[高校生]自己PR文の簡単な書き方・書き出し・例文を見る|大学・短大・専門学校

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高校生のための、大学・短大・専門学校受験用、自己PR(自己アピール)文の書き方・書き出しをわかりやすく説明します。また、400字、600字、800字の自己PRの例文も掲載しました。

分からない点やご相談は、少し上の「白黒の吹き出しマーク」からコメント欄へどうぞ。全ての質問に、筆者が直接お答えします。

フジテレビ ニュースJAPAN出演時

著者 加藤純
早大卒。予備校講師を経て国家資格・キャリアコンサルタント(登録番号20022587登録証)。高校での講演に年80回出講(出講例)。プロフィール詳細

自己PR(自己アピール)は、「長所・実績」+「生かし方」を書くもの

2022.10.27改訂

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そもそも自己PRって、どういう意味なんですか? いろいろな説明を見ても、すごくあいまいで分かりにくいです。

はい。自己PRは、長所を伝えるものだと思っている人もいますが、それは正しくありません。

大学・短大・専門学校入試では、長所だけでなく、資格や勉強、部活動などの実績を書いても構いません。

分類進学後の生かし方
長所協調性、リーダーシップ、調査し、文書や図式まとめ上げるのが得意ゼミ(研究室)の活動で生かしたい
実績部活動の部長、生徒会の副会長、地域サークルのリーダー、英検2級、苦手な数学の成績を上げた・ゼミ(研究室)でリーダーシップを取りたい
・勉学に生かしたい
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なるほど! 自己PRは明るいことです!だけじゃなく、「苦手な数学の成績を上げました!」みたいなのでもOKなのですね?

はい。その通りです。長所だけでなく、高校生活で自慢できること全般が対象となります。

また、PRは、パブリックリレーションズ(Public Relations)の略です。Relationsリレーションズ(関係)という文字があるように、受験生だけの話ではなく、進学先との関係(進学先から見たメリット、進学後の生かし方)も書くべきものです。

なお、「明るい」「協調性」「根性」といった短い定番の長所だけではなく、「調査し、文書や図式まとめ上げるのが得意」「人の話を傾聴するのが得意」など、少し長い言葉とすると、ほかの受験生に差をつけられます。

ここまでのまとめ

  • 自己PR=「長所・実績」+「進学後の生かし方」
  • 「根性」など短い定番の言葉だけではなく、「調査し、文書や図式まとめ上げるのが得意」など、少し長いオリジナルな言葉を使うと、自己分析がしっかりしている印象を与える。

自己PRの書き出しは?

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自己PRは、どういうふうに書き出せばよいのでしょうか?

はい。あらゆる文章は、要点‐くわしく‐要点の流れとなります。そのため、「私がPRしたい点は、~です」の書き出しが定番です。下の①②などは、段落番号です。

段落構成や例文は後半にあります!

自己PRは、インパクトのある書き出しにすると有利?

いいえ。自己PRは正規の書面ですので、奇をてらわずに、正面から勝負することが大切です。

〇 私のPRしたい点は、持ち前の明るさです。
× 「がんばれー」私の大きな声が、体育館に響き渡る。今日はバスケットボール部の練習試合だ。

入試前の期間限定のアドバイスを、2022年9月1日に再開しました!

自己PRを書く上での注意点 エピソードが必須!

私のPRしたい点は、持ち前の明るさです。専門学校での学生生活はもちろん、美容師として就職したあとも、生かせると考えています。

このPRはどうでしょうか? 長所と進学後の生かし方は、そろっていますが……?

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はい。自分が入試の担当なら、明るいって書いてあっても、証拠がないから、信じていいかわからないす。

はい、その通りです。「長所」「資格」「活動実績」のうち、長所は、それを証明するエピソードを添えてください。資格や活動実績は、苦労や工夫のエピソードや、成長点が好相性です。

「長所」「資格」「活動実績」 + エピソード(証拠、苦労、工夫、成長)

私のPRしたい点は、持ち前の明るさです。私は高校のなかでも、活気があり明るいと定評のあるチアリーディング部に所属していました。級友や担任からも、明るいと言われることが多いです。この長所は、専門学校での学生生活はもちろん、美容師として就職したあとも、生かせると考えています。

自己PRの書き方と例文 構成は「自己PR要素」「生かし方」に分けて

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どの文章も必ず、「要点→くわしく→くわしく→要点(まとめ)」の流れになるんでしたよね?(志望理由書の書き方)。

はい、自己PRも、要点→くわしく→くわしく→要点(まとめ)の流れは、まったく同じ! 「自己PR要素」「進学後の生かし方」に分けるとよいです。

文字で書く場合は600~800字(大学に多い自由用紙1枚)なら4段落構成、400字前後(専門学校に多い自由用紙半分程度の枠)では2段落構成がおすすめです。面接で話す場合は、300字(45秒分)の準備がおすすめです。1分の指定がある場合、350字程度です。

  • 書き出し 「私がPRしたい点は、……」など。
  • 終わり方 「以上がPRしたい点です。進学後は……」など。

なお、自己PRを考える場合、書類なら「活動報告書」、面接なら「高校生活で頑張ったこと」との重複に注意します。

自己PRは勉強面、高校生活で頑張ったことは部活動、のように分けておくのが1番確実です。もし、似てしまう場合は、高校生活で頑張ったことは、活動そのものの説明に絞るのがコツです。

自己PR600~800字の構成と例文(大学・短大受験など)

600~800字、あるいは白い紙1枚のときは、4段落構成がおすすめ。おもに大学受験の場合です。

自己PR600字の例文

❶ 私がPRしたい点は、様々な人と分け隔てなく話せることです。

❷ 私は、中学時代はとても引っ込み思案で、家族や友人と話すのが精一杯でした。しかし、高校で加入したバレーボール部の部活動は、部員が80人と多く、様々な人と話すことを余儀なくされました。相談した高校の担任の先生から、面白い話をしたり、無理に話を合わせたりするのではなく、誰にでもに興味を持ち、話を真剣に聞く姿勢が重要だと教わりました。その結果、コミュニケーションに自信がついてきました。2年次、「総合的な探究の時間」の調べ学習では、地域の過疎化について調べました。私は地域の人にインタビューをする担当となり、初対面の人や年齢が上の人と話すのも得意になりました。

❸ 進学後は、人生経験を積んだ教授や、さまざまな地域から来た学生と共に、地域経済学を学ぶこととなります。私は、様々な人と分け隔てなく話せる長所を生かし、1年次から始まるフィールドワークでは、少しでも多くの人から、意見を聞き取れるよう努力したいです。また、ゼミ活動も、長所を生かせると考えています。このことは、貴学の「協働性を生かし学ぶ姿勢」というアドミッションポリシーにも合致すると考えます。

❹ 以上がPRしたい点です。進学後は、様々な人と分け隔てなく話せるという点を生かし、精一杯勉学に励むつもりです。(560字)

長所、資格、活動実績は、複数書くことも可能です(例 明るさと根性)。書き方は、少し下に掲載しました。

自己PR400字の構成と例文(専門学校受験など)

400字、あるいは白い紙半分ぐらいのときは、2段落構成がおすすめ。おもに専門学校受験の場合です。

まとめの文は、2段落目の最後につなげてください。ただし、なくても違和感がない場合、直前の内容のくり返しとなってしまう場合は、必要ありません。

自己PR400字の例文

私のPRしたい点は、持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性です。私は高校3年間、チアリーディング部に所属していました。所属80人と人数が多い部であり、「第19回関東チアリーディング選手権大会」でトーナメント出場を果たすなど、明るさと厳しさを兼ね備えた部です。元気な挨拶やお礼の言葉など、常に礼節を伴った明るさを求められました。また、朝練習、夕方以降の自主練習に加え、夏休みの練習がほぼ毎日あり、日頃から厳しい練習が課されるなか、根性を育てることができました。

美容専門学校は、わずか2年間で国家資格を目指すため、実習は大変厳しいと聞いています。また、美容師は、密接なコミュニケーションを伴う接客業であるだけでなく、厳しい仕事環境が特徴です。持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性は、進学後はもちろん、美容室に就職したあとも、生かせると考えています。(371字)

面接用の自己PR300字(約45秒)の構成と例文

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面接は45秒なら300字、1分程度と指定された場合、350字程度ですね。

はい。仮に提出用が400字程度であったとしても、記憶するには少し長すぎます。300字程度の面接バージョンは作っておいてください。300字(約45秒)が、長過ぎず短すぎずというバランスです。

  • ただし、一部の大学・短大・専門学校では、「1分間で自己PR」と指定することもあります。その場合、エピソードを少し丁寧にするなどで、調整してみてください。
  • 面接の進行が遅れた場合など、「手短に自己PR」の指示がある場合もあります。その場合は、エピソードを少し削るなどで、調整してみてください。

結局、受験では、300字程度(約45秒)が、準備する長さとしては無難と言えます。

面接のため、段落という考え方はありませんが、文章化すれば2段落がおすすめです。

自己PR400字の例文 → 1分15秒程度かかり面接には向きません

私のPRしたい点は、持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性です。私は高校3年間、チアリーディング部に所属していました。所属80人と人数が多い部であり、「第19回関東チアリーディング選手権大会」でトーナメント出場を果たすなど、明るさと厳しさを兼ね備えた部です。元気な挨拶やお礼の言葉など、常に礼節を伴った明るさを求められました。また、朝練習、夕方以降の自主練習に加え、夏休みの練習がほぼ毎日あり、日頃から厳しい練習が課されるなか、根性を育てることができました。

美容専門学校は、わずか2年間で国家資格を目指すため、実習は大変厳しいと聞いています。また、美容師は、密接なコミュニケーションを伴う接客業であるだけでなく、厳しい仕事環境が特徴です。持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性は、進学後はもちろん、美容室に就職したあとも、生かせると考えています。(371字)

自己PR・面接用の300字の例文 → 所要56秒 十分な長さかつ話がちらかりにくい分量です

「では、自己PR(自己アピール)をお願いします」

はい。私のPRしたい点は、持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性です。私は高校3年間、チアリーディング部に所属していました。所属80人と人数が多い部であり、「第19回関東チアリーディング選手権大会」でトーナメント出場を果たすなど、明るさと厳しさを兼ね備えた部です。常に礼節を伴った明るさを求められ、朝練習、そして自主練習、夏休みと厳しい練習が課されるなか、明るさと根性を育てることができました。

美容専門学校は、2年間で国家資格を目指すため、実習は厳しいと聞いています。また、美容師は、接客業であり、かつ厳しい仕事環境が特徴です。持ち前の明るさと、部活動で磨いた根性は、進学後はもちろん、美容室に就職したあとも、生かせると考えています。(313字)

内容は、後半に続きます。

自己PRが2つある場合

自己PRが2つある場合、上の展開がおすすめです。エピソード(証拠、苦労、工夫、成長)も忘れずに盛り込みます。後の方に、例文を掲載しています。

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自己PRは、活動報告書とかぶらないように!

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自己PR書と活動報告書を書いていたら、両方とも部活動の話が出てきて、似てしまったのですが💦

はい。活動報告書は、活動そのものを説明する書類。自己PRは、長所・資格・活動実績とその生かし方を説明する書類です。

高校時代に力を入れた活動が多い方は、活動報告書と自己PRの内容を分けます。

  • 活動報告書 …総合的な探究の時間など、勉強をメインに書く。
  • 自己PR …エピソードには部活動を使う。

高校時代に力を入れた活動が1つしかない場合は、活動報告書=活動そのもの、自己PR=長所・資格・活動実績、生かし方、というテーマを強く意識して書きます。

  • 活動報告書 …部活動の規模や厳しさ、大会実績、練習の様子、苦労、工夫などについて書く。
  • 自己PR …部活動を通じて得た、協調性、リーダーシップ、根性などの長所とその生かし方を書く。

重要! 提出書類に「活動報告書」「自己PR」の両方がない場合、活動実績の重複に心配はいりませんが、面接では「高校時代に頑張ったこと」「自己PR」の両方が問われることがあります。

面接でも、「高校時代に頑張ったこと」「自己PR」の重複に注意

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面接の「自己PR」と「高校時代に頑張ったこと」なんですが、両方とも部活動の話が出てきて、似てしまったのですが💦

「高校時代に頑張ったこと」は、活動そのものの説明を求める質問。自己PRは、長所・資格・活動実績とその生かし方の説明を求める質問です。

高校時代に力を入れた活動が多い方は、「高校時代に頑張ったこと」と「自己PR」の内容を分けます。

  • 活動報告書 …総合的な探究の時間など、勉強をメインに書く。
  • 自己PR …エピソードには部活動を使う。

高校時代に力を入れた活動が1つしかない場合は、活動報告書=活動そのもの、自己PR=長所・資格・活動実績、生かし方、というテーマを強く意識して書きます。

  • 活動報告書 …部活動の規模や厳しさ、大会実績、練習の様子、苦労、工夫などについて書く。
  • 自己PR …部活動を通じて得た、協調性、リーダーシップ、根性などの長所とその生かし方を書く。

自己PRで、2つPRしたいときは、内容が散らからないように注意

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自己PRの字数がなかなか埋まらないときは、PR点を2つ書けばよいと聞きましたが?

はい。一理あるのですが、PR点が2つなら、それを証明するエピソードも2つ、合計4要素になり、読みづらくなる面もあります。下の構成がおすすめです。

私がPRしたい点は、演劇部の部長経験から得たコミュニケーション力と、手先が器用という長所です。

私の高校の演劇部は、部員が40名以上います。そのため、部員の個性が豊かで、活動に対する考え方もさまざまです。私は、2年生の2学期から部長を務めることになりましたが、活動スケジュールや公演内容の調整に苦労しました。このとき、私は自分で判断する前に、部員全員の意見を、丁寧に聞くように努力しました。個々の意見を忘れてしまわないように、スマートフォンのメモ帳に記録し、丁寧に意見を集約しました。この姿勢を多くの部員が評価してくれたことで、上手く譲歩を引き出せたように感じます。また、苦手意識があった部員の性格も理解でき、コミュニケーション力が育ったと感じました。この能力は、グループ学習や幼稚園での実習など、進学後の勉強はもちろんのこと、将来幼稚園教諭になった後も生かせると思います。保育士は、児童の面倒を見るだけでなく、同僚の幼稚園教諭、園長、保護者とのコミュニケーションが重要と聞いているからです。

また、手先が器用という点も、ぜひPRしたい点です。私は、小学校低学年から母親の影響で刺繍を始め、高学年では、地域の作品展に参加し、努力賞を得たこともあります。お菓子作りは中学生の頃から始め、最近は和菓子の繊細な飾り付けにも慣れてきました。幼稚園教諭は、季節の遊びや行事で、細かな工作をする機会が多いと思います。そのような機会に、手先の器用さを生かしてゆきたいです。

以上2つが、私のPRしたい点です。コミュニケーション力や手先の器用さを生かし、充実した短大生活を送り、優れた幼稚園教諭を目指したいです。(695字)

入試前の期間限定のアドバイスを、2022年9月1日に再開しました!

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