
高校を出たら就職しようと思うんですが、スケジュールや準備方法を教えてください。
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高校生の就職試験は高3の9月!


高校生の就職試験は、高3の9月。時計の9時をイメージすると分かりやすいですね!
すると12時は高2の12月。冬休み頃から準備が必要です。
高2の3学期・春休みは、筆記試験対策と業界研究の時期!


高2の12月から3月(春休み)にかけては、何をすればいいですか?
はい。まず、進路を就職に正式決定でよいのか、十分確認してください。
高校生の就職は、業界がいくつかに限定されます。代表的なのは、製造業、建築・建設・土木、接客・販売、介護福祉、事務などです。事務は人気が高いことに注意が必要です。
就職に正式決定したなら、試験対策に入ってゆきます。
高卒就職の試験は「面接、書類審査(履歴書の審査)、筆記試験、作文」が中心です。面接と書類審査は、ほぼ全員が受けることになりますが、筆記試験(適性検査や、英数国理社の基礎)や作文は、人気企業によく見られます。
このなかで、いちばん準備に時間がかかるのが、筆記試験(特に英数国理社の基礎)、作文です。担任や進路室の先生に相談し、筆記試験や作文のある企業(人気企業が多いです)に挑戦する場合は、準備を始めます。まずは、進路室にある、筆記試験問題集を毎日解くようにします。
公務員は高2の12月スタートではギリギリ
高校生の就職には、民間企業のほか、公務員もあります。公務員は、筆記試験が難しく、高2の夏休みくらいから、勉強をスタートするのが基本です。スタートが遅れてしまった場合でも、高校の学力レベルや、受験する公務員の職種によってはチャンスがありますので、担任や進路室の先生に相談してみてください。

筆記試験対策のほかに、業界研究も、高2の3学期くらいに必要なんですよね?
はい。業界(職種や、主な会社の仕事内容)を知らないまま高3になってしまうと、履歴書の志望動機欄作りが上手くいかず、後手後手になり、希望の会社に合格できないことがあります。
高2のうちに、業界(おもに製造業、建築・建設・土木、接客・販売、介護福祉、各業界の事務)について、働く人の1日や仕事内容をしっかりと理解します。進路室にあるパンフレットや、都道府県ごとの高卒就職情報誌が分かりやすいです。なお、求人票(求人案内)の発表は高3の7月ですが、高2のうちに、先輩向けに来た求人票は、少し見ておくと、見方に慣れてきます。
業界を調べる場合、漠然と職種を調べるだけでなく、気になる会社のパンフレットやwebサイトを、片っ端から見てゆくのがおすすめです!
高3の1学期は、3者面談と履歴書作りの時期!


高3の6月は、3者面談があるんですよね。
はい。高校にもよりますが、6月頃に3者面談があり、ここで高卒就職を正式決定し、どんな業種を受けるかも決めておくことが多いです。
おおむね、3者面談までに履歴書作りを行い、その後面接練習に入ってゆくのが基本的な流れです。ただし、高2の3学期に、まずは面接に意識を向けてもらおうと、初回の面接練習を入れる高校もあり、高校による差が大きいです。
履歴書は、氏名、住所、学歴、資格など、事実を書けばよい部分ではなく、「趣味・特技」「校内外の諸活動」「志望の動機」の書き方が、練習のポイントとなります。
面接練習は、服装を含む基本のマナー、入退室、よく出る質問(志望動機、長所・短所、高校生活)の対策の順に行うのが普通です。
7月に求人票公開、夏休みに会社見学


高3の7月にいよいよ求人票公開。夏休みに会社見学ですね!
はい、その通りです。1学期のあいだは、正式な求人は公開できないため、あくまで仮の希望として履歴書作りや、面接の受け答えをしてきましたが、ついに正式な募集が始まります。高校での面接練習も、服装・マナーや入退室を終え、7月以降は、よく出る質問の対策に中心が移ります。
そして、夏休みには、受験する会社の見学に行きます。このとき、受付、待ち時間、説明会、会社内見学の途中でも、服装やマナー、受け答えなどが記録されています。
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