまったとも言える」

結論と本論の分け方が分からない

結論と本論の分け方が分からない場合、どうしたらよいのでしょうか? まず本論の意味を知ることが必要です。本論は、結論を具体的に説明する部分のことです。

例文 結論 本論(具体的説明)
例1(作文) 私のPRしたい点は、英検2級と持ち前の協調性です。高校2年生の1学期、私は英検2級の受検を決めました。…… 私のPRしたい点は、英検2級と持ち前の協調性です。 高校2年生の1学期、私は英検2級の受検を決めました。……
例2 私は、中学生が制服を着用することには反対だ。なぜなら、服装は生活の基本であり、服装を決めることで自分で考え判断する力を奪われてしまうからだ。私は、中学校の頃……。 私は、中学生が制服を着用することには反対だ。 なぜなら、服装は生活の基本であり、服装を決めることで自分で考え判断する力を奪われてしまうからだ。私は、中学校の頃……。
例3 小学生にスマートフォンを与えるべきであろうか。私は反対である。私は高校に入ってからスマートフォンを使い始めたが、……。 小学生にスマートフォンを与えるべきであろうか。私は反対である。 私は高校に入ってからスマートフォンを使い始めたが、……。

特に例2のように、結論のあとに、なぜなら……から始まる理由をつけるクセがある方は、段落分けに注意してください。理由は、本来は、結論の具体的な証拠に分類されますので、原則として本論に置きます。小中学校までは、抽象(結論)と具体の分け方に対して、あまり厳しく指導しませんが、高校生以上は異なります。

入試で落とされる結論はあるの?

入試で落とされる結論はあるでしょうか? 小論文では基本的に、どのような結論を論じてもそれは自由です。小中学校までは、例外を一切認めない教育を行いますが、高校ではさまざまな見方を許容してゆくことも教えます。さらに大学の学問は、少数意見から議論や研究が発展し、新たな進歩を遂げることが多くあります。

そのため、大学などの入試担当者は、基本的には、学生らしく自由な発想、ときには思い切った発想で、という点を求めています。

しかし、学部によっては注意が必要です。

  • 教育学部 … 学校教育の可能性を否定、勉強の意義を否定、極端な教育論(完全な放任、極端な管理教育)、浅い教育論(仕事の能力と勉強は無関係など)は、好まれない可能性が大きいです。教育学部は、教員を養成するための学部であり、現在の学校教育を良い方向に発展させる発想を求められるからです。
  • 法学部 … 時と場合によっては法を破ってよい、法は不要であるというような発想は、避けるべきです。法学部では、基本的には法体系を信頼し、法を社会に生かすという方向で学ばれているからです。
  • 看護医療系の学部 … 重病の患者は早く死なせた方が幸せであるなど、人命を軽んじる発想は好まれません。看護医療は、QOLや尊厳死が論じられるようになったとはいえ、基本的には人命を救うことに存在意義があるからです。また、協調性やチームワークに対して否定的な意見も好まれません。現在の病院は診療やケアが複雑化しており、多くの人が協調することで成り立つからです。

以上、小論文の結論はどう書けばよい? でした。小論文の書き方を知りたい方は、クリックして次のページに進んでください。

 

 


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