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大学入学共通テスト リスニング配点が50%! すぐできる3つの対策

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大学入試センターは、2020年度開始の大学入学共通テスト(新センター試験)から、リスニングの配点を50%(200点満点のうち100点)に増やすことを発表しました。この記事ではすぐにできる3つの対策から、本格的な対策までをご案内します。


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大学入学共通テストの今後の予定(英語)

大学入学共通テスト(センター試験も含む)の英語の、今後の予定は以下のようになります。

2019年時点の学年大学入試センター試験(英語)大学入学共通テスト(英語)【読む・聞く】民間試験【読む・聞く・話す・書く】
2019年度高3筆記200点、リスニング50点
2020年度高2廃止筆記100点、リスニング100点大学によっては採用
2021年度高1筆記100点、リスニング100点大学によっては採用
2022年度中3筆記100点、リスニング100点大学によっては採用
2023年度中2筆記100点、リスニング100点大学によっては採用
2024年度中1廃止(英語が入試科目にある)全大学で採用

民間試験:①ケンブリッジ英語検定、②TOEFL iBT、③TOEIC L&R、④S&W、⑤GTEC 、⑥GTEC CBT、⑦TEAP、⑧TEAP CBT、⑨実用英語技能検定(英検)、⑩IELTS 

民間試験の採用方法(2020年度〜2023年度):①出願資格とする、②共通テストの英語の得点に加点する、③双方を組み合わせて活用するのいずれか。


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リスニング配点大幅増の対策はどうすれば良い?

大学入試センター試験(2019年度、2020年の1月実施が最後)では、リスニングの配点は、250点のうち50点に過ぎませんでした。配点が限られることと、かなり平易な会話文が出題されることから、対策に大量の時間をかける受験生はいませんでした。

しかし、大学入学共通テスト(新センター試験)では、筆記が80%から50%に減り、リスニングが20%から50%に、大幅増加します。これに伴い、問題数が増え、本格的な英文を使ったリスニングも出題される可能性があります。受験生は勉強法の変更が必須となります。

リスニング配点増 まずやるべきことは「普通の」英語の学習

英語は他の教科に比べて、積み重ねの度合いが極端に強いのが特徴です。

例えば、社会の歴史分野は、中学校で古代から一通り学びますが、高校の日本史でもまた古代から学びなおします。積み重ねと言われる数学ですら、分数や基本的な計算でのつまづきがなければ、高校に入ってから得意になる人もいます。

一方、英語は中学校で不得意だった人が、高校から頑張っても得意になることは、まずありません。中学校からの積み重ねの度合いが非常に強い科目なのです。

リスニングは、聞き取りという要素も問われますが、大半は英語力そのもので決まります。そのため、特別なリスニング対策よりも、まずセンター試験(大学入学共通テスト)に対応できる、つまり最低でも6割程度は取れる英語力に鍛え上げることを優先すべきだという意見は、予備校でも根強くあります。

まずやるべきこと① 単語力の増強

センター試験(大学入学共通テスト)の筆記部分で6割の点数を取るためには、まず単語力が重要です。長文はもちろんのこと、文法・語法の問題でも、単語力によって点数には差が出ます。極論すれば、リスニングの悩みの半分以上は、単語力の増強で解決します。

詳細:英単語の覚え方 予備校が開発した記憶術を完全公開!

まずやるべきこと② 動詞を中心とした構文把握

1つの英文(センテンス)の意味を理解するには、単語力だけでは不十分です。構文(文の構造)を理解して、初めて意味が理解できます。単語と構文把握は、クルマの両輪のようなものです。

構文を取るのが苦手、つまり単語はある程度分かっても文の構造がわからない場合、動詞の仕組みを重点的に学習することが重要です。例えば下の文(センテンス)を理解するには、単語の意味だけでなく、センテンスの中心となる動詞とその型をすぐに思い起こせることが重要です。

Some students insist that their hair is natural even though it is dyed.

上のセンテンスでは、insist が主要な動詞で、insist that 文の形で、……と主張する(言い張る)という形を想起できることが重要です。動詞に強くなるには、動詞と出会ったら、①意味、②主な型、③例文の順で学習します。

リスニング配点増 つぎにやるべきことは英語を自然な形で理解する練習

大学入学共通テストのリスニングに強くなるには、単語、動詞と構文の勉強から始めるべきことを確認してきました。次にやるべきことは、英語を自然な形で理解する練習です。

Some students insist that their hair is natural even though it is dyed.

上のセンテンスの正しい和訳は、「たとえ染めていても、自分の髪が自毛だと言い張る生徒もいる」となります。しかし、このように後ろから前へ訳す方法しか知らないと、リスニングには対応できなくなります。なぜなら、リスニングでは、センテンスが読み上げられたあと、日本語に訳すひまなく、次のセンテンスが読み上げられるからです。

スラッシュリーディングは必須

リスニングのスピードに対応するには、スラッシュリーディングが必須です。スラッシュリーディングとは、スラッシュ(/)などの区切り記号を用いて、区切り記号に囲まれた範囲で、訳を完結させる読み方です。

Some students insist /that their hair is natural /even though it is dyed.

一部の生徒は言い張っている/自分たちの髪は自然(自毛)だと/たとえそれが染められたものであっても

自然な形での理解を助ける参考書も登場

英語4技能(読む、聞く、話す、書く)の重視に合わせて、新しい考え方の英文法参考書も登場しています。『総合英語FACTBOOKこれからの英文法』は、英語のセンテンスの構文を理解することに直結する文法事項が、英語の自然な形で理解できるように工夫されています。

当初は、高校専用に販売されており、一部大型書店のフェアのみの市販となり、メルカリやヤフオクで高額で取引されていましたが、現在はAmazonでも販売しています。入試が近づくにつれ品薄となる可能性もあり、早めの入手がおすすめです。

リスニング配点増 今後やるべきことは音声認識を変える特殊なワザ

ここまで、大学入学共通テストのリスニングの配点増への対策をまとめてきました。

  • まず基礎の徹底。単語力を増強し、動詞の意味と型を中心に、構文を取れるようにする。
  • つぎに英語を自然な形で理解する練習。スラッシュリーディングが有効。対応した文法参考書も考慮。

最後に、英語のネイティブスピーカーと、言語としては特殊な日本語を話す日本人の、音声認識のギャップを埋める特別な方法をご案内します。

子音、息の音を聞き取れることが重要

単語、構文、自然な訳し方などの英語力を十分に身につけても、どうしても英語が聞き取れない人がいます。日本人が英語のリスニングを苦手とする根本には、英語(ヨーロッパ型の言語)と日本語の発音が全く異なる点にあります。日本語は、中国や朝鮮の言葉を原点としているため、それは当然のことです。

大きな違いの1つに、英語には子音だけの音、息だけの音が存在することです。

  • 日本語 … 例えば、かきくけこの発音は、全て母音を含む(ka Ki ku ke ko)
  • 英語 … kの音も存在する。母音がなく、息だけで発音される。

例えば、日本語のキックはキ(ki)もク(ku)も母音を含みますが、英語のkickは、語尾のkは、子音だけ、息だけで発音されます。この子音だけ、息だけの音を聞き取るには効果的な練習方法があります。この記事の改訂時(高2生が夏休みに入る7月21日までに改訂予定)に追記します。

つながる音、消える音に慣れていることが重要

英語にはつながる音が多くあります。

日本人の認識つながる音消える音発音の目安
cut outカットアウトt・otカラウッ
kind ofカインドオブd・ofカインダ

例は今後追加してゆきますが、すぐに知りたい場合は、「英語 リエゾン」で検索してみてください。

英語独自のある要素を鍛えることが重要

最後に、英語(ヨーロッパ言語)独自のある要素を鍛えることも重要です。これは、一部の予備校などで扱っている余り知られていないものです。受験ネットでは、読者の方限定で、この方法の教材を作成します。この記事の改訂時(高2生が夏休みに入る7月21日までに改訂予定)に追記します。

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