似た趣味や関心を持つ人が多く、友達ができやすいと言われる専門学校。しかし、似たメンバーで同じ授業を受けることが多く、うまくいかなかった場合のリスクは、大学よりかなり高いです。今回は現役のパイセンにコツを聞いたみました!
専門学校で友達を作るコツ7つ
- あえて筆記用具を持っていかない
- LINEやSNSの交換には手順がある!
- 清潔で体格に合った服装+相手を知る
- 嫌がる人はいないので、気にしすぎず話しかける
- 呼んでほしいあだ名を作っておく
- 同好会に入らなければ詰んでいた
- あえての全く趣味が合わないと思う人と接してみる
あえて筆記用具を持っていかない
筆記用具持っていかないことですかね。そうすると隣の人に声かけるきっかけになるので!
Hパイセン(IT系)は、人づき合いが上手な先輩です。目立たない外見で、決して話し上手ではなく、面白い話もほとんどできません。しかし、高校時代は、LINEで100人以上の友達と連絡を取っていました。
Hパイセンは、友達作りには「自然なタイミング」が重要だと言います。「今日から友達になりましょう!」レベルの不自然な声かけをする人はいないはずですが、「どこ出身なんですか?」というような定番の声かけも、案外力が入って不自然になることがあります。
Hパイセンは「ペン貸してもらえますか?が案外いいですよ!」とアドバイスしてくれました。
この案外いいですよ!もHパイセン流です。自分の意見が絶対ではないと自覚しているため、「ペン貸してもらえますか?が絶対いいですよ!」という言い方は、普段からしたことがありません。また、「!」で表現したように、話し方はうるさくも静かでもなく常に元気であることも特徴です。
もう中学生や高校低学年ではないので、大声で過剰にノリが良い必要はありません。しかし、小さな声で話すと、相手は聞き取れなかった部分を想像する手間や、適当に合わせなければいけない手間があり、聞きやすい声で話すことも重要です。
Hパイセンは、友達が多い割には、非常に言葉数が少ないのが特徴です。自分の話や考えを抑え気味にし、相手の様子をよく観察し、感情の変化や興味の方向を察知することが得意です。この相手重視の人づきあいが、ペン貸してもらえますか?につながったのでしょう。
なお、関連したワザとして、授業(講義)の教室をわざと調べず、誰かに聞くというものがあります。
LINEやSNSの交換には手順がある!
LINEを交換、SNSで相互フォロー。この2点おさえればだいたい大丈夫だと思います!
Mパイセン(ビズネス系)は、友達作りが上手な学生です。
LINEの交換、SNSのフォローと聞くと、当たり前のように聞こえますが、くわしく聞くとMパイセンならではの戦略がありました。
- 時間がなければ、最低限LINEだけは交換し、連絡がつくようにする。LINEアカウントは、持っていない人がほとんどおらず、また交換を断る人も少ないため。
- しかし、LINEを交換するだけでは、話題に困る。そこで、少しでも時間があれば、X(ツイッター)かインスタのアカウントを聞く。
- 簡単に分けると、ツイッターは本当の自分を出す傾向、インスタはよそ行きの傾向。そのため、相手が両方のアカウントを持っている場合は、相手の意向を慎重に探り、無理のない方を聞き出す。
- Facebookはかなり少数派なので、相手が言ってきたら交換する。
友達になるかならないかは、会って話すタイミングも大事ですが、その後のLINEなどの会話で決まる部分もあります。お互いに余り時間を使わずに会話ができるので、友達作りにおいては、会って話す時間以上に決め手になることもあります。
とくに初対面で離すのが苦手な方には、LINEやSNSは強力な武器です。
清潔で体格に合った服装+相手を知る
まず第一印象が大切なので、見た目には気をつけるべきだと思います
Kパイセンは、年齢の上下を問わずコミュニケーションには積極的ですが、自分を出し過ぎることがなく、相手を理解しようとするタイプです。
先輩は、異性でなく同性でも、見た目には気をつけるべきだと言います。気の利いたファッションというよりも、自分の体格に合った服を選ぶことが重要で、色は、新学期のうちは、あえて地味な色が無難とのことです。
専門学校に進学すると、つい目立つファッションをしてみたくなるかも知れません。しかしそれは、友達ができたあとがおすすめ。最初は、安心感を与える、グレーや白、ネイビーがマストと話していました。
そして、できればユニクロやGUに頼らない方が良いそう。なぜなら、サイズが大ざっぱで、体格に合わないことがあるからです。気づきにくい点ですが、体格に合うということは、相手に違和感を与えず、好印象の第一歩となります。
(注意)ファッションや美容、デザイン系の専門学校では、多少個性があった方が、話が弾みやすいかも知れません。特にファッション系の専門学校では、入学式から個性的な服装が目立ちます。美容系は、東京や大阪と、地方でかなり雰囲気が異なるため、下調べが必要です。
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あと仲良くなるために、相手に興味を持つのは大事です。話している時にその人の情報を聞き出して、ちょっとずつ踏み込んでいくと、相手から話してくれると思います。相手が話してて、気持ちよくなってもらえるようには意識してますね!
自分を知ってもらうためには、まず相手に好意や関心を持つことが鉄則です。
特に「その話、もっと聞かせて!」「面白そう! もっと、教えてくれる?」という気持ちを持って接すると、自分が認められた感じがして、気持ちが良いものです。あまり興味がなくても、多くの人が興味を持っている話題は、一応情報を仕入れておきましょう。
あなたが「そんな流行りものには興味がない」という態度だと、相手も「そんな変わり者には興味がない」という態度で応じかねません。
嫌がる人はいないので、気にしすぎず話しかける
とりあえず自分から話かけてみるですかね。受け身だと、多分誰からも話しかけてもらえない可能性が高いですし。
MMパイセン(公認会計士コース)は、比較的個性が強く、決して社交的なタイプではありません。そのため、まずは話しかけることの重要性を強調しているように見えました。
専門学校では、1年生の4月には多くの人が、友達ができないかもしれないという不安を持っています。そのため、話しかけられてうれしくないという学生は少なく、あまり相性などを気にせず話しかけるのもひとつのコツです。
入学後の選択授業ガイダンスで仲良くなれそうな人を見つけて、一緒に授業見学に行こうって声をかけた人とは、今でも仲良しです!
MC先輩(語学系)は、比較的真面目なタイプです。
どの専門学校でも、3月の下旬から4月にかけ、さまざまなガイダンスがあります。皆、なじめるかどうか、友達ができるかどうかという不安を抱えていますので、友達は作りやすい時期です。
話しかけられてうれしくない人はいないので、あまり気にせずに、ちょくちょく話しかけてみるのもコツになります。
呼んでほしいあだ名を作っておく
キャッチーなあだ名を自分で作っていくことでしょうか。自己紹介でフルネームをただ言うだけより、◯◯って呼んでね!など最初に提示する方が覚えてもらえやすいように思います!
女子学生のJ先輩ならではのアイデアです。フルネームはなかなか覚えづらい面もありますが、あだ名は、普通は短くなっているので、覚えやすいですね。
このほか、よく知られているテクニックですが、相手の名前を早く覚えて、会話のなかで呼ぶようにすると、好感度が上がります。早く暗記するというよりも、会話のなかで意識して呼んで、会話しながら覚えてゆくという方が、実践的です。
同好会に入らなければ詰んでいた
大学の同好会に入ったからなんとかなったようなもので、入っていなければ、詰んでいました💦
KBパイセンは専門学校生ではなく大学生です。専門学校でも、大学同様、同好会が選択肢は多くないですが運営されている場合があります。
KBパイセンは、爽やかな感じがありますが、ややコミュ障の傾向があり、手早く友達を増やすタイプではないと思います。授業と授業の間の休み時間や、朝や帰宅間際の短い時間で友達を作るのは大変ですが、一緒にいる時間が長い同好会では、自然に友達ができたとのことです。
なお、同好会類は、必ず4月から入会します。5~6月以降の途中入会だと、ある程度雰囲気が出来上がっている場合も多く、コミュニケーションが相当得意でないと、うまく入り込むのは難しいです。
サークルの先輩をひたすらヨイショするですね。
MDパイセンは専門学校生ではなく、大学生です(でした)。お調子者タイプですが、なかなかの策略家のよう。現在は、学校をやめて、プロのお笑い芸人になりました。
- 同好会で、世話好きそうな先輩に近づく(幹事長、事務、やたらに声がでかい先輩等)。
- 大学生なんて単純だから、基本持ち上げられると悪い気はしないので、ひたすらヨイショしておく。
- 結果「おいメシいこうぜ!」と声をかけられたり、上級生の飲み会にもなぜか呼ばれたりする(費用はタダ!)。
- すると、同好会の1年生も、なんとなく自然と寄ってくるようになり、友達が増える。
同好会では、新入生向けのイベントがあり、そこは大きなチャンスと話していました。
現在はお笑い芸人に進路を変更しただけあり、大学にいた当時から、まるで「芸能界を生き抜く」のに似た作戦を展開していたようです。確かに、サンドウィッチマンやオードリーに気に入られたら、ほかの芸人は集まってきそうです。
あえての全く趣味が合わないと思う人と接してみる
あえて趣味・趣向の合わない人と、接してみる。
C先輩は、大人しくて穏やかな、草食系のタイプです。
高校生までは、基本的には趣味や趣向が合う人同士が、友達になる習慣があります。しかし、大学生や専門学校生は、高校生より人付き合いの仕方にバランスが取れてくるため、高校まででは考えられなかったようなタイプとも、友達になれる可能性があると言います。
専門学校進学をきっかけに、合うタイプ、合わないタイプという考え方を、やめてしまうのも、友達を増やすコツです。
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