お子さんがそろそろスマホ適齢期。連絡手段にスマホや携帯を検討されている方に、将来の受験や依存症対策を重視し、国家資格を持つ教育専門家が分かりやすくアドバイスします!
居場所が分かり、連絡がつくのはよいですが、動画やゲーム依存や歩きスマホが心配ですね。費用も気になります。小学生向けの、安くかつ安心な機種を、年齢・学年別に教育専門家が説明します。
小学生なら、連絡機能(音声通話、LINE以外の安全なメッセージ機能)、制限機能(利用時間制限、ゲームや動画、SNSなどのインストール制限)は必須です。また、居場所確認機能は、確認に追われない「自動通知」をがおすすめ。はみっく、イオンモバイル、トーンモバイルは、子どもやファミリーがターゲットのため、常に先を行きます。
はみっく (月1100円/機種代12100円~)
はみっくは、これまでになかった小学生に絞り込んだスマホです。デザインが図抜けて良く、小さくても簡単な検索機能があり、写真も撮れるハミックは、子どもが持ち歩きたがるため、連絡や居場所確認が簡単です。
▼小3までなら小さく軽いはみっくポケット
▼小3以降も使うなら「検索」がしやすく勉強に使えるハミックミエルス。
▼キッズケータイHAMIC 公式
イオンモバイル (月1078円/機種代は30000円~が目安)
例えばdocomoのアハモがデータ通信量20GB以上しか選択肢がないのに対し、イオンモバイルは1GB単位で選べます。小学生をスマホ漬けにしないためには、学年÷2GBがおすすめ。例えば6年生なら3GBで、月1078円となります。
▼イオンはファミリーがターゲットのため、子ども向けの制限は昔から熱心。
▼中学生になってもiPhoneに負けない、Xiaomi(シャオミ、中国のアップルと呼ばれる)やOPPO(若い人の支持が厚く性能が良い)が選べます。
▼イオンモバイル 公式
トーンモバイル(月1100円/機種代は30000円~が目安)
子ども向けスマホの草分け、子ども向け専門メーカーです。お子さんの居場所を10分おきに確認しなくても、例えば学校を出たタイミングで通知が来ます。何か知らせたいときにも、同じ画面でメッセージが送れます。また、勉強時間には学習アプリや辞書だけ利用OKとするなど、こだわった設定が保護者のスマホかPCから、簡単にできます。
▼トーンモバイル 公式
イオンモバイルは、イオンモバイル 公式から、トーンモバイルは、docomoショップから端末を選びます。使い始めの学年×1万円で探すのがコツ。
小1・新小学生へおすすめスマホ 大画面スマホは「歩きスマホ」や動画への依存につながりやすく、コンパクト型を選びたい
小学1年生は何に注意すればいいの?
うちの子もいよいよ小学校1年生。自分で学校に通うなんて想像できないけど、どこに気をつければいいのかしら?
はい。小学1年生は、好奇心が旺盛で、同時にその好奇心が長時間は続かず、気が散りやすいという特徴を持ちます。
体力が旺盛で、1日中動き回っていることも多いです。また物理的に視野が狭い(例えば目先の食べ物に目を取られ、周辺の飲み物をひんぱんにこぼす)という特徴もあります。(以上は一般的特性と呼ばれ、多少個人差があります)。
結果として、交通事故が多い学年で、特に歩きながらの事故は、7歳がピークとなっています。とくに「飛び出し」が多く、自宅・小学校・公園周辺の見通しの悪い場所の把握は必須です。
学校の勉強では、ひらがなを正しく書ける、文章の音読ができる、和と差(足し算と引き算)の計算ができることがポイントとなります。また、45分間座って集中できることも、大切です。
小学1年生のスマホ選びのポイントは?
好奇心旺盛で体力もあるけど、注意力散漫。歩きながらの交通事故が多く、ひらがなや音読も大事。どんなスマホが必要なのかしら?
はい。小学校1年生にスマートフォンや携帯を与えた親は、「通話機能」や「居場所確認」はたまに使う程度だが、安心材料にはなったと答えています。
親子が一緒に行動することが多く、通話機能や居場所確認機能の出番は少ないですが、子どもに留守番をさせたときは安心できたと言います。5~6歳は約半数の子が初めての留守番を経験する年齢(学研の調査結果)です。また、迷子の際には、通話機能や居場所確認は大変安心です。防犯ブザー付きのスマホなら、子どもがスイッチのひもを引っ張れば、すぐに親のスマホに連絡が来ます。
また、交通関係でヒヤリとしたことがあるという声も目立ちます。スマホ関連でいちばん気を付けたいのが、歩きながらの交通事故。大人でも使うようなスマホは画面が大きく動画や文字を見ながら歩くモチベーションにつながり、交通事故に遭って欲しいと与えているようなものです。
同時に大画面スマホほど、没入感が強くのめり込みやすいと言われています。
想像できる? 小学校1年生には、ひらがなを書く、鉛筆を使って足し算や引き算をする、絵本を読むといった時間が大切なの。動画が見やすい大画面スマホは、子供の将来を真っ暗にしたい親だけが与えてください!
小学校1年生には、①緊急時には通話や居場所確認ができ、②画面が小さめで動画やゲームは動かしづらい端末がおすすめです。同時に、③目を離す時間(就寝時)には、自動的にスイッチがオフになる機能も必須です。
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
はみっくポケットは、小1から小2までを目安に、安く準備したいときに
はみっくポケットで目を引くのが、子ども手にすっぽり収まる、かわいらしいデザイン。クマのキャラクターも良いし、卵型は、嫌いという子はいないわよね。
はい。サイズはiPhoneよりも、ふたまわり小さく、大人の握りこぶし程度です。
画面はシンプルで、小さなお子さんでも、直感的に操作できます。
また、かなりコンパクトですが、Google検索が可能です。例えば「春の七草」で検索すれば、七草のリスト、写真、解説などをチェックできます。(春の七草は、中学受験で頻出の知識です)
文字入力は、ひらがなや漢字に関しては、大人の大きな指でも問題なく、どのサイトもレイアウトは崩れず、文字も読みやすいです。ただ、快適な入力とは言えず、勉強に使わせたい小3以上まで使わせるなら、上位機種のはみっくミエルスがおすすめです。
また、ゲームについては、インストールはできても画面が小さく操作が難しい場合が多く、おまけ程度と考えておいてください。動画は、画面が小さいだけで、通常通りに見ることはできます。
従来のキッズケータイは、文字通り「携帯電話」で、スマホにはない防犯ブザーがつくメリットはあるものの、通話や簡単なメッセージのやり取り程度に機能が限定されていました(見た目をスマホに似せた機種も同様で、単なる電話機です)。
そのため、子どもが家に忘れてゆく、寝る前の充電を忘れるなど、連絡や居場所確認機能が生かせないケースが多くありました。
一方、はみっくポケットは、画面が小さいだけで動画も見られますので、子どもが愛着を持って、持ち歩くはずです。もちろん、動画の使用制限も可能ですし、そもそも動画に入りびたらないようなギガ(データ通信容量)に設定されています。
使用時間制限
使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。お子様の学力や視力を守るために、30分がおすすめ。また「今夜の休息時間」という形で、使用禁止の時間帯の設定もできます(21時~7時がおすすめ)。
ゲーム等アプリの制限
お子様がゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますがはみっくポケットは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
なお、はみっくポケットは画面が非常に小さいため、細かいタップができず、シンプルなゲームでもうまく遊べないことは多いです。ゲームはおまけ程度と考えてください。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
LINEがあればいいと、軽視しがちですが、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、周りのお友達の大半が使い始めるまで使わせない、というのが情報通のお母様の選択です。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic POCKETの月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代504円(一括12100円)
月額利用料1100円
合計1604円
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
はみっくミエルスは、学力アップに期待したい場合、長く使わせたい場合に
はみっくの新製品、はみっくミエルスはサイズが大きくなった分、とにかく検索しやすいのが特徴よ。
はみっくポケットは光沢感の強いカバーが特徴でしたが、ミエルスは、飽きの来ないツヤ消し加工で、やさしい感じの手触りです。
はみっくミエルスの特徴は、サイズの分、文字入力と検索が圧倒的にやりやすくなり、電池切れのリスクが減ったことです。
従来製品のはみっくポケットは、上の写真のように、英文字(JISキーボード配置)が打ちにくいのがデメリット。
小1なら英文字はまだ使わないし、保護者には関係ないと思われるかもしれません。しかし、開通のさいに、驚くほど四苦八苦します。また、時間外の利用を子どものスマホ(はみっくポケット)上で直接許可する場合などに、Googleの暗証番号入力が必要であり、ときどきメールアドレス自体の入力を求められることがあります。これも想像以上に苦労します。
また、はみっくポケットは、ぴったり1日利用するにはちょうどよい電池容量がありますが、動画を長めに見る、何かをインストールするなど、フルに使用すると、夕方ごろ残量が厳しくなります。
忙しい時に、親が細かいキーワードで英文字の暗証番号を入力するのは一苦労。何度くり返しても、うまく入力できないこともあります。その点で、2年遅く発売された改良型のはみっくミエルスは、親のストレスがありません。
また、小学校1年生のうちは検索機能は使用しないかも知れませんが、小3の頃まで使わせるなら、お子さんにとっても文字入力のスムーズさは必要です。中学受験をする子どもは、早ければ小3から塾に通い、スタートを切ります。中学受験をするしないはさておき、子どもの学力や将来を考えると、小3は1つのポイントとなります。
自宅、学校、公園をぐるぐる回る小1~小2に対し、行ったことのない住宅地の隅などを探検し始め、行動範囲が拡大するのが小3です。小3まで使わせるなら、居場所把握時の電池切れを考えても、はみっくポケットよりも電池持ちを強化したミエルスがおすすめです。
使用時間制限
使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。お子様の学力や視力を守るために、30分がおすすめ。また、使用禁止の時間帯の設定もできます(21時~7時がおすすめ)。
ゲーム等アプリの制限
お子様がゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますがはみっくミエルスは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
はみっくミエルスは、高度なゲームができるようなスペックは備えていませんが、例えばポケモンスリープのように、親がやらせたい「ハマりにくい」ゲームは十分対応します。逆にスピード感や音、音楽の刺激でハマりやすいゲームは、スペックや画面サイズから取り組みづらく好都合です。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
LINEがあればいいと、軽視しがちですが、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、周りのお友達の大半が使い始めるまで使わせない、というのが情報通のお母様の選択です。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic MIELS(はみっくミエルス)の月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代1237円(一括29700円)
月額利用料1100円
合計2327円
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
もしもHamic POCKET(はみっくポケット)とHamic MIELS(はみっくミエルス)で迷ったら
検索のしやすさや電池持ちから考えると、勉強が本格化し、活動範囲が広くなる小3まで持たせるなら、はみっくミエルスが合います。とりあえず小2まで使わせ、買い替える予定ならはみっくポケットで十分です。
3年間使うとすると、「持ち始めの学年別」に下のパターンが推奨です。はみっくミエルスは、中学に上がると、ややデザインや機能性に抵抗感を持つかもしれません。ただし、子どもによっては中1までなら気にしないでしょう。
持ち始めの学年 | 園児 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 |
与えたい機種 | ポケット | ミエルス | ミエルス | ミエルス | ミエルス(小6までは3年間は使える) | OPPO | OPPO | OPPO |
小学2年生となると、そろそろ連絡等でスマホや携帯の必要性を感じます。将来の受験や依存症対策を重視し、国家資格を持つ教育専門家が分かりやすくアドバイスします!
小2へおすすめスマホ 「学習習慣の土台作り」を邪魔するスマホを選ぶと、お子さんの将来に暗雲。制限機能が決め手。
うちの子もいよいよ小学校2年生に進級。小学校にも慣れてきたようだけど、どこに気をつければいいのかしら?
はい。学校にも慣れてくる小2は、好奇心が強くなり、視野が広がる時期です。お友達との交友関係も広がって来ます。同時に、45分間勉強に集中することができるようになり、学習習慣の土台ができる大切な時期です。また、お子さんの性格にもよりますが、小さな嘘をつくこともある年代です。
スマホ選びで大切なことは、勉強の習慣づくりを邪魔しない「親子の約束」または「制限機能」です。勉強の習慣作りには、①決まった場所で、②決まった時間に、③ながら勉強を避けるということが必要です。例えば、夕食後の19時からを勉強時間とする場合、スマホは親が預かる、または遠隔操作で機能を止められるスマホを選ぶことが必要です。
気になるのは、小2の段階でお友達同士でLINEのやり取りをするのかどうか。統計を見ると、小学校低学年では81%が未使用です。お友達関係に気づかい、LINEを利用させる必要はありません。
LINEは、通知が気になったり、嫌われないように返信をしたりと、小2生にとって重要な家庭学習の習慣の芽を摘み取ってしまします。親子間などの連絡をLINEに頼らない機種を選ぶことも重要です。
最後に、小2生は、誕生日を迎えるまでは7歳。7歳は歩行中の交通事故が最も多い年齢であり、歩きスマホをしづらいような機種選びが必要です。
小学2年生のスマホ選びのポイントは?
わが子の視野や交友関係の広がりを歓迎しながらも、落ち着いた家庭学習の習慣も身につけさせたいのが小2ね。どんなスマホが必要なのかしら?
はい。小学校2年生にスマートフォンや携帯を与えた親は、「通話機能」や「居場所確認」はたまに使う程度だが、安心材料にはなったと答えています。ただし、毎週のように通話をする家庭も、小2では3軒に1軒程度あります(ドコモ モバイル社会研究所)。
小学校2年生の間には、ほぼ全員のお子さんがお留守番を経験します(学研の調査結果)。なかには、親のつき添いなしで、公園や親類の家に出かける子もいます。そのため、「通話機能」や「居場所確認」は、使用頻度はそこまで多くないもののあってよかった機能とも答えています。
購入前に気づきにくいのが、居場所確認は子どもがスマホを持ち歩くことが大前提。子どもが愛着を持つようなデザインで、ポケモンスリープなど、かんたんなゲーム程度はできる機種がおすすめです。ただし、画面が大きく、動画やゲームに適したスマホは与えてはいけません。
想像できる? 小学校2年生は、家庭での学習習慣が拡大するか、立ち消えてしまうかの境界線なの。動画やゲーム浸りになりやすい、親やお下がりの大型スマホを与えるというのは、「何とかして勉強の習慣がない子に育って欲しい」と言っているようなものよ。
小学校2年生には、①通話や居場所確認ができ(3軒に1軒程度は定期的に通話、ほかは緊急時や迷子に備えて)、②画面が小さめで動画やゲームは動かしづらい端末がおすすめです。同時に、③目を離す時間(就寝時)には、自動的にスイッチがオフになる機能も必須です。
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
はみっくポケットは、使用期間は短くても、安く準備したいときに
はみっくポケットで目を引くのが、子ども手にすっぽり収まる、かわいらしいデザイン。クマのキャラクターも良いし、卵型は、嫌いという子はいないわよね。
はい。小1の段階では、公園にも親が付きそったといご家庭が多いのではないでしょうか? 小2では、(地域の治安やご家庭の方針、お子さんの性格にもよりますが)近所の決まった公園なら、ひとりで出かけてもよいという家も出てきます。
そのようなときに役立つのが居場所把握の機能なのですが、お子さんがスマホを気に入って持ち歩き、肌身外さないことが大前提です。その点で、デザインとコンパクトさにこだわった機種は、おすすめできます。
はい。サイズはiPhoneよりも、ふたまわり小さく、大人の握りこぶし程度です。首から下げることもでき、小2くらいのお子さんでも負担感を感じない、専用の安全装置付きストラップが準備されています。
小2のお子さんは、小1ほど注意散漫ということはなくなってきますが、逆に好奇心は増す年齢ですので、エレベーターや遊具、樹木など、思わぬ場所にストラップがひっかかることもあり、メーカー純正の安全装置付きストラップは必須とも言えます。
画面はシンプルで、小さなお子さんでも、直感的に操作できます。
また、かなりコンパクトですが、Google検索が可能です。例えば「春の七草」で検索すれば、七草のリスト、写真、解説などをチェックできます。(春の七草は、中学受験で頻出の知識です)
文字入力は、ひらがなや漢字に関しては、大人の大きな指でも問題なく、どのサイトもレイアウトは崩れず、文字も読みやすいです。ただ、快適な入力とは言えず、勉強に使わせたい小3以上まで使わせるなら、上位機種のはみっくミエルスがおすすめです。
はみっくポケットは、防犯ブザーつき。
外観だけがスマホ風のキッズ携帯も多いなか、画面が小さいだけで動画も見られますので、子どもが愛着を持って持ち歩くはずです。もちろん、動画の使用制限も可能です。
なお、ゲームについては、インストールはできても画面が小さく操作が難しい場合が多く、おまけ程度と考えておいてください。
使用時間制限
総使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。お子さんの学力や視力を守るために、1日30分がおすすめ。
小2の最優先事項は、家庭での勉強習慣の確立です。Googleファミリーリンクは、利用時間帯制限の機能には乏しく、「今夜の休息時間」という形で眠る時間の設定しかできません。
そのため、例えば夜7時から勉強を始める場合、19時~7時に「今夜の休息時間」を設定し、勉強が終わってスマホを利用したいと子どもが言い出した時に、「今日だけ」ロック時刻を変更する機能を使用します。親のスマホの、Googleファミリーリンクアプリから、比較的簡単に変更できます。
ゲーム等アプリの制限
子どもがゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますがはみっくポケットは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
なお、はみっくポケットは画面が非常に小さいため、細かいタップができず、シンプルなゲームでもうまく遊べないことは多いです。ゲームはおまけ程度と考えてください。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
LINEがあればいいと、軽視しがちですが、はみっくは、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、クラスでLINEグループができ、入らないと日常生活に支障をきたすという段階まで、使用しないのがおすすめです。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic POCKETの月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代504円(一括12100円)
月額利用料1100円
合計1604円
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
はみっくミエルスは、学力アップに期待したい場合、長ければ小6くらいまでは使わせたい場合に
はみっくの新製品、はみっくミエルスはサイズが大きくなった分、とにかく検索しやすいのが特徴よ。
はみっくポケットは光沢感の強いカバーが特徴でしたが、ミエルスは、飽きの来ないツヤ消し加工で、やさしい感じの手触りです。
はみっくミエルスの特徴は、サイズの分、文字入力と検索が圧倒的にやりやすくなり、電池切れのリスクが減ったことです。
小2まではGoogle検索を使うことは少ないはずですが、小3からは逆に使わせた方が学力がつきますし、ほかのお子さんに差がつきます。
従来製品のはみっくポケットは、上の写真のように、英文字(JISキーボード配置)が打ちにくいのがデメリット。
小2なら英文字はまだ使わないし、保護者には関係ないと思われるかもしれません。しかし、開通のさいに、驚くほど四苦八苦します。また、時間外の利用を子どものスマホ(はみっくポケット)上で直接許可する場合などに、Googleの暗証番号入力が必要であり、ときどきメールアドレス自体の入力を求められることがあります。これも想像以上に苦労します。
また、はみっくポケットは、ぴったり1日利用するにはちょうどよい電池容量がありますが、動画を長めに見る、何かをインストールするなど、フルに使用すると、夕方ごろ残量が厳しくなります。
忙しい時に、親が細かいキーワードで英文字の暗証番号を入力するのは一苦労。何度くり返しても、うまく入力できないこともあります。その点で、2年遅く発売された改良型のはみっくミエルスは、親のストレスがありません。
また、小学校2年生のうちは検索機能は使用しないかも知れませんが、小3は早い子は塾にも通い始める年齢で、お子さんにとっても文字入力のスムーズさは必要です。
好奇心の対象が徐々に広がる小2なら、例えば親子で出かけたさいに、調べものをしたり、写真をとったりすることも考えられます。居場所把握時の電池切れを考えても、はみっくポケットよりも電池持ちを強化したミエルスがおすすめです。
使用時間制限
使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。お子様の学力や視力を守るために、30分がおすすめ。
小2の最優先事項は、家庭での勉強習慣の確立です。Googleファミリーリンクは、利用時間帯制限の機能には乏しく、「今夜の休息時間」という形で眠る時間の設定しかできません。
そのため、例えば夜7時から勉強を始める場合、19時~7時に「今夜の休息時間」を設定しておき、勉強が終わってスマホを利用したいと子どもが言い出した時に、「今日だけ」ロック時刻を変更する機能を使用します。親のスマホの、Googleファミリーリンクアプリから、比較的簡単に変更できます。
ゲーム等アプリの制限
お子様がゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますがはみっくミエルスは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
はみっくミエルスは、高度なゲームができるようなスペックは備えていませんが、例えばポケモンスリープのように、親がやらせたい「ハマりにくい」ゲームは十分対応します。逆にスピード感や音、音楽の刺激でハマりやすいゲームは、スペックや画面サイズから取り組みづらく好都合です。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
LINEがあればいいと、軽視しがちですが、はみっくは、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、クラスでLINEグループができ、入らないと日常生活に支障をきたすという段階まで、使用しないのがおすすめです。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic MIELS(はみっくミエルス)の月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代1237円(一括29700円)
月額利用料1100円
合計2327円
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
もしもHamic POCKET(はみっくポケット)とHamic MIELS(はみっくミエルス)で迷ったら
検索のしやすさや電池持ちから考えると、勉強が本格化し、ひとりでのお出かけが日常化する小3以降まで持たせるなら、はみっくミエルスが合います。とりあえず小2の間だけ使わせ、買い替える予定ならはみっくポケットで十分です。
3年間使うとすると、「持ち始めの学年別」に下のパターンが推奨です。はみっくミエルスは、中学に上がると、ややデザインや機能性に抵抗感を持つかもしれません。ただし、子どもによっては中1までなら気にしないでしょう。
持ち始めの学年 | 園児 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 |
与えたい機種 | ポケット | ミエルス | ミエルス | ミエルス | ミエルス(小6までは3年間は使える) | OPPO | OPPO | OPPO |
ポケット、ミエルス →キッズケータイHAMIC 公式
小3へおすすめスマホ お友達との行動が増え「居場所確認」は必須。出入り通知機能がないと、お母様の手間は激増!
小学3年生は何に注意すればいいの?
うちの子もいよいよ小学校3年生に進級。何とか家庭学習の習慣もついて中学年に上がるのだけど、どこに気をつければいいのかしら?
はい。小1・小2と失敗をしながらも視野や行動範囲、友人関係を広げてきた子どもは、小3ではその広がった領域のなかで、自主的に行動しようとします。親子から、単独または仲の良いグループでの行動が増え、トラブルも増えてくる年代です。
勉強面では、抽象という概念が登場し、算数では割り算・分数が登場するなど、将来的なキャリアの成否を分ける大きな分岐点となります。
スマホ選びで大切なことは、①視野の拡大や勉強のレベルアップに応え「検索機能」を与える、②居場所確認機能や連絡機能(ただしLINEは避ける)、③動画やゲームの制限機能です。
気になるのは、広がる交友関係に備え、LINEを使用させるかどうかです。
統計を見ると、小学校低学年では81%が未使用です。お友達関係に気づかい、LINEを利用させる必要はまだありません。親子間では、スマホに付属の専用メッセンジャーの利用がおすすめです。
小学3年生のスマホ選びのポイントは?
興味の対象や行動範囲、お友達関係の視野が広がり、親子での行動が少し減るのが小3ね。単独行動やお友達とのコミュニケーションを考えると、どんなスマホが必要なのかしら?
はい。小学校3年生にスマートフォンや携帯を与えた親は、「通話機能」はたまに使う程度だが、安心材料になったと答えています。ただし、毎週のように通話をする家庭も、小3では5軒に1軒程度あります(ドコモ モバイル社会研究所)。
小2までなら、留守番中の子どもとのやり取りなどが基本でしたが、小3以降は、子ども同士で少し離れた公園などに出かけることもあります。そのため、小2までは出番が少なかった「居場所確認機能」が重要となります。
その際に、お子さんが移動しそうなタイミングに何度も確認ボタンを押し、家事や仕事の邪魔になることも多く、自動通知機能は必須です。
また、自我が確立し、自分の行動は自分で決めるようにもなってきます。その時に、スマホ選びを間違えてしまうと、動画やゲームにのめりこむことになってしまいます。この時間を極力「検索」に充てるように動機づけると、子どもの将来は180度変わってきます。
想像できる? 小学校3年生になると、交友関係が育ち、親の目が届かない時間も急激に増えるの。お友達が見ているからと動画ばかり見るお子さんと、検索機能を使うお子さんで、1日に30分の違いだとしても、年間では致命的な差になるのよ。
小学校3年生には、①居場所確認がスムーズ(自動通知機能)、②動画やゲームの制限機能(できれば小さめの画面がのめり込まない)を備えた端末がおすすめです。同時に、③目を離す時間(勉強時間や就寝時)には、自動的にスイッチがオフになる機能も必須です。
はみっくミエルスは、学力アップに期待できるスマホ。LINE不要なら小3から小学校卒業までしっかり使えます
はみっくミエルスは、初期のはみっくポケットを大幅改善。手になじむサイズ感は、検索しやすく、のめり込みづらいミニゲーム(ポケモンスリープなど)に向いているわ。
はい。小3の平均身長は約135cm。手のサイズは身長に比例しますので、大人用スマートフォンの8割くらいのサイズ感がちょうど良いです。すると、はみっくミエルスは、小学校中~高学年にはぴったりです。
小3は、小学校での学習内容が難しくなり、分数や抽象的なことがらなど、将来を分ける内容が多いです。そのため、検索はしやすいが、ゲームや動画に没入しづらいサイズ感は、ぜひおすすめしたい機種です。
はみっくミエルスは、ポケットに比べれば金額が高い感じはしますが、サイズの分、文字入力と検索が圧倒的にやりやすくなっています。お子さんが将来、高額な個別指導塾で手取り足取り見てもらわなければならない学力に育てば、10万20万はおろか50万円以上がすぐに飛びます。1万7600円の差は、必ず取り戻せる先行投資です。
くり返すようですが、はみっくポケットは文字入力がしづらく検索は、おまけ程度。小2までの利用がおすすめです。
はみっくエルメス(188.3g)は、ポケット(118.5g)より少し重くなります。しかし、首にかけての利用も可能な重さです。
デザインの良さは相変わらずで、簡単な検索やポケモンスリープなど質の良いミニゲームも可能なスペックも相まって、子どもがそばに置きたがるため、居場所確認が確実です。
子ども用のスマホは、機能が豊富でも、子どもが持ち歩く魅力がなければ、安全管理上意味がありません。また、キッズ携帯のように機能に乏し過ぎても、子どもは大切にしないため、同じです。その点で、はみっくミエルスは、「子どもが欲しい機能」+「大人が欲しい機能」+「デザイン」のバランスがよく取れています。
使用時間制限
使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。子どもの学力や視力を守るために、30分がおすすめ。
小3の課題は、小2で確立した家庭での勉強習慣を定着させ、時間を少し伸ばすことです。Googleファミリーリンクは、利用時間帯制限の機能には乏しく、「今夜の休息時間」という形で眠る時間の設定しかできません。
そのため、例えば夜7時から勉強を始める場合、19時~朝7時に「今夜の休息時間」を設定しておきます。もし、勉強が終わってスマホを利用したいと子どもが言い出した時に、「今日だけ」ロック時刻を(例えば21時に)変更する機能を使用します。
ゲーム等アプリの制限
子どもがゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますが、はみっくミエルスは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
はみっくミエルスは、派手なパズルゲームや、高度な通信型ゲームができるようなスペックは備えていませんが、例えば「ポケモンスリープ」のように、シンプルで質の高いミニゲームには十分対応します。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
LINEがあればいいと、軽視しがちですが、はみっくは、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、クラスでLINEグループができ、入らないと日常生活に支障をきたすという段階(通常は高学年。中学に入るまで使用しない子も6割弱)まで、使用しないのがおすすめです。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic MIELS(はみっくミエルス)の月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代1237円(一括29700円)
月額利用料1100円
合計2327円
トーンモバイルは、LINE導入可能なスマホ。制限機能が厳しく、中3まで使えます
小3だとサイズ感からもはみっくミエルスが最適には感じるんだけど、LINE導入ができないのよね……。
はい。低学年はもちろん、LINE利用のない高学年でも、制限機能が充実し、何より電波が安定しているはみっくミエルスは、おすすめ度が高い機種です。
小学校低学年までは、LINE利用率はわずか19%で心配はいりません。しかし、高学年になると、44%程度の利用率があり、先々まで使わせるなら、LINE導入が可能な機種でというご家庭もあります。その場合、トーンモバイルが良いでしょう。
トーンモバイルは、全国のキムラヤ、一部のTSUTAYAを相談窓口にする、スマホ会社です。2014年に、子ども用家電・マイファーストソニー(写真)を参考に、わが国初の格安キッズスマホを発売した、草分け的なメーカーです。
写真はトーンモバイル専用機種ですが、現在は端末(スマホ)の製造をやめ、docomo対応の機種から自由に選べるようになっています。面倒に感じるかも知れませんが、自宅でトーンモバイルのミニカード(SIMと呼ばれるもの)を差し込むだけですので、お子さんでも開通できるほど簡単です。
テナント料や人件費がかさむ専売店を持たず、テレビCMを最小限に抑え、回線速度をやや落とすことで、きわめて格安の料金体系を実現しています。
少な目の写真を使ったwebサイト(Yahoo!ニュースのイメージ)に合わせた電波強度なのですが、移動中など電波状況は刻々と変わるもの。ときには写真が多いサイトを開くこともあり、不便を感じることもあります。動画にも使える高速チケットは、1GB330円と業界内では格安ですが、電波状況を判断してスイッチをオンオフするのは、結構なストレスになります。
それでもトーンモバイルが長く売れ続けているのは、子ども向きに特化しているからなのよね。
はい。最大利用時間と就寝時間しか制限できないスマホが多いなか、ポケモンGOは1日1時間以内、YouTubeは親の目が届く19時~20時だけのようなこだわりの設定が、親のスマホやパソコンから簡単にできるのは、トーンモバイルだけです。
アプリ(の許可は、子どもからのリクエスト式のため簡単です。許可する場合でも、アプリごとに時間を制限(使用時間帯または総使用時間)できます。
さらに、トーンモバイルe21とe22では、居場所確認やメッセージのやり取りがLINE形式ででき、さらに簡単になっています。
デパートで迷子になった子どもの居場所もばっちり! わざわざ居場所確認のボタンに行かなくても、「#いまどこ」と打つだけなんですよ。
さらに、毎日の居場所確認は意外に面倒。駅などを登録すれば、子どもが通過したときに、自動通知もしてくれるのよ。駅のほか、自宅や学校、公園、習い事の先を登録するといいわよ。
ほかの機種の場合、子どもの帰宅時刻などを見計らい、何度となくアプリを起動させ、居場所確認ボタンを押し、さらに別のアプリに移りメッセージを送信という作業を毎日くり返すことになります。
トーンモバイルでは、子どもが学校を出たら自動通知音が鳴り、同じ画面で(何か用事があれば)メッセージを送るだけです。
※はみっくミエルスは、自動通知機能はありますが、Hamicという名前のメッセージアプリは別ですので、トーンモバイルよりはひと手間多いです。
また、ほかのスマホではほとんど見られない、歩きスマホ警告の機能もあります。これだけの機能が、標準プランに含まれ、無料で使用できます。
概要 | 月額料金 |
基本プラン | 1100円 |
機種代 | 最低でも15000円以上の機種がおすすめ |
docomoショップで端末を購入したらどうなるの?
トーンモバイルを使用する場合、端末は町のdocomoショップでも購入できます。ただし、ドコモ契約を勧めるケースが多く、手数料も上乗せされますので、できればオンラインショップがおすすめです。参考として、アハモの契約内容を説明しておきます。
アハモ | トーンモバイル | |
月額料金 | 2970円 | 1100円 |
電波(ギガ) | 20GBまで無制限 | webサイト閲覧は中速無制限 動画等は1GB=330円 |
居場所確認 | Googleファミリーリンクで可能だが現在地確認機能だけ | 内臓 ・現在地把握 ・自宅や学校、公園、習い事への出入りの自動通知 ・居場所確認後メッセージアプリの立ち上げ不要 |
メッセージ | 主にLINEを使用のためリスクあり | 親子専用のメッセージアプリ内蔵 (居場所確認と一体化しており便利) |
通話 | 22円(税込)/30秒 ※5分まで無料 | 19.8円(税込)/30秒 ※月1045円の追加で5分以内無料 |
アプリ制限 | ・インストールをブロック ・アプリごとに上限時間を設定(ただしYouTubeは制限をしても、検索から見ることができあまり意味はありません) | ・インストールをブロック ・アプリごとに上限時間を設定(YouTubeは電波強度的にそもそも見づらい設計) ・アプリごとに使用時間帯を設定 (例えば勉強時間には、学習アプリや辞書だけ許可するなど小回りが効く) |
どの機種を購入したらいいの?
トーンモバイルは、制限機能は良さそうなんだけど機種選びがめんどうよね?
はい。以前あったオリジナル機種の製造は休止したため、端末を選ぶ手間は増えました。しかしオリジナル端末はデザインがかわいらしい(カッコイイ)とは言えず、子どもが気に入らないリスクもあったため、朗報とも言えます。
学年に合ったスマホの機種の選び方は、ズバリ端末代が学年×1万、アンツツという性能スコアも学年×10万を超えることです。アンツツは耳慣れない方が多いと思いますが、スマホがどの程度スムーズに動くかの目安です。低すぎると居場所確認ができなかったり、子どもが強いストレスを感じたります。
学年 | 端末代の目安 | 性能スコア(アンツツ総合スコア) | 目安 | |
3 | 3万円以上 | 30万点以上 | ||
4 | 4万円以上 | 40万点以上 | ||
5 | 5万円以上 | 50万点以上 | 大人が使用可能な最低限のスコア | |
6 | 6万円以上 | 60万点以上 | ||
中学生 | 7万円以上 | 70万点以上 | ||
高校生 | 8万円以上 | 80万点以上 | 3Dゲームを動かすには100万点が必要 |
例えば、小3なら、ドコモのオンラインショップで3万円以上のスマホを確認します。
例えば、少し安めですが上のような機種が出ます。デザインを見比べて、Google Pixel 7aがお子さんに良いと感じた場合、「Google Pixel 7a アンツツ」で検索します。
アンツツのスコアは、約73万もあり、中学生でも使用できるレベルでした。これで購入を決定して構いませんが、もう少し調べたい場合「Google Pixel 7a 価格コム」で検索します。
満足度・レビューを見ると3.81点。本来は4点が目安で何か欠点があるはずです。レビューを開いて、欠点を探すと「電池持ちが悪い」が複数ありました。これを気にしないなら買いと言えます。
基本は、小3なら値段が3万円、アンツツが30万点あれば十分です。ただ、ときどきハズレ機種もありますので、念のため「機種名 価格コム」でも検索し、レビュー(学年問わず4点以上が目安、レビュワーは価格も考慮して採点しているため)も見ておくと安心です。
あとは購入(一括、分割、カエドキプログラムのいずれも可)するだけですが、ドコモオンラインショップでは、機種だけ(白ロム)購入のリンクが目立たないようになっています。購入手続きに進む、dアカウントでログインの後にようやく出てきますが、目立たない青字のリンクですのでご注意ください。
なお店頭では、白ロム販売を渋るケースがあり、販売する場合でも手数料が上乗せになりますので、断然オンラインショップがおすすめです。
トーンモバイルの中速無制限とは?
トーンモバイルは、Webサイト閲覧は無制限、動画はチケット制というのは、分かりづらいわよね?
はい。トーンモバイルは、ドコモの電波の余力を安く購入していますが、通信速度を低めに設定しており、0.5Mpsという速度(ダウンロード速度)が、最低保証速度の目安になります。不安を感じるかも知れませんが、動画やネットワークゲームを除くと、0.5Mbps(ダウンロード速度)あれば、かなり多くのことができます。
- できること メール、LINE、LINE電話、LINEビデオ通話、Twitter、Facebook、Amazon Music、Spotify(音楽)、ラジオ配信、ウェブサイト(ニュース、Wikipediaなど)、AbemaTV、TVer(民放の見逃し配信)、dTV(ふつう画質)、YouTube(240~360pの画質)、Hulu、DAZN(ビデオ、ライブ)
- 時間がかかる 写真の多いウェブサイト(表示に30秒かかる場合も)
- できないこと 楽天市場、Amazon、YouTube(480pの画質)、dTV(きれい画質)、dマガジン、楽天マガジン、Amazonプライムビデオ(SD画質)、WOWOWオンデマンド、ネットワークゲーム
くわしい速度測定の結果は、下のページにあります。
トーンモバイルの通信速度を全国で計測(準備中です)
一般に、動画はYouTubeのアプリのインストールを許可しない状況でも、インターネットからもアクセスでき、子どもは、何時間も見続けてしまいます。通信速度の面から、動画閲覧に制限を設けるというのは、悪いことではありません。
しかしながら、現在のウェブサイトは、写真を多用したものが多くなっています。そういったサイトの表示に時間がかかることもあり、お子さんなりにストレスを感じるはずです。とくに、お友達のスマホと比較した際に、不満を持つ可能性もあります。
そのため、電波状況がよくかなり混雑した場所でもスムーズに使用できるはみっくミエルスとの比較が必要ですが、LINE導入の可能性があるならトーンモバイルで決まりとなります。
※安心オプションは月500円です。もし3年後にスマホが壊れた場合、3年分の保証料18000円に端末交換手数料を足すと23000円。端末価格(19800円/e22の場合)とより高くなります。壊さなければ全てかけ捨てになります。心配な場合、月500円ずつ貯金箱に貯金しておくと、安心です(壊れなかった場合、3年後に18000円のおこづかいになります)。
小4へおすすめスマホ 勉強が本格化し、お子さんが気に入った端末で「検索」をする習慣がつくかが将来の分かれ目
小学4年生は何に注意すればいいの?
うちの子もいよいよ小学校4年生に進級。何とか勉強についてきたし、お友達もできたけど、よく聞く「小4の壁」は不安よね。
はい。小1~小2で家庭学習の習慣を作り、小3では英語やかんたんな分数・小数も乗り越えてきたお子さんは、大変たくましく育っていると思いますが、小4では勉強面で1つの壁があります。
小4では、細かな分数・小数が登場し、抽象度が高くなります(現実社会でイメージしづらくなるということ)。国語も抽象的な言葉が増えてきます。多くのお子さんが勉強面で挫折を感じる時期です。
また、小3までの人間関係と比べ、小4以降は深いつながりができ、トラブルや仲間はずれも増えてきます。実際に小3まではじゃれ合うだけだった友達関係が、大人に近いものになり、うまくいかなくなったと感じる子どもは多くいます。
同時に、自転車を乗りこなし、行動範囲が広まることも特徴です。
スマホ選びで大切なことは、①特に英語、国語の勉強のレベルアップについてゆける「検索機能」を与える、②行動範囲の拡大に備えた居場所確認機能、③動画やゲームの制限機能です。
小4で気になるのは、広がる交友関係に備え、LINEを使用させるかどうかです。
LINE自身が推奨年齢を12歳(小6の誕生日以降)としているように、年齢的にはトラブル(友人関係、外部からの誘い)が起きやすく、できれば使用させたくないのですが、お友達のLINE使用率や、必要性の高いグループLINEが現れるかどうかがポイントです。
統計を見ると、小学校高学年では56%が未使用ですが、地域や学校の様子によっては、LINEをインストールできる機種も選択肢です。
小学4年生のスマホ選びのポイントは?
1人前に自転車を乗りこなし、学校では国語も算数も抽象度が上がり、挫折することが多い学年。また、友達関係もグンと難しさが増す年齢なのね。どんなスマホが必要なのかしら?
はい。小学校4年生にスマートフォンやキッズ携帯を与えた親は、小4になると「通話機能」「居場所確認機能」の出番が急に増えたと言います。
小学校4年生は、家のカギを持って自転車で外出することが増える学年です。言い換えれば、親のいない時間帯に、場合によっては市外まで遠出することがあります(中京大学 心理学研究科)。なお、心配なときは居場所確認後、電話をかける(音声通話)家庭が多く、「メッセージ機能」の使用はまだ少なめです。
同時に小学校4年生の勉強は、国語・算数とも抽象度が増し非常に難しくなります。理科・社会・英語は、まだついてゆけないほどではないですが、高学年進級後の伸びに関わってきます。とくに、国語・理科・社会・英語は、ネット検索の利用が決め手となります。
小4での検索利用率は約44%。そろそろ参入しないと乗り遅れるタイミングです。
想像できる? 小学校高学年の44%が検索を利用してるの。56%がまだだから、いいやと思ったなら、それでキャリアは終わり。 小4の1学期は、検索を利用して国語・理科・社会・英語の勉強を進める、最後のチャンスかもしれないわね。
小学校4年生には、①検索機能が利用できる、②動画やゲームの制限機能(できれば小さめの画面がのめり込まない)、③親子間で通話ができる端末がおすすめです。
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
はみっくミエルスは、遊び感覚で検索ができるスマホ。小4から小学校卒業までしっかり使えます
はみっくミエルスは、子ども向けスマホの風雲児的存在よ。大人向けスマホの中身だけを変えたものや、携帯をスマホ風の外観に仕上げたものしかなかったなか、初の本格的な子ども向けスマホと言えるわ。
はい。まさにその通りで、通常のスマートフォンと携帯の間を埋める端末は、つい数年前まで存在しませんでした。はみっくミエルスは、検索もでき、おもちゃ感覚のこなれたデザインもあり、小学校高学年にはかなり合います。
はみっくミエルスは、ポケットに比べれば金額が高い感じはしますが、サイズの分、文字入力と検索が圧倒的にやりやすくなっています。
お子さんが将来、高額な個別指導塾で手取り足取り見てもらわなければならない学力に育てば、10万20万はおろか50万円以上がすぐに飛びます。1万7600円の差は、必ず取り戻せる先行投資です。小学校4年生は、国語の難化が目立つ学年。絵本や本を見て、あるいはテレビを見て、気になったことを検索するようになればしめたものです。
はみっくエルメス(188.3g)は、ポケット(118.5g)より少し重くなります。しかし、首にかけての利用も可能な重さです。
デザインの良さは相変わらずで、簡単な検索やポケモンスリープなど質の良いミニゲームも可能なスペックも相まって、子どもがそばに置きたがるため、居場所確認が確実です。
子ども用のスマホは、機能が豊富でも、子どもがかばんに入れて持ち歩く魅力がなければ、安全管理上意味がありません。はみっくミエルスは、「子どもが欲しい機能」+「大人が欲しい機能」+「デザイン」のバランスがよく取れています。
使用時間制限
使用時間制限は、Googleファミリーリンクというアプリから、一括または曜日ごとに設定が可能です。子どもの学力や視力を守るために、30分がおすすめ。勉強(検索)にも使うようになったら、60分が目安です。
小4の課題は、家庭での勉強時間を大きく伸ばすことです。
Googleファミリーリンクは操作のシンプルさや安定性では群を抜きますが、利用時間帯制限の機能には乏しく、「今夜の休息時間」という形で眠る時間の設定しかできません。
そのため、例えば夜19時から勉強を始める約束の場合、19時~朝7時に「今夜の休息時間」を設定しておきます。もし、勉強が終わってスマホを利用したいと子どもが言い出した時に、「今日だけ」ロック時刻を(例えば就寝時刻の22時に)変更する機能を使用します。
ゲーム等アプリの制限
子どもがゲームアプリ等のインストールの操作をすると、Googleファミリーリンクに連絡が来ます。お母様は、承認/非承認を選ぶだけ。
年齢ごとの大まかな自動制限では、パズル系など、単純に時間を食われてしまうゲームもインストールできてしまいますが、はみっくミエルスは、お母様の判断で取捨選択ができ、事前に許可アプリのリストとにらめっこする必要もありません。
はみっくミエルスは、派手なパズルゲームや、高度な通信型ゲームができるようなスペックは備えていませんが、例えば「ポケモンスリープ」のように、シンプルで質の高いミニゲームには十分対応します。
居場所確認
居場所確認は、お母様のスマホで、Googleファミリーリンクアプリを開くだけです。同アプリは、iPhoneでもアンドロイドでも、大手キャリアでも格安スマホでもインストールできます。精度は、Googleが制作しているだけあり、かなり正確です。
例えばお子さんが迷子になった場合、まず、お母様のスマホ(iPhone、androidともOK)のGoogleファミリーリンクのアプリを開き、居場所を見ます。次に、はみっくというアプリ(保護者のiPhone、androidにインストール可)で、メッセージ送信または通話をします。2つのアプリを使用しますが、クリック数は少なく、スムーズです。
メッセージ機能
はみっくは、オリジナルのメッセージ機能があるのも特徴。トラブルの心配あるLINEは、クラスでLINEグループができ、入らないと日常生活に支障をきたすという段階まで、使用しないのがおすすめです。中学に入るまで使用しない子も6割弱いますので、お子さんの要求を鵜呑みにせず、お友達のお母さんによく聞いてみることが大切です。
このほか、小学校や自宅、公園などへの出入りの通知機能も掲載。この機能を搭載したスマホは、はみっく、トーンモバイルが代表的で、極めてレアなのですが、これがないと、心配な時間帯は10分おきに居場所検索をしなければならなくなります。
さらに、近年のスマホではカットされている防犯ブザーを搭載しています。
Hamic MIELS(はみっくミエルス)の月額料金(機種代は比較しやすいよう24分割で計算)
機種代1237円(一括29700円)
月額利用料1100円
合計2327円
みまもり機能が充実したキッズケータイ「Hamic」(公式サイト)
トーンモバイルは、LINE導入可能なスマホ。制限機能が厳しく、中3まで使えます
小4だとサイズ感からもはみっくミエルスが最適には感じるんだけど、LINE導入ができないのよね……。
はい。低学年はもちろん、LINE利用の予定のない高学年でも、制限機能が充実し、何より電波が安定しているはみっくミエルスは、おすすめ度が高い機種です。
小学校低学年までは、LINE利用率はわずか19%で心配はいりません。しかし、高学年になると、44%程度の利用率があり、先々まで使わせるなら、LINE導入が可能な機種でというご家庭もあります。その場合、トーンモバイルが良いでしょう。
トーンモバイルは、全国のキムラヤ、一部のTSUTAYAを相談窓口にする、スマホ会社です。2014年に、子ども用家電・マイファーストソニー(写真)を参考に、わが国初の格安キッズスマホを発売した、草分け的なメーカーです。
テナント料や人件費がかさむ専売店を持たず、テレビCMを最小限に抑え、インターネットの回線速度を抑えるなどの工夫で、きわめて格安の料金体系を実現しています。
電波は、少な目の写真を使ったwebサイト(Yahoo!ニュースのイメージ)に合わせた強度ですが、移動中など電波状況は刻々と変わるもの。ときには電波が弱い場所を通ったり、写真が多いサイトを開いたりすることもあり、不便を感じることもあります。
動画にも使える高速チケットは、1GB330円と業界内では格安ですが、電波状況を判断してスイッチをオンオフするのは、結構なストレスになります。
それでもトーンモバイルが長く売れ続けているのは、子ども向きに特化しているからなのよね。
はい。1日の最大利用時間と就寝時間帯しか制限できないスマホが多いなか、ポケモンGOは1日1時間以内、YouTubeは親の目が届く19時~20時だけのようなこだわりの設定が、親のスマホやパソコンから簡単にできるのは、トーンモバイルだけです。
アプリ(の許可は、子どもからのリクエスト式のため簡単です。許可する場合でも、アプリごとに時間を制限(使用時間帯または総使用時間)できます。
さらに、2021年4月以降、居場所確認やメッセージのやり取りがLINE形式ででき、さらに簡単になっています。
デパートで迷子になった子どもの居場所もばっちり! わざわざ居場所確認のボタンに行かなくても、「#いまどこ」と打つだけなんですよ。
さらに、毎日の居場所確認は意外に面倒。駅などを登録すれば、子どもが通過したときに、自動通知もしてくれるのよ。駅のほか、自宅や学校、公園、習い事の先を登録するといいわよ。
ほかの機種の場合、子どもの帰宅時刻などを見計らい、何度となくアプリを起動させ、居場所確認ボタンを押し、さらに別のアプリに移りメッセージを送信という作業を毎日くり返すことになります。
トーンモバイルでは、子どもが学校を出たら自動通知音が鳴り、同じ画面で(何か用事があれば)メッセージを送るだけです。
※はみっくミエルスは、自動通知機能はありますが、Hamicという名前のメッセージアプリは別ですので、トーンモバイルよりはひと手間多いです。
また、ほかのスマホではほとんど見られない、歩きスマホ警告の機能もあります。これだけの機能が、標準プランに含まれ、無料で使用できます。
概要 | 月額料金 |
基本プラン | 1100円 |
機種代 | 最低でも15000円以上の機種がおすすめ |
docomoショップで端末を購入したらどうなるの?
トーンモバイルを使用する場合、端末は町のdocomoショップでも購入できます。ただし、ドコモ契約を勧めるケースが多く、手数料も上乗せされますので、できればオンラインショップがおすすめです。参考として、アハモの契約内容を説明しておきます。
アハモ | トーンモバイル | |
月額料金 | 2970円 | 1100円 |
電波(ギガ) | 20GBまで無制限 | webサイト閲覧は中速無制限 動画等は1GB=330円 |
居場所確認 | Googleファミリーリンクで可能だが現在地確認機能だけ | 内臓 ・現在地把握 ・自宅や学校、公園、習い事への出入りの自動通知 ・居場所確認後メッセージアプリの立ち上げ不要 |
メッセージ | 主にLINEを使用のためリスクあり | 親子専用のメッセージアプリ内蔵 (居場所確認と一体化しており便利) |
通話 | 22円(税込)/30秒 ※5分まで無料 | 19.8円(税込)/30秒 ※月1045円の追加で5分以内無料 |
アプリ制限 | ・インストールをブロック ・アプリごとに上限時間を設定(ただしYouTubeは制限をしても、検索から見ることができあまり意味はありません) | ・インストールをブロック ・アプリごとに上限時間を設定(YouTubeは電波強度的にそもそも見づらい設計) ・アプリごとに使用時間帯を設定 (例えば勉強時間には、学習アプリや辞書だけ許可するなど小回りが効く) |
どの機種を購入したらいいの?
トーンモバイルは、制限機能は良さそうなんだけど機種選びがめんどうよね?
はい。以前のようなオリジナル機種の製造は休止したため、端末を選ぶ手間は増えました。しかしオリジナル端末はデザインがかわいらしい(カッコイイ)とは言えず、子どもが気に入らないリスクもあったため、朗報とも言えます。
学年に合ったスマホの機種の選び方は、ズバリ端末代が学年×1万、アンツツという性能スコアが学年×10万を超えることです。アンツツは耳慣れない方が多いと思いますが、スマホがどの程度スムーズに動くかの目安です。低すぎると居場所確認ができなかったり、子どもが強いストレスを感じたります。
学年 | 端末代の目安 | 性能スコア(アンツツ総合スコア) | 目安 | |
3 | 3万円以上 | 30万点以上 | ||
4 | 4万円以上 | 40万点以上 | ||
5 | 5万円以上 | 50万点以上 | 大人が使用可能な最低限のスコア | |
6 | 6万円以上 | 60万点以上 | ||
中学生 | 7万円以上 | 70万点以上 | ||
高校生 | 8万円以上 | 80万点以上 | 3Dゲームを動かすには100万点が必要 |
例えば、小4なら、ドコモのオンラインショップで4万円以上のスマホを確認します。
例えば上のような機種が出ます。docomo Certifiedとは、ドコモの基準をクリアした、状態の良いリユース品を意味します(2年で返却するカエドキプログラムで返された端末が多いと見られ、ほとんどが2年未満の使用です)。デザインを見比べてAQUOS sense7がお子さんに良いと感じた場合、「AQUOS sense7 アンツツ」で検索します。
アンツツのスコアは、約40万もあり、使い始めが小4なら問題ないレベルです(大人が使うとややもっさりと感じる程度)。これで購入を決定して構いませんが、もう少し調べたい場合「AQUOS sense7 価格コム」で検索します。
満足度・レビューを見ると3.7点。本来は4点が目安で何か欠点があるはずです。レビューを開いて、欠点を探すと「電池持ちが悪い」が複数ありました。これを気にしないなら買いと言えます。
基本は、小4からの利用開始(中1までの3年を想定)なら、値段が4万円、アンツツが40万点あれば十分です。ただ、ときどきハズレ機種もありますので、念のため「機種名 価格コム」でも検索し、レビュー(学年問わず4点以上が目安、レビュワーは価格も考慮して採点しているため)も見ておくと安心です。
あとは購入(一括、分割、カエドキプログラムのいずれも可)するだけですが、ドコモオンラインショップでは、機種だけ(白ロム)購入のリンクが目立たないようになっています。購入手続きに進む、dアカウントでログインの後にようやく出てきますが、目立たない青字のリンクですのでご注意ください。
なお店頭では、白ロム販売を渋るケースがあり、販売する場合でも手数料が上乗せになりますので、断然オンラインショップがおすすめです。
トーンモバイルの中速無制限とは?
トーンモバイルは、Webサイト閲覧は無制限、動画はチケット制というのは、分かりづらいわよね?
はい。トーンモバイルは、ドコモの電波の余力を安く購入していますが、通信速度を低めに設定しており、0.5Mpsという速度(ダウンロード速度)が、最低保証速度の目安になります。不安を感じるかも知れませんが、動画やネットワークゲームを除くと、0.5Mbps(ダウンロード速度)あれば、かなり多くのことができます。
- できること メール、LINE、LINE電話、LINEビデオ通話、Twitter、Facebook、Amazon Music、Spotify(音楽)、ラジオ配信、ウェブサイト(ニュース、Wikipediaなど)、AbemaTV、TVer(民放の見逃し配信)、dTV(ふつう画質)、YouTube(240~360pの画質)、Hulu、DAZN(ビデオ、ライブ)
- 時間がかかる 写真の多いウェブサイト(表示に30秒かかる場合も)
- できないこと 楽天市場、Amazon、YouTube(480pの画質)、dTV(きれい画質)、dマガジン、楽天マガジン、Amazonプライムビデオ(SD画質)、WOWOWオンデマンド、ネットワークゲーム
くわしい速度測定の結果は、下のページにあります。
トーンモバイルの通信速度を全国で計測(準備中)
子ども向けスマホの制限の鬼門は、実は動画です。YouTubeは、専用のアプリだけでなく、インターネットからもアクセスでき、子どもは、何時間も見続けてしまいます。通信速度の面から、動画閲覧に制限を設けるというのは、悪いことではありません。
しかしながら、現在のウェブサイトは、写真を多用したものが多くなっています。小4は社会や理科の調べもので、写真が多いサイトを使用する機会も増え、お子さんなりにストレスを感じるはずです。
そのため、電波状況がよくかなり混雑した場所でもスムーズに使用できるはみっくミエルスとの比較が必要ですが、LINE導入の可能性があるならトーンモバイルで決まりとなります。
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