高校生のインターシップ体験談 準備や失敗について

受験ネット
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高校生が企業のインターンシップ(就業体験)に参加する事例が増えてきました。ここでは、実際にインターンシップに参加した高校生の声を紹介します。

フジテレビ ニュース出演時

運営 受験ネット(代表 加藤)
東日本で高校への講師派遣、通信・個別指導事業を展開。代表加藤は、早大卒、予備校講師を経て国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20022587登録証)。高校内講演に年80回。代表プロフィール詳細※ページ内にAmazon等のプロモーションリンクを含む場合があります。


高校生の企業インターンシップ(就業体験)とは?

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高校生のインターンシップは、高校主催で行われる場合と、生徒が個々に申し込む場合があります。

高校主催の場合、地域の高卒を採用している企業を中心に、3日間前後で実施されることが多いようです。通常の授業の一環として実施される場合と、夏休みなど休業期間に行われる場合があります。参加者は、就職希望者のほか、探究の一環として行われる場合など進学希望者も参加します。

個人で申し込むインターンシップは、夏休みなど休業期間に実施されます。

いずれも、大学生対象のインターンシップと異なり、給与は支払われないのが普通です。

Q どんな特色があり、どんな高校生を求めていましたか?

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インターンシップに参加した企業は、どんな特色があり、どんな高校生を求めていましたか?

A君 はい。自分は、エレベーターの製造、販売、点検をする企業のインターンシップに参加しました。特色は、安全第一だと思いました。朝礼では、ハーネス(墜落制止用器具)の状態を指さし確認をしていました。求める人材は、明るく、技術(高校で取れる資格)があり、意見をしっかり言える人だと、社員がおっしゃっていました。エレベーターには思わぬ危険が潜んでいる場合があり、先輩に従うばかりでは、現場でのミスが発見しづらいからだそうです。

B君 僕は、大工や家の内装を手がける会社のインターンシップに参加しました。大きな声や笑い声が聞こえ、明るく働きやすい雰囲気だと感じました。会社の説明では、声が大きく、挨拶がしっかりでき、できれば建築の図面が読める人が欲しいと聞きました。また、個人的には、現場にはハードさがあり、継続できる心が折れない人が合うのではないかと感じました。

Cさん 私は、介護施設のインターンシップに参加しました。職員の方が、お年寄り1人1人に寄り添う雰囲気を感じ取れました。求める高校生は、相手と向き合い、相手の目を見て会話できる人物だと、職員の方から伺いました。

準備のポイント

今後、その会社や同業界の入社試験を受けるときに備え、会社の特色や求める人材について、下調べをしておきます。インターンシップ中は、経営者・社員・職員から聞いた話と、実際に見て感じたことの2方向からメモを取っておくと、志望動機づくりにつながります。

Q 失敗したことや、準備しておいてよかったものはありますか?

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インターンシップで失敗したことや、準備しておいてよかったものはありますか?

A君 はい。質問の時間があったのですが、何も質問ができませんでした。また、クルマで現場へ移動するタイミングがあったのですが、うとうとしてしまい、良くなかったかなと思います。準備してよかったのは、会社のホームページを見て、代表の方や担当者の顔と名前を覚えて行ったことです。初めの挨拶のときに、名前を呼ぶことができました。また、下見は行っておいてよかったです。

B君 僕も、質問を思いつきませんでした。インターンシップは参加者が1人や数人ということもあるので、質問をしないと目立ってしまいます。準備というか、当日やってよかったことは、集合の8時半の、30分以上前に会社の前に到着していたことです。今は普段マスクをつけていないため、うっかり忘れており、買いに行く時間ができました。

Cさん 私は、初対面でお年寄りと会話することが十分にできませんでした。天気や寒さの話だとか、着用されている洋服などの話をすればよかったかも知れません。

準備のポイント

インターンシップでよくある失敗談として、質問を思いつかなかったというものがあります。絶対に質問をしなければ、本人やその高校の評価が落ちるというものではありませんが、事前に公式サイトなどを見て、インターンシップで知りたいテーマを、3つ程度は考えておくと良いでしょう。当日は、そのテーマに関して、見聞きしても分からなかった点が自然に出てくるはずです。

Q 来年のインターンシップに参加する後輩に伝えたいことは?

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来年のインターンシップに参加する後輩に伝えたいことは?

A君 はい。会社の公式サイトを見て、業務内容などを時間をかけてチェックしておくと良いです。準備せずに当日を迎えてしまうと、何も分からないまま1日が終わってしまいます。あと、最初の挨拶は絶対にあるので、緊張に備え、練習をしておくと安心できます。

B君 当たり前のことかも知れませんが、下見は絶対に必要です。下見をしたうえで、当日は早めに行くようにしてください。また、持ち物は前日に準備します。高校で使う作業服が必要だったり、マスクが必要だったりします。

Cさん 普段から、友達だけでなく、いろいろな人とコミュニケーションを取る経験を積んでおくと良いです。また、いろいろな授業に興味を持つことで、将来が広がったり、話題が広がったりすると感じました。

(まとめ)インターンシップ準備のポイント

□ 会社の公式サイトを見て、特色や求める人材を調べておこう。
□ インターンシップで知りたいこと、学びたいことを3つ程度は考えておこう(当日、疑問がわきやすくなり質問対策にもなる)。
□ 普段から挨拶やコミュニケーションの練習をし、苦手な科目の授業も積極的に受けてみよう。
□ 前日には必ず下見を済ませ、必要な持ち物を準備しよう。
□ インターンシップ初日の挨拶や自己紹介に備え、練習しておこう。
□ 集合時間の30分前には到着するようにしよう。
□ 当日は企業の特色や求める人材について、社員から聞いた話と実際に見聞きして分かったことを、分けてメモしよう。

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