【心理学部】志望理由書の例文と書き方のコツ


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大学の心理学部(または心理学科)を受験する方のために、心理学部の志望理由書の例文と書き方のコツを分かりやすく説明いたします。


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心理学部の志望理由書のコツは?

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外国語・国際学部、英文・中国語学科の志望理由書は、どんな点がポイントになるでしょうか?

はい。志望理由書のなかで合否を分けるのは、「学びたいことの明確さ」です。


「心理学」は、単純に人の心を読む学問ではありませんし、ネットやSNSの心理テストで得られるイメージとは、大きく異なります。例えば、筑波大学は、下のように心理学を分類しています。

分類説明(分類は、大学によってバラバラですので、参考程度としてください)
実験心理学人間の行動を「知覚、認知、運動」に分け、その仕組みを、実験を通じて調べる学問。
※認知心理学、学習心理学(パブロフの犬の実験が有名)
発達心理学誕生から死に至るまで、心に起きる変化を調べる。例えば、青年期の反抗や自我の確立など。
社会心理学社会と個人の相互の影響に注目した心理学。
===上の基礎心理学を実際の現場に応用したのが下記===
教育心理学発達、学習、教え方などを研究。教育の現場で経験的に行われている方法の有効性を、実際にデータを取って確かめるなど。
臨床心理学精神障害、心身症、心理的な問題、不適応行動などを研究。
※教育心理学、臨床心理学以外に、災害心理学、スポーツ心理学などもある。

心理学の全体像までつかむ必要はありませんが、入門書を必ず1冊読みます(下に挙げてあります)。また、興味のある領域についてはよく調べ、志望校でどんなゼミ、研究室が設置されているかを、必ず確認します。

迷った場合は、『高校生に知ってほしい心理学』がおすすめです。


きっかけよりも、学びたいことを!

心理学部をめざす方は、小中高校のどこかで、心理的にトラブルを抱えたことがあるなど、他人への思いやりに満ちた方が多いようです。大学側も、その点には関心がありますので、志望理由書に含ませてるとよいでしょう。

ただ、心理学の場合は、きっかけが強固だから続くというよりは、学ぶ内容を事前によく理解しており、誤ったイメージを持っていないことの方が大きいでしょう。そのため、きっかけは長く書き込み過ぎず、学びたいことを書きこんでおくのがおすすめです。

公認心理師、臨床心理士をめざすのか、企業などで生かすのか

心理学部では、大学院まで進むことで、公認心理師、臨床心理士の資格をめざすことができます。相当負担が大きな資格となりますので、しっかりと調べたうえで、資格を選びます。


また、大学院には行かずに、企業等で心理の知識を生かす手もあります。ただ、マーケティングなら経営学も大きな選択肢ですし、心理学と相性のよい、教育現場や医療現場には、別途資格が必要です。その辺りのことは、オープンキャンパスの際に、教授や担当者に尋ねてみることもおすすめです。大卒で就職し、企業をめざす場合、ある程度業界を絞っておくと、学びたいことが明確になります。

志望理由書の書き方は、下のページでいつでも見られます。

心理学部の志望理由書 例文(添削前)

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心理学部の志望理由書の添削前の例文(添削前)です。

添削前の志望理由書(心理学部)

 私は公認心理師を目指しています。そのために、貴学で心理の基礎知識と教養を得たいと考えています。
 心理学に興味を持ったきっかけは、幼い頃からの友人に、発達障害の子がいたことです。友人の母親は、フルタイムの仕事を退職し、ある程度つきっきりにならざるを得ませんでした。さらに中学校のとき、塾の先生がうつ病にかかりました。熱心で教え方も上手な先生でしたが、ある時から授業の代講が目立つようになり、結局担当を外れてしまい、高校受験の前にも会うことはできませんでした。これらの出来事を通じて、心理学の分野に進むことを決意しました。
 貴学を選んだのは、コミュニケーションを重視した仕組みが目立つからです。スタートアップセミナーでは、ほかの学部の同級生と5人でグループを組むアクティブラーニングが用意されています。私は、勉強に関しては自主的に取り組むことができるのですが、仲間づくりは上手ではないので、スムーズに大学に溶け込むことができると感じます。また貴学の心理カウンセリング学科では、卒業論文を見ると子どもの心理の問題を扱っているものが多くありました。貴学では、養護教諭の養成にも力を入れており、 子どもの心理には特に強みがあります。これは将来、自閉症や子どものうつ病に取り組みたいと考えている私にとって、最適の環境です。
 以上が貴学への入学を志望する理由です。(579字)

全体の印象


  • 心理学部を志望したきっかけが、詳しく具体的に書かれています。ただ、全体から見ると少し長すぎるかも知れません。
  • スタートアップセミナーについては、ほかの大学にないものでもあり、また進学へ向けての安心材料になっていることと思います。ただ、あくまで短期間のものであり「子供の心理」といった部分を、もう少し書き込みたいです。上の、心理学の分類も生かし、より詳細に、大学の講義、ゼミ(研究室)、教授を調べる必要があります。

上の「志望理由書の地図」については、下のページに説明があります。

添削後の志望理由書(心理学部)

 私は公認心理師を目指しています。そのために、貴学で心理学の基礎知識と教養を得たいと考えています。
 心理学に興味を持ったきっかけは、幼い頃からの友人に、発達障害の子がいたことです。友人の母親は、フルタイムの仕事を退職し、ある程度つきっきりにならざるを得ませんでした。さらに中学校のとき、塾の熱心な先生がうつ病で休みがちになるのを見てきました。これらの出来事を通じて、心理学の分野に進むことを決意しました。
 貴学の心理カウンセリング学科の卒業論文を見ると、発達障害や不登校など、子どもの心理の問題を扱っているものが多くありました。これは、貴学に養護関係のゼミナールが複数設置されているところも大きく、なかでも「養護実践研究室」に私は興味を持ちました。扱うテーマのなかでは、学校不適応、いじめ、発達障害に特に興味があるため、1年次から発達心理学など、基礎をしっかり学んでゆきたいです。こういった環境は、将来、子どもの発達障害などに取り組みたいと考えている私にとって、最適のものです。さらに、貴学のスタートアップセミナーでは、仲間づくりがしやすいことに安心できますし、子ども学部の新入生と共に学べることも魅力に感じます。
 以上が貴学への入学を志望する理由です。私は、高校では文系科目はほぼ評定5を獲得し、数学についても、統計学は意識して得意にしてきました。公認心理師は、難度の高い資格ですが、貴学の恵まれた環境を生かし、夢を現実にしたいと決意するところです。(628字)

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