大学・専門学校入試の面接 志望理由(志望動機)の徹底対策!

      2018/11/05

入試の面接がすぐそばに迫っていますか? 大学・短大・専門学校の推薦・AO入試では、志望理由(志望動機)の答え方が、合否の決め手になります。この記事では、元予備校講師で全国で年80の高校で面接指導などをしている筆者が、志望理由対策を細かく説明します。

面接の全体を知りたい方のための記事です!

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結論 志望理由(志望動機)の答え方

志望理由の答え方で、もっともシンプルなのは、学部(学科・分野)志望理由と、学校志望理由に分けて答える方法です。

  • 学部(学科・分野)志望理由 … きっかけ、学びたいこと、将来像、適性のPRのうち2つ程度を含むこと。
  • 学校志望理由 … 他大学にない要素やオープンキャンパスで見聞きしたことを、2つ程度述べること。
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面接での志望理由(志望動機)の位置づけ

大学や専門学校の推薦・AO入試の面接で、もっともよく問われる質問は、以下の5問です。

  • 志望理由を聞かせてください/本学(本校)を選んだのはなぜですか
  • ②進学後にしたいことはなんですか
  • ③将来どのような仕事に就きたいと考えていますか
  • ④高校生活の思い出を教えてください/高校生活で力を入れたことは何ですか
  • ⑤自己PRをしてください

これらのなかで、志望理由は最も重要な要素を占めます。そして、これらの頻出質問は、面接官は長めの答えを想定していることが多いです!

長めの答えとは、2カタマリ45秒程度が目安

長めの答えとは、2カタマリ45秒程度が目安となります。

「志望理由を聞かせてください」

はい。私は高校では、情報の科目に興味がありました。数学を用いて、コンピュータのIPアドレスの有効範囲を算出するなど、とても興味深い内容でした。このことから、情報学部に興味を持ちました。卒業後は、AIを得意とするIT企業で仕事をし、多くの人に利用して頂けるシステムを作りたいです。

オープンキャンパスでは、研究やシステム設計に打ち込んでいる熱心な学生の話を聞き、具体的な学生生活のイメージが固まってきています。教授の指導がきめ細かいという話も聞きました。私は、そのような環境でプログラミングやAIの知識を詳しく学ぶことが目標です。以上が貴学を志望した理由です。

278字

このように、志望理由は、2カタマリ(時間にして45秒程度)の長さが望ましいと考えます。

  • 短すぎる場合 … 短めの答えが返ってきた場合、違和感をもつ可能性が大きく、熱意が低いと受け取られる可能性もあります。
  • 長すぎる場合 … 面接官は、受験生の答えの一部を詳しく聞きたい場合が多いです。そのため、45秒程度で終わらせて、追加質問をもらう時間を作った方が得策です。

2カタマリ45秒程度の原稿の作り方

2カタマリ45秒程度は、字数にして合計280字前後が目安となります。そのため、ツイッター2ツイート分で原稿を作ると効率が良いです。

1ツイート目 学部(分野・学科)志望理由(139字)

2ツイート目 学校志望理由(139字)

なお、原稿を作り、高校や塾の先生に確認してもらうことは重要ですが、そのまま暗記することは避けてください。そのまま暗記した場合、面接本番では緊張から全て忘れてしまうことがありますし、棒読み感が出てきます。必ず、絶対に使いたいキーワードを、スマホや紙のメモ帳にまとめるようにします。

お願い 当サイトを参考にして頂くのは光栄ですが、具体的なノウハウの転用はご遠慮ください。恐れ入りますが、一部引用される場合は、必ず当記事にリンクをお願いいたします。

学部(学科・分野)志望理由の答え方

学部(学科・分野)志望理由は、主に①きっかけ、②学びたいこと、③将来像、④適性のPRから答えます。

学部(学科・分野)志望理由の例(1)

はい。私は高校では、情報の科目に興味がありました。数学を用いて、コンピュータのIPアドレスの有効範囲を算出するなど、とても興味深い内容でした。このことから、情報学部に興味を持ちました。卒業後は、AIを得意とするIT企業で仕事をし、多くの人に利用して頂けるシステムを作りたいです。

139字

この回答例では、①きっかけ、③将来像を使っています。

大学を受験する場合、学びたいことは必ず志望理由に含むようにします。今回の、情報学部志望の例では、学校志望理由に学びたいことが書かれていますので、学部志望理由は、①きっかけ、③将来像でも問題はありません。

異なるタイプの学部志望理由の例文

②学びたいこと、④適性のPRを使った学部志望理由の例も示します。

学部(学科・分野)志望理由の例(2)

はい。私は、プログラミングやAIの知識を学ぶために情報学部を志望しました。私は中学生の頃に手に入れたポケットコンピュータで、簡単な「数当てゲーム」を作って以来、プログラミングをずっと続けています。プログラミングの経験が長く苦にならないという点で、情報学部向きだとと考えています。

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①きっかけを使う場合のコツ

学部(学科・分野)志望理由にきっかけを使う場合、注意したいことがあります。

  • きっかけは、話しやすいので長くなりすぎる傾向が強い。面接官が聞きたいのは、きっかけの先にある、学びたいことや将来像となる。
  • そのため、きっかけは短くまとめ、ほかの要素と合わせるとよい。

②学びたいことを使う場合のコツ

学部(学科・分野)志望理由に学びたいことを使う場合、注意点は以下の通りです。

  • 難しく感じても、パンフレットやウェブサイトを何度も読み、なるべく具体的に書く。
  • 学びたいことは、学校志望理由に回しても良い。

③将来像を使う場合のコツ

将来像を使う場合、注意点は以下の通りです。

  • 企業名までは書かなくても良いが、業界については多少研究し、具体的に書く(×旅行業界  ◯ホテルマン、旅行関係のウェブ企業)
  • 大学文系の希望者は、大学で視野を広げてほしいという面接官が多く、将来像は無理に述べなくても良い。
  • 逆に、専門学校希望者は国家資格系の短大希望者は、将来像ははっきりさせておく必要がある。

④適性のPRを使う場合のコツ

適性のPRを使う場合、注意点は以下の通りです。

  • 学部(学科、分野)への適性は、パンフレット、ウェブサイトの記載や、アドミッションポリシーを読み、正確に把握する。
  • 説明会やオープンキャンパスで、どのような人が向いているのか聞いておくのもおすすめ。
  • 自分がその適性に合うことを、根拠をあげてPRする。(×根性があるので美容師に向いていると思います。◯高校でも最も厳しいバスケットボール部を3年間継続できたことから、根性には自信があります)

学校志望理由の答え方

学校志望理由は、①パンフレットやウェブサイトを見て、他大学にない点を探す、②オープンキャンパスで見聞きしたことを、自分の言葉で話すこの2点がポイントです。

オープンキャンパスでは、研究やシステム設計に打ち込んでいる熱心な学生の話を聞き、具体的な学生生活のイメージが固まってきています。教授の指導がきめ細かいという話も聞きました。私は、そのような環境でプログラミングやAIの知識を詳しく学ぶことが目標です。以上が貴学を志望した理由です。

  • 熱心な学生  …  オープンキャンパスで実際に見た印象。
  • 教授の指導がきめ細かい  …  オープンキャンパスで実際に聞いた内容。
  • プログラミングやAIの知識を詳しく学ぶ  … 他大学よりAIについて詳しく学べるという知識が前提にある。

オープンキャンパスは2回行く!

面接で優れた志望理由を述べるためには、オープンキャンパスは本来は2回行くのがポイントです。1回目は基本的な建物や説明内容を把握するのに精一杯ですが、2回目は、興味関心が絞れるため、深い情報を手に入れることができます。

受験直前にこの記事をお読みの方は、すでに1回オープンキャンパスに行っているはずです。できれば通常の授業日に、もう1度大学や専門学校を訪ね、学生の様子、会話内容、掲示物などを見て来ると、ほかの受験生が知らない情報をつかむことができます!

他大学にない点の探し方

他大学にない点を探すには、方法が3つあります。

  • オープンキャンパスでの、本学(本校)の特徴という説明を思い出す。
  • 第1希望の学校のパンフレットやウェブサイトを準備し、第2志望のものと比べ、異なる点を探す。
  • アドミッションポリシーを読み、学校が力を入れている点をつかむ。

もっとも簡単なのは、オープンキャンパスでスライド(PowerPoint)等を用いて行われた説明内容をよく思い出すことです。それを手掛かりに、パンフレット、ウェブサイト、アドミッションポリシーを見て行くと、難解な内容でも理解しやすくなります。

「第2志望と比べ、異なる点」の候補は多数ありますが、いくつか例を挙げておきます。

  • 【学習や進路関係】学ぶ内容(カリキュラム、ゼミ、研究室、教授、教員)、目標となる資格、セミナーや各種講座、施設設備、自習環境、就職指導体制、就職先。
  • 【学生生活の関係】立地、通いやすさ、寮、サークル。

※学生生活関係だけを志望理由に挙げることは避け、学習や進路関係も含むようにしましょう。また、通いやすさを挙げる場合、家から近いのでという言い方ではなく、家から近いので資格取得の勉強時間が多く取れるなど、言い方に工夫します。

志望理由の一部をピンポイントで聞かれた場合はどう答えるか?

大学、短大、専門学校の面接では「志望理由を聞かせてください」という大枠の聞き方以外に、「オープンキャンパスの印象」など、志望理由の一部に属する内容を、ピンポイントで尋ねられることがあります。

そのような場合、2カタマリ45秒の答え方ではなく、短めの答え方が望ましいです。

  • ①まず質問に端的に答える
  • プラスアルファの説明を1~3文程度加える。

「情報学部を志望したきっかけを教えてください」

はい。私は高校では、情報の科目に一番興味を持ったからです。数学を用いて、コンピュータのIPアドレスの有効範囲を算出するなど、とても興味深い内容でした。

「オープンキャンパスではどのような印象を持たれましたか」

はい。オープンキャンパスでは、研究やシステム設計に打ち込んでい学生の話を聞き、具とても熱心な印象を持ちました。学生の方からは、教授の指導がきめ細かいという話も聞きました。

「将来どのような仕事に就きたいと考えていますか」(大学文系)

はい。私は将来、マスコミや中学・高等学校の先生を今のところ考えています。しかし、大学に進学したあと視野を広げ、本当に自分に合っているかを考えながら、職業を決めていきたいと思っています。

「将来どのような仕事に就きたいと考えていますか」(専門学校や短大)

はい。私は管理栄養士の資格を生かし、学校給食に携わりたいと思っています。いまの子どもたちは、食生活が不安定ですので、少しでも健康に良い献立を作り、調理できればと思っています。

※専門学校や国家資格を必ず取得する学部の面接官は、途中で挫折しないように将来像がしっかり定まっているかを確認したい傾向があります。

面接の全体像や頻出質問については、以下の記事をご覧ください。

【面接質問ベスト25】回答例・裏ワザも完全公開! 大学・短大・専門学校対応

【面接質問ベスト25】回答例・裏ワザも完全公開! 大学・短大・専門学校対応

 


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