【教育学部・幼児教育学部】小論文の例文・書き方・対策

   

この記事では、教育学部・幼児教育学部の小論文について例文・書き方・対策を公開しています。


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教育学部・幼児教育学部の小論文の過去問と対策

過去問例

  • あなたがある小学校または中学校の教師であるとする。ある児童(生徒)が、「先生,今まで読んだ本の中でおもしろかったものを教えて」と言うので、本を一冊紹介してあげることにした。具体的な書名をあげ、その本の魅力を紹介する文章を作成せよ。(東京学芸大)
  • 現在、国は小学校の特別活動の目標として「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図るとともに、集団の一員としての自覚を深め,協力してよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる。」と定めている(小学校学習指導要領)。あなたが小学校の教員になったら、どのような特別活動を行ってみたいか,考えを述べよ。(東京学芸大)
  • 漫画「サザエさん」が示す家族像に触れながら、あなたが考える「理想の家族」について、述べよ。(文教大・改)※家庭科専修者向けの出題ですが、他の専修希望者にも有用です。
  • 学校教育における競争についてあなたはどう考えるかを述べて、それを踏まえて、小学生または中学生に対して授業を行うとしたら、どのような授業を展開していくかを述べよ。その際に、あなたが設定した授業のテーマ、想定した児童・生徒の学年、及び大まかな授業の流れが分かるように述べよ。(広島大・改)
  • わかったつもりで実はわからないということについて、具体例をあげながら、自分自身の考えを述べよ。(大阪府立大)

対策

教育・幼児教育学部では、小学校や幼稚園など、実際の教育現場を想定した出題が目立ちます。理屈も重要ですが、実際に「何を」「どのように」「何のために」行うのかという観点が基本となってきます。

機会を得るのは難しいですが、実際に小学生に勉強を教えたり、幼児と接する機会を持ったりできればベターです。この場合、兄弟は先入観や予備知識があるため、観察が不十分になります。学校や塾、幼稚園・保育園の先生に、話を聞く機会がも重要です。もし機会がないようなら、河合隼雄氏の本を読むことで、ある程度カバーできます。河合隼雄氏は、心理学者ですが、教育に関して詳しく、教育業界にも賛同者が多いため、読んでおけば有利に働く可能性もあります。

教育学部・幼児教育学部の小論文 例文と書き方

小論文の段落構成は、下の記事にあります。

例文「わかったつもりで実はわからないということについて、具体例をあげながら、自分自身の考えを述べよ。(大阪府立大)」

結論:わかったつもりで実はわからないということ。これは、教育を目指す上では、ぜひ知っておかなけらばならない概念だと考える。

具体的な体験:私は、高校2年生の夏休み、ある予備校で、人気のある英語の講師の授業を受けた。5日間の講義はとても楽しく、ためになり、苦手な仮定法や話法をマスターできた気がした。しかし、夏休み明けの実力テストで、私は仮定法や話法の問題をほとんど間違えてしまった。今思い返すと、するすると頭に入る講義を聞いただけで、自分の言葉に直すノート作りや、自分の頭で解く問題練習を疎かにしたのが敗因だった。

具体的な内容:もし教える立場に立つとすると、1度の説明で分からせることが理想ではある。しかし、本来は対話や生徒に説明させるという場面なくしては、真の理解を与えることができないと思う。母は、重要なことについて、説明をしたあと「どうわかったのか説明して」と私に求めるのが常だった。今になって、母の意図するところが分かった気がする。

結論:わかったつもりで実はわからないということ。教育者は、子どもに何かを分からせることはできない。まず分かりたいと思わせなければならない。そしてヒントを与え、自ら考えさせなければならない。食べ物を消化させ栄養になってはじめて、教育と言える。そのためには、空腹にさせること、そして流動食を流し込むのでなく、自分で噛んで食べてもらうことが重要なのだ。

書き方のポイント

教育・幼児教育学部では、知識がなく全く書けないというタイプの出題は限られます。自らの体験を思い返し、それを具体例として、書くことができるテーマが多いです。そのため、国立大やトップクラスの私大では、書き上げただけでは差がつきませんので、次の3点のうちいくつかが必要です。

  • 結論が、具体例・体験・引用等で、正確に論理的に立証されていること(参考→【予備校直伝】これが小論文の書き方!その4)。
  • 教育に関して、本を読んだり、教師にアドバイスをしてもらったりした背景が感じられ、1段深い内容であること。
  • 子どもを教えた経験があったり、海外の教育と比較したりなど、独自の体験や角度があること。

一方、一般に、幼児教育学部の受験生は、文章自体が苦手なことが多くあります。この場合、採点者が一読で理解でき、一定の説得力を感じる文章が書けるだけでも合格圏内に入ることが可能です。対策としては、人より1作品でも多く書き上げ、添削を受けることです。また漢字の知識もポイントとなります。

※例文はやや短めに作成しています。

下の記事に、小論文対策の方法や、教育学部・幼児教育学部で出題に注意が必要なテーマを掲載しています。

小論文の学部別頻出テーマ

 

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