ブラタモリで学ぶ高校地理A | 受験ネット

ブラタモリで学ぶ高校地理A

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高校地理を学ぶ方や、興味がある大人のためページですすべての内容をNHK人気旅番組ブラタモリ関連づけてかりやすく説明しています!

筆者 元予備校講師。国家資格キャリアコンサルタント。

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高校の系統地理(地理A)で学ぶ順番に、定期的に内容を増やしてゆきます。「日本はにはなぜ火山が多い?」「プレートがぶつかる『狭まる境界』とは!?」は、順番より先に掲載しています。

日本はにはなぜ火山が多い?|陸地と海洋の分布|地形学p43

鉄道と自転車でプチ冒険に出よう』さんから提供(2021年11月の風景)
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熊本県の活火山・阿蘇山です! 日本には111もの活火山があります(2022年5月現在、気象庁)。なぜ日本には、火山が多いのでしょうか?

ブラタモリ阿蘇編


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火山と言えば、高温で真っ赤なマグマが関わっていると思うのですが、地面の奥深くにはマグマがあるのでしょうか?

調べてみると、私たちの脚元は「地殻」と呼ばれ、その下にマントルがあり、地球の中心は核です。地球は、ゆで卵のような構造をしています(黄身が核、白身がマントル、殻が地殻)。

生卵ではなくゆで卵としたのは、マントルは個体だからです。では、火山のもととなるマグマは、どこから生まれるのでしょうか?

大陸プレートや海洋プレートは、長い時間かけて動いており、日本の南西側では海洋プレートが、大陸プレートに沈み込んでいます。このとき、海水を巻き込むため、マントルに水が加わります。

マントルの主成分はかんらん岩で、水と化学反応を起こし、沸騰しやすくなります(沸点が下がる)。こうしてドロドロのマグマが誕生し、火山につながっていたのです。

  • 地殻 …もちろん固体
  • マントル …固体
  • マグマ …液体(マントルが溶けた部分)
写真手前がカルデラ。人が住み、田畑が広がる。

阿蘇山では過去4度の噴火があり、地下にあった大量のマグマが地上に放出されました。地下に大きな空間ができ、陥没が起きて、阿蘇地方に巨大なカルデラが形成されたと考えられています。

阿蘇山は、巨大なカルデラ(東西18km、南北25km)に、約5万人もの人が暮らす、世界でも珍しい場所です。

活火山は阿蘇山だけではありません。日本列島の南西には、海洋プレートの沈み込みが長く横たわり、多くのマグマが発生し、火山列を作ってきました。

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日本に火山が多い理由が理解できたでしょうか?

ブラタモリ阿蘇編

関連 火山フロント …火山列のなかでもっとも海側にあるものを線で結んだもの。

おすすめ参考書 該当項目の掲載ページp43

プレートがぶつかる「狭まる境界」とは!?|陸地と海洋の分布|地形学p37


共通テスト地理を的中し話題のブラタモリ。今週は横浜港・川崎港特集とのこと。地理・政経の方は特に必見です。

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神戸から約30分の場所にある、有馬温泉にやってきました。早速なんですが、なぜ大都市近郊で火山がないのに温泉が湧くのでしょうか?

ブラタモリ有馬温泉編

有馬温泉のお湯は赤く、鉄分が含まれているのですが、ほかに塩分が含まれています。この塩分がどこからやって来たのかが、ヒントになります。

海水が元になっている?という推理は正しいのですが、有馬温泉のお湯は、600万年前にできたお湯と計算されます。どういうことなのでしょうか?

有馬温泉のお湯は、海洋プレート(海洋地殻+マントルの上部)が大陸プレートにぶつかり、重い海洋プレートが沈み込んだことに端を発します。

このとき、海水が巻き込まれ、マントルの高温部に触れて誕生したのが、有馬温泉です。そのため、有馬温泉は、塩分を含んでいます。
(有馬温泉は、マグマや火山とは無関係に湧いた温泉です)

地球上には、約15枚のプレートがあり、相互に移動しています。プレートとは、地殻(大陸地殻または海洋地殻)とマントルの上部をあわせたものです。

プレートには、お皿という意味がありますので、地球上は15枚のお皿で覆われているとイメージすると良いかもしれません。

お皿の部分が熱いマントルで、肉の部分が大陸地殻、魚(いくら)の部分が海洋地殻だと考えると、覚えやすいでしょう。

プレート同士がぶつかるところを「狭まる境界」と呼び、衝突型と沈み込み型があります。同じ重さのプレートがぶつかると、互いに譲らず、まんなかが盛り上がります。

衝突型の代表例が、ヒマラヤ山脈(写真)とアルプス山脈です。

日本列島の東の沿岸には、太平洋プレートやフィリピン海プレートの沈み込みが多く見られます。

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有馬温泉が湧く仕組みと、海洋プレートの沈み込みが理解できたでしょうか?

ブラタモリ有馬温泉編

おすすめ参考書 該当項目の掲載ページp37

日本は「陸島」で、大陸の岩があるとは?|陸地と海洋の分布|地形学p27

公益社団法人香川県観光協会
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暖かい気候で知られる、瀬戸内海の小豆島にやってきました。ここは、大天狗岩。重さは実に1700トンもあるそうです!

調べてみると、小豆島には、このような花崗岩の巨石が多く見られます。(ブラタモリ小豆島編

花崗岩かこうがんは、水晶の成分が多いマグマが、地下深くで冷え固まった深成岩です。日本では、中央構造線より北側に、花崗岩がよく見られます。

※水晶 …石英の中でも無色透明なもの

花崗岩

花崗岩は、真っ赤なマグマが元ですが、おもに白っぽい色をしています。墓石や建造物によく使われますが、銀閣の砂も花崗岩が風化したものです。(ブラタモリ銀閣寺

さて、花崗岩は、もともと大陸に多い岩石。日本は、地形学では「陸島」(陸地に起源をもつ島)に分類されるのです。

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陸島と洋島には、どのような違いがあるのでしょうか?

陸島と洋島の区別は、成り立ち、いいかえれば起源を考えます。

陸島は、日本列島、カリマンタン島、グレートブリテン島、台湾島などが代表例です。大陸棚から発達したもので、陸地に起源を持つ島です。

そのため、地質構造などが、沿岸の大陸と似ていることが特徴です。

鳥取県の三朝みささ温泉は、非常に珍しい放射能泉(ラジウム温泉)です。放射能泉は花崗岩が生んだ温泉で、やはり中央構造線より北側、日本海沿いにあります。(ブラタモリ日本の温泉スペシャル

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陸島の特徴と、日本が陸島であることを示す、ある岩石について理解できましたか?

ブラタモリ小豆島編 …小豆島の大天狗岩
ブラタモリ日本の温泉スペシャル …三朝温泉の放射能泉(ラジウム温泉)を生む岩石

関連 洋島 …大洋底からそびえ立つ島で、そのほとんどが火山島か珊瑚礁島となる。

おすすめ参考書 該当項目の掲載ページp27

プレートテクニクスとは?|陸地と海洋の分布|地形学p34

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海のレジャーで知られる静岡県の伊豆半島にやってきました……。海はどこに?

調べてみると、伊豆半島は約2000万年前、遠く南洋の海底火山群でした。約60万年前、フィリピン海プレートごと北上し、日本に衝突し伊豆半島になったのです。

写真は、かつては活発に活動していた天城山です。

天城山のふもと(といっても結構離れています)には、石をくり抜いて作った露天風呂があります。重さは何と53トン!(ブラタモリ天城越え編

ハンマーで軽く叩くと岩は硬く、溶岩性の安山岩だと分かります。活発に活動していた時期の天城山から、転がり落ちてきた巨石だったのです。

海底火山や火山島を乗せて、まるでベルトコンベヤーのような働きをしたのが、日本のすぐ南にあるフィリピン海プレートです。

同様に、世界中の大陸は、その位置を移動させてきました。今後も大陸は移動し続け、500万年後の日本は、ふたたびユーラシア大陸の一部になってしまうと予測されています!

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大陸が移動している仮説を提唱したのは、ドイツのA・ウェゲナー氏。しかし、その原動力を説明できず、最初は誰からも相手にされませんでした。

大陸は、どのように移動したのでしょうか? その答えは、おおよそ地下100kmからより深い部分を占めるマントルです。マントルは個体ですが、地球内部の高温に影響され、少しずつ動いていたのです。

私たちの足元は、地殻、マントルの順に構成されています(プレートとは、地殻とマントルの上部を合わせた呼び名)。マントルが対流することで、プレートも移動し続けているのです。

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伊豆半島がはるか南洋からやってきて、日本に衝突した仕組みが理解できましたか?

ブラタモリ天城越え編 …天城山が火山だったころ、噴火で転がってきた安山岩を使った、露天風呂が紹介されている。

関連 プレート …地殻やマントルから独立してプレートが存在する訳ではなく、地殻とマントルの上部をあわせて指す。
関連 プレートの分類 …大陸地殻が乗っている部分を大陸プレートと呼び、海洋地殻が乗っている部分を海洋プレートと呼ぶ。

おすすめ参考書 該当項目の掲載ページp34

海洋プレートは何でできてるの?|陸地と海洋の分布|地形学p36

札所27番 龍河山大淵寺使用許諾済/札所27番・28番敷地内の写真は、インターネット・雑誌上に許可なく掲載できません。
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埼玉県秩父にある、石龍山・橋立堂にやってきました。高さ65mの崖の上の方は、はるか南からプレートに乗ってやってきた石灰岩と聞いたのですが、下の黒っぽい岩は何なのでしょう??

ブラタモリ秩父編

秩父はセメントの産地。原料となる石灰岩は、サンゴ礁からできていますので、はるか南からプレートに乗ってやって来たことは、聞いたのですが……。

調べてみると、玄武岩でした。水晶の成分が少なく黒っぽいのが特徴で、海洋プレートに多いそうです。秩父の玄武岩は、海底火山の活動により生成したものです。

  • 大陸プレート …大陸地殻とマントルの上部を合わせて呼ぶ。花崗岩などで構成され軽い。
  • 海洋プレート …海洋地殻とマントルの上部を合わせて呼ぶ。玄武岩などで構成され重い。

※白っぽい花崗岩、黒っぽい玄武岩を、対比すると覚えやすいです。

秩父の玄武岩は、南洋の海底火山の活動で生まれた火山岩(玄武岩)が、プレートの動きとともに、日本にやってきたのです。

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海洋プレートを作る主な物質は理解できたでしょうか?

ブラタモリ秩父編 …はるか南からプレートに乗ってやって来た石灰岩(セメントやコンクリートの原料)のほかに、玄武岩も紹介されている。

関連 マントルの成分は? …地殻の下にあるのがマントル。非常に高温ですが、圧力の関係で個体となっています。主成分は、かんらん岩です。
(注)プレートとは、地殻とマントルの上部を合わせた呼び方。

おすすめ参考書 該当項目の掲載ページp36

高校の系統地理で学ぶ順番に、定期的に内容を増やしてゆきます。

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高校地理の分類の1つ、「系統地理」で学ぶ順番に、定期的に内容を増やしてゆきますので、ぜひまたお訪ねください!

以下の2項目は、分かりやすさの都合から、学ぶ順番よりも優先して配置してあります。

  • 日本はにはなぜ火山が多い?|陸地と海洋の分布|地形学
  • プレートがぶつかる「狭まる境界」とは!?|陸地と海洋の分布|地形学

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