名探偵コナンの名作「天才レストラン」(脚本 浦沢義雄さん)

受験ネット
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名探偵コナンの謎回「天才レストラン」(脚本浦沢義雄)を、学校の授業等で使用するための備忘録です。国語の授業(小説の主題、人物対比、モチーフ等の探究)などにご活用ください。

・「名探偵コナン」は、原作者 青山剛昌さんの著作物であり、関連する出版物・刊行物の著作権は小学館が管理しています。名探偵コナン公式サイト

ある日、ちんどん屋の音と雰囲気に誘われ、コナン一行は自然と後をついてゆく。

ちんどん屋は、駄菓子屋の前で、コナン一行に駄菓子(すもも)をプレゼントする。

「中身は大人」のため駄菓子に興味を示さないコナンは、友人に、思い上がりではないかと諭される。

コナンは町でお年寄りとぶつかり、コンタクトを取ることとなる。

そのお年寄りに、強引に、竹やぶに埋もれた、閉店したレストラン「聚楽大」へ連れてゆかれる。

コナンは、このレストランに来たことがあった。大きな水槽が特徴。

レストランの目玉商品であり、子どもなら必ず注文する「お子様ランチ」を、中身は大人であるコナンは拒否。シェフはプライドを傷つけられ、以降歯車が狂い、味が落ちレストランは閉店。

お年寄りの正体は、このシェフだった。コナンを閉店した聚楽大に引き入れると、お子様ランチの人気の象徴である、記念の被り物を披露。演奏するのは、ちんどん屋と同一人物たちだった。

落ちぶれたのは大人びたコナンのせいだとされ、コナンは、食玩により攻撃を受ける。

シェフは、激辛に細工した巨大水槽にコナンを落とそうとするが、返り討ちに遭う。

巨大水槽のガラス越しに対面。

コナンのセリフ。

小説の展開(対比、変化と成長)

大人びて思い上がっていたコナン →(媒介)聚楽大でのシェフとの対決 →大人びてばかりも良くないと思い至る

シェフのセリフ。思い下がるは造語で、落ちぶれる程度の意味か?

小説の展開(人物対比、人物対照)

大人びて思い上がっていたコナン =(類似)= レストランで成功し思い上がっていたシェフ

聚楽第大のモチーフは何か?

京都に豊臣秀吉が作った豪華な居所が、聚楽第。結局、当の秀吉が破却することとなり、痕跡は石垣などわずか。

聚楽第を中心とした京都は、御土居によって囲まれ、応仁の乱から続く長い戦乱からの復興を目指した。御土居の内側が洛中。

レストラン聚楽(じゅらく)系列の聚楽台が上野にあった。店内に滝を模した水流の演出があり、「聚楽大」の巨大水槽と類似している。画像はウィキペディア。

聚楽創業者の、加藤清二郎は「食堂王」とまで呼ばれた。ただし、思い上がっていた、晩年に落ちぶれた等の記録はないよう。新潟県出身で、弥彦ロープウェイも手掛けた。

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