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大学・専門学校の面接 志望理由の徹底対策!

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大学・短大・専門学校の推薦・AO入試では、志望理由(志望動機)の答え方が、合否の決め手になります。この記事では、元予備校講師で全国で年80の高校で面接指導などをしている筆者が、志望理由対策を細かく説明します。

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志望理由の答え方

志望理由の答え方で、もっともシンプルなのは、学部(学科・分野)志望理由と、学校志望理由に分けて答える方法です。

  • 学校志望理由 … 他校にない要素、学びたいこと。
  • 学部(学科・分野)志望理由 … きっかけ、将来像、適性のPRなど。

Q 本学(本校)を志望した理由を教えてください。

はい。私が貴学(貴校)を志望したのは、プログラミングの資格取得へのサポートが充実しているからです。入学後すぐに、個人別の学習スケジュールを組むためのカウンセリングがあります。自習スペースも充実し、無理なく資格を取得できる点に惹かれました。
そもそも、私が情報コースを志望したきっかけは、IT業界にまだまだ将来性を感じるからです。細かい作業への適性や、英語や数学の成果を生かせるとの、高校の先生の勧めもあり、将来はプログラマーを目指したいと考えています。

志望理由書では、学部志望理由→学校志望理由の順で書くほうが自然ですが、面接では「本学(本校)の志望理由は?」と尋ねられることも多く、学校志望理由から始めたほうが答えやすいです。

なお、学校志望理由だけを深く説明することもできます。

面接での志望理由の答え方
  • 学校志望理由、学部(分野・学科)志望理由の順に、大きく2つに分けて答えよう。
  • 学校志望理由だけでも、OK。例えば、他校にないもの→学びたいこと(取得したい資格や技能を含む)の順に答えてみよう。
  • 提出した志望理由書の暗記はNG。書いたことのなかからいくつかを、2カタマリに分けて話してみよう(総時間は40秒くらい)。
知らないと損する情報だよ!

面接での志望理由の聞かれ方

大学、短大、専門学校の推薦・AO入試の面接では、ズバリ志望理由(志望動機)を聞かれる場合と、ピンポイントに分けて聞かれる場合の2通りがあります。

ズバリ志望理由・では、志望理由をお願いいたします。
・本学(本校)を志望した理由を教えてください。
・志望動機を、教えていただけますか。
ピンポイントの志望理由・本学(本校)を、第1志望に選んだ理由を教えてください。
・入学後に学びたいことを教えてください。
・将来どのような仕事に就きたいと考えていますか
・学部(分野)を選んだ理由を教えてください。

ズバリ志望理由を聞かれた場合

ズバリ志望理由を聞かれた場合、学校志望理由→学部(分野、学科)志望理由の順で答えるとスムーズです。次の表のなかから、学校志望理由を2つ程度、学部志望理由を2つ程度答えるのが目安です。

時間は、40秒程度が目安となります。面接官は、志望理由には長めの答えを想定しており、20秒では短すぎます。また、(指定がある場合を除き)1分以上かかると、面接官は追加質問による掘り下げがしづらくなり、面接官の興味や疑問点が解消しにくくなります。

学校志望理由・学びたいこと
・ほかの学校にないもの
学部・分野志望理由・きっかけ
・学びたいこと(おおまかに)
・将来像
・適性のPR
・社会的意義や将来性
・比較の過程

面接のまえに志望理由書の提出がありますので、その段階で上の項目に沿って、メモを作っておくと面接でも利用できます。情報系の大学や専門学校志望者の例を示します。

志望理由のメモの例

[学校]学びたいことRuby(ルビー)など、就職後すぐに役立つプログラミング言語を学びたい。
[学校]ほかの学校にないもの●資格取得へ向け個人別スケジュールの作成とサポートがある。自習場所の環境が良い。
・きっかけゲームをしていて興味を持った。
・将来像●プログラマー。入社後、経験を積んで、フリーでやってゆきたい。
・適性のPR●細かい作業が好きで、数学や英語にも抵抗がない。
・社会的意義や将来性●IT業界は、人工知能、機械学習の進歩でまだまだ伸び代がありそう。
・比較の過程経営学部(ビジネス系の分野)と迷ったが、長く活躍するためには、難度の高い資格を取るべきだと考えた。

上の表を自分の志望校に沿って作り、高校の先生に相談し、4つ程度を盛り込むと良いでしょう。下は●印の4つを盛り込んだ回答例です。

はい。私が貴学(貴校)を志望したのは、プログラミングの資格取得へのサポートが充実しているからです。入学後すぐに、個人別の学習スケジュールを組むためのカウンセリングがあります。自習スペースも充実し、無理なく資格を取得できる点に惹かれました。
そもそも、私が情報コースを志望したきっかけは、IT業界にまだまだ将来性を感じるからです。細かい作業への適性や、英語や数学の成果を生かせるとの、高校の先生の勧めもあり、将来はプログラマーを目指したいと考えています。

ピンポイントで志望理由を聞かれた場合

本学(本校)を、第1志望に選んだ理由を教えてください。

はい。貴学は、日商簿記の取得に力を入れているからです。ほかの大学にも簿記取得の講座がありますが、貴学では学部の新入生全員が簿記を目指します。これは、他大学にはない恵まれた環境だと思います。
貴学では、2年生の段階からゼミを選べます。私は、交通と観光に関する研究というゼミに興味を持っています。私は、鉄道に興味があるため、地元の私鉄の経営状況や課題について研究してみたいと考えています。(約35秒)

学校志望理由は、以下の2要素を組み合わせます。ただし、大学希望者は、学びたいことを必ず含むようにします。回答は長め(40秒程度)になっても構いません。

学校志望理由・学びたいこと
・ほかの学校にないもの

入学後に学びたいことを教えてください。

はい。進学後は、企業・産業のゲーム理論的分析という分野を学んでみたいと思います。あくまで自分なりの解釈ですが、ゲーム理論とは、バラバラの考え方を持つ個人が、自分の利益を最大化して、損を最小限にするために、互いに行動することだと考えました。私は、高校時代に、戦国武将を扱ったゲームに興味を持っていたこともあり、経済学のゲーム理論にも関心を持ちました。

入学後に学びたいことは、大学入試で特に重要で、この質問への答え方が合否を分けると言っても過言ではありません。講義名、教授名、ゼミ名、自分が研究したい地域・人物名など固有名詞を挙げるのがコツです。ただし、唐突に固有名詞を挙げるだけでは、真実味がありませんので、自分なりの解釈を加えることで、良い回答となります。

専門学校では、国家資格が前提のため、学ぶことはある程度決まっていますが、特に力を入れたいことを聞かれていると考えると良いでしょう。

悪い回答例

はい。進学後は、教養を身につけ、経済学について幅広く学びたいと考えています。

具体性がない回答で、ほとんど評価されません。

はい。進学後は、◯◯教授のもとで企業・産業のゲーム理論的分析を学びたいと思っています。卒業後は、この経験を仕事に生かしてゆきたいです。

固有名詞があり具体性を伴いますが、「唐突に◯◯教授の名前が出たが、彼の研究内容を知っているのだろうか」「ゲーム理論を本当に理解しているのだろうか」という疑問は持たれます。自分なりの解釈、という観点が必要です。

④ 将来どのような仕事に就きたいと考えていますか。

はい。私は将来看護師の仕事に就くことにしています。看護師の母親を持つ私にとって、これは幼い頃からの夢でしたので、揺らぐことはありません。具体的には、地元の病院への勤務を希望しています。

専門学校希望者には、特に重要な質問です。専門学校は、そもそも就職のための学校であり、学ぶ期間も短いことが多く、職業の意識が継続のカギになるからです。一方、大学(とくに文系)では、大学で視野を広げながら将来を考えてほしいという意見も根強く、多少迷っていても構いませんので、正直に話します。

はい。私は、将来法律の知識を活かした仕事に就きたいと考えています。現在のところ、地方公務員か司法書士を考えていますが、進学後に勉学や経験を重ねながら、最終決定したいと考えています。

なお、大学・短大でも、看護医療、栄養、福祉など、国家資格があり専門学校に近い要素がある学部は、職業の意識は重要です。

⑤ 学部(分野)を選んだ理由を教えてください。

はい。私がプログラミングの分野を志望したのは、この分野に将来性を感じたからです。また、高校の情報の授業でプログラミングに興味を持ったことから、この分野への適性もあるのではないかと思います。

学部(分野)を選んだ理由は、きっかけ、学びたいこと、将来像、適性のPRのうち2つ程度を組み合わせると良いでしょう。社会的意義・将来でも構いません。

はい。文学部を選んだのは、高校の古文の授業がきっかけです。担当の先生が、日本古来の生活習慣や文化にとても詳しく、興味を持ちました。文学部では、今のところ、平安期の文学を研究したいと考えています。

志望理由を答える秒数と原稿の字数

志望理由を答える秒数は、40秒程度が望ましいと、受験ネットは考えています。通常の質問であれば、20秒程度で十分ですが、志望理由や自己PRは、面接官も長めの答えを想定します。短すぎると違和感を覚えます。

逆に1分程度またはそれ以上となった場合、面接官は要点をつかみにくくなり、追加の質問も出しにくくなります。さらに、原稿を暗記することとなり、評価が下がることにもつながります。

40秒で答える場合、2カタマリで答えると良いでしょう。

はい。私が貴学(貴校)を志望したのは、プログラミングの資格取得へのサポートが充実しているからです。入学後すぐに、個人別の学習スケジュールを組むためのカウンセリングがあります。自習スペースも充実し、無理なく資格を取得できる点に惹かれました。
もともと私が情報コースを志望したきっかけは、IT業界にまだまだ将来性を感じたからです。細かい作業への適性や、英語や数学の成果を生かせるとの、高校の先生の勧めもあり、将来はプログラマーを目指したいと考えています。(38秒)

なお字数は、1カタマリあたり、長くても140字が目安です。ちょうどツイッターの最大字数と同じですので、ツイッターのアカウントを持っている方は、次のように覚えておいてください。

  • 通常の質問への答え … 1ツイート分、20秒程度が適切。
  • 志望理由、自己PRへの答え … 2ツイート分、40秒程度が適切。

なお、高校や塾の先生によっては、1分間とおっしゃるかも知れませんが、実際に測ると、1分間はかなり長く、原稿用紙1枚分にも及びます。事前に暗記することとなってしまい、本番で頭が真っ白になるような事態も想定できます。

40秒程度で練習しておき、当日1分間を指定された場合、残った時間でオープンキャンパスの印象など、その場で考えやすい内容を付け足すのが良いでしょう。

以上、大学・専門学校の面接 志望理由の徹底対策!でした。


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