【国際・外国語学部】小論文の例文・書き方・対策

   

この記事では、国際・外国語学部の小論文について例文・書き方・対策を公開しています。

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国際・外国語学部の小論文の過去問と対策

過去問例

  • 今の時代に中国語を学ぶ意義とは何か。(神田外語大)
  • 歴史を踏まえた上で、日本は東アジアとの関係をどのように構築していくべきだと考えるか、あなたの意見を述べよ。(名古屋市立大・改)
  • 08年度国語世論調査から「言葉より気持ちで察し合う方が大切」という傾向が見えた結果について、「言葉より気持ち」では言語力の衰頽になりかねないと述べた『2009年9月6日「毎日新聞」社説』を読み、「察し合い」と「言葉」のどちらをあなたは重視するか、それはなぜかなどの問題に答えながら、この社説に対するあなたの意見を述べよ。ただし、論述の中に次の語の内、少なくとも3つを必ず用いること。「コミュニケーション、和の精神、KY、外国語習得、国語力、自己主張、グローバル化、多様な文化との共存」(神戸市外国語大)
  • 「日本語の難しさ」について論じよ。(上智大)
  • 現在の日本は人口が減少しており、さらに高齢化についての問題点として、将来の労働力不足や医療も不十分になる。この問題についてあなたの意見を説明せよ。(国際教養大・改)もとの出題は英文、解答も英文。

対策

国際・外国語学部では、上の過去問の神田外語大、名古屋市立大、神戸市外国語大のように、「中国語」「日本と東アジア」「グローバル化」など、ズバリ諸外国や日本との関係とつながる語が含まれている出題があります。一方、上智大や国際教養大のように、一見日本について問うように見えて、実は日本と諸外国の比較や結びつきを問うものもあります。例えば、国際教養大の過去問は、中国や東南アジアから、多数の労働者を招くべきなのかが暗に問われています。

日本と諸外国の関係を問う出題では、日本独自の文化や事情と、国際化のどちらを優先するか、どう融合させてゆくかが記述のカギとなります。そのため、日本の文化をよく知っているほど、書きやすくなります。国際・外国語系に興味がある受験生は、日本の歴史や、平安期から江戸期にかけての文化・古典などへの関心が弱くなることがあります。日本史や古文に関心を払うことも重要です。

国際・外国語学部を受験する場合、政経の教科書・便覧や参考書で、戦後の主な国際問題(国際連合、冷戦、オイルショック、EUの問題、民族紛争、テロ問題など)を押さえつつ、同時に新聞やNews Week日本版などで、現在の国際問題を押さえてゆきます。入門編としては、各国で異なる世界地図を取り上げた、下の本がおすすめです。

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受験ネットから進呈

国際・外国語学部の小論文 例文と書き方

小論文の段落構成は、下の記事にあります。

例文「『日本語の難しさ』について論じよ。(上智大)」

結論:日本語は難しいと、諸外国からよく指摘されるが、本当に難しいのだろうか。私は、英語など西洋言語を絶対視する世界観が影響しているのではないかと考える。

具体的な体験:先日、高校の現代文の授業で、興味深い話を聞いた。日本語が主語を明示しないというのは誤りで、動詞や付属する助動詞などの形態によって主語を示す構造なのだという。例えば、「食べます」という日本語は、丁寧の助動詞によって、私が主語であることを明示している。「食べて」なら、あなたが主語であることは明確だ。英語などは主語を動詞の先に置くことで示すが、日本語は方法が違うだけである。難しいと言えば難しいのかもしれないが、単に少数の言語だからやっかいだと決めつけられているのではないだろうか。このほか、心情表現が豊かな点も、日本語が難しいと指摘される理由だが、英語にも牛や馬の表現が多数あり、文化の違いが本質にある。

具体的な内容:見てきたように、日本語は難しいというのは、日本の文化が世界のなかでは少数派に位置づけられることによる物言いだと言える。日本人がこれに同調してしまうのは、むしろ日本人であるがゆえに、日本語の仕組みを学んでいないことが背景にある。

結論:結論として、まず、日本人が日本語について学ぶことが重要である。最近は、入試に古典がない大学が増え、古典を学ぶ高校生が減っていると聞く。私たちは、古典や現代語の仕組みをしっかりと学び、外国人に自信を持って説明できるように準備してゆく必要がある。

書き方のポイント

国際・外国語学部では、どのような問われ方であっても、(日本人の受験生なら)日本人としての視点をもとに、諸外国との関係性を書いてゆくこととなります。多くの場合、多様性(個々の文化の尊重)と国際協調の2つの価値観が対立します。どちらの価値も重要ですが、小論文ではあいまいな結論は好ましくないため、どちらかにやや傾けた結論となるでしょう。例えば上に挙げた例文では、「日本語には日本語独自のルールがあり、決して難しいという問題ではないが、そう感じる諸外国の方の意見にも一理あり尊重はすべきである」のような、どっちつかずの結論は(たとえそれが本来であったとしても)避けるようにします。

※例文はやや短めに作成しています。

下の記事に、小論文対策の方法や、国際・外国語学部で出題に注意が必要なテーマを掲載しています。

小論文の学部別頻出テーマ

 

添削についてお困りの場合、以下をご覧ください(先着順です)。


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