口頭試問(大学入試)の例題と対策

受験ネット
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大学入試で口頭試問が出そうなのですが、何が出題されるのか、どうやって対策するのか、分かりません💦

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口頭試問とは?

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そもそも口頭試問とはなんですか?

はい。口頭試問は、面接と似た部分もありますが、基礎学力や学部への適性を特に時間をかけて問う形式となります。理系学部の場合、例えば面接で好きな教科を聞きくこともできるのですが、数学の問題を解かせた方が、より確実です。

口頭試問は、特に理系の大学の推薦入試での採用が目立ちます。典型的なのは、数学の基本的な問題を、その場で解かせる出題です。物理、化学など場合もあります。また、文理問わず、英語の口頭試問や、事前提出課題について深く問われるなど、様々な種類があります。

口頭試問の例題

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口頭試問では何が出るの?

はい。もっとも典型的な口頭試問は、理系学部の入試で、数学の問題が出され、面接官(試験官)数名の前で、ホワイトボード等を使って、多少の説明を交えながら、解くものです。数学以外の教科や、学部の学問の基礎知識、課題小論文の詳細を問うような形式もあります。

口頭試問の出題内容

  • もっとも典型的な口頭試問は、理系学部の入試で、数学の問題が出され、面接官(試験官)数名の前で、ホワイトボード等を使って、多少の説明を交えながら、解くもの。
  • 物理、化学、英語、国語等の出題もある。
  • 学部の学問の基礎知識を問うもの。
  • 最近のニュースや時事問題を問うもの(意見を求められる場合もあり)。
  • 事前課題の小論文等の内容を問われるもの。

例題 【数学】2 次関数y = ax2 + bx + c を平方完成して,頂点の座標を求めてください。(ホワイトボードを使用)

おおむね、教科書の基本例題レベルが出題されますので、範囲(数学ⅠA、ⅡB、ⅢCのどの領域か)を確認後、教科書の例題を、「完全に理解したうえで解法も暗記」という勉強法がおすすめです。まずは、50題、次いで100題のように、ストックを増やしてゆきます。

例題 【数学】関数の定義を述べてください。

(解答例)はい。2つの変数x, y があり、x を1 つに定めるとy が唯一つに定まるとき、y はx の関数であると言います。

例題 【数学】関数の例と関数でないものの例を挙げて下さい。

(解答例)はい。関数の例は、時速60km でx 時間走ったときの移動距離y km。関数でないものの例は、年齢がx 歳である人の身長y cmが挙げられます。

例題 【物理】⾃由落下する物体の運動を考える。⾃由落下を始めた位置を原点として、鉛直下向きにx軸をとる。このとき、 x -tグラフおよびv-xグラフとして正しい組み合わせを次の①〜③のうちから選べ。(選ぶ根拠や過程の説明も必要)

引用 東邦大学

例題 【化学】原子が最外電子殻から電子1個を受け取り、1価値の陰イオンになるときのエネルギーを何と呼びますか?

(解答例)はい。電子親和力です。

例題 【化学】周期表における3族から11族の元素を選べ(ほか5問)。

引用 東邦大学

例題 【生物】日本のバイオームの水平分布について、亜熱帯多雨林帯以外の名称を3つ挙げ、その特徴を説明せよ。

引用 東邦大学

例題 【英語】以下の英文を黙読後、音読せよ。引き続き、順に和訳せよ。

新潟大学工学部による

例題 【国語】以下の文章の内容を簡潔に説明できるようにしておいてください。また、内容に関して、共感したこと、共感できないとこと、気が付いたこと、疑問に思ったこと等について質問するので、答えられるようにしてください。

聖学院大学過去問バックアップ1バックアップ2

例題 【学部の学問の基礎知識】人間は、記録を残すことで、情報を蓄えたり伝達を行ってきました。記録を残す道具を最大二つ挙げ、その道具に使われている材料について説明してください。(滋賀県立大学)

口頭試問の対策は?

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口頭試問の対策は、どのようにしたらよいでしょうか?

はい。受験校が正式に決まっていない時期であれば、理系の人気大学は口頭試問を課すことも多いため、数学・理科を中心に、例題レベルを強化しておきます。具体的には、教科書などで例題や基本問題に出会うたびに、ストック(解法を完全理解のうえ、いつでも素早く再現できる状態を目指す箱)に入れます。

ストックに入れた問題は、完全に理解したうえ、何度も正解を再現し、いつどこで誰に聞かれても完答できる状態にします。このストック問題を50問、100問と増やしてゆきます。

受験校が決まっている場合は、出題される科目や範囲に注意し、やはりストック問題を、入試までに50問、100問と増やしてゆきます。入試が近づいたら、ホワイトボードや黒板を使い、先生や友人に見てもらう機会を増やします。

面接との違いは?

  • 面接 …志望理由、自己PR、高校生活の過ごし方を中心に、問答形式で、志望校に合うかどうかを確かめてゆきます。
  • 口頭試問 …教科を中心に、大学の講義に対応できる、基礎学力を確かめます。割合は少ないですが、学部に関連する知識を問う場合もあります。

※なお、学部に関連する知識は、通常の面接でも問われます。

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