大学の指定校推薦 なくなる場合、落ちる場合

受験ネット
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ある大学の指定校推薦を目指しているのですが、なくなったり受験できても落ちる場合はあるのでしょうか?

フジテレビ ニュースJAPAN出演時

著者 加藤純
早大卒。予備校講師を経て国家資格・キャリアコンサルタント(登録番号20022587登録証)。高校での講演に年80回出講(出講例)。プロフィール詳細

    大学の指定校推薦 なくなる場合は3通り

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    大学の指定校推薦がなくなる場合は、3通り考えられます。

    1つ目は、指定校枠の利用がない年度が長く続いた場合。

    2つ目は、指定校枠で合格した先輩が、入学を辞退したり、進学後の勉学または部活動関連での大きな落ち度があったりした場合。

    3つ目は、高校側または大学側に、校名やコース名、難易度など大きな変更があり、ミスマッチとなった場合です。

    大学の指定校推薦 落ちる場合はどんなとき?

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    指定校推薦は、従来は不合格となる可能性がかなり低い入試でした。しかし、近年は人気大学を中心に、指定校で落ちるケースもよく耳にするようになっています。

    現在の指定校推薦は、学校推薦型選抜の一部となり、調査書、(先生が書く)推薦書が必須。学力検査は必ず課されます。このほか、志望理由書などの書類が課される場合があります。

    学力検査の例(日大の指定校制度の場合、2023年度入試)

    • 法・理工=小論文、口頭試問
    • 文理・国際関係・スポーツ科学=口頭試問
    • 経済・商=小論文(事前課題方式)
    • 芸術=コース・専攻別専門試験
    • 生産工・工=小論文
    • 松戸歯=学力検査(英、数、現文)、小論文
    • 生物資源=学力検査(英・数・国→2科目)
    • 薬=学力検査(化学基礎、化学、英語)

    受験時には必ず公式サイトをご確認ください。

    指定校に出願できたのに落ちる場合、評定は基準に達していますし、調査書の記入欄や推薦書は先生が書きますので、大きな問題があるとは考えにくく、以下のケースが考えられます。

    1. 志望理由書の完成度が著しく低い …例えば大学で学びたいことを「詳しくは未定ですが、経済について、いろいろと学んでみたいです」と書くなど、パンフレットすら読み込めていない場合、大学側は、入学を許容しない場合が考えられます。
    2. 小論文のできが極めて悪い …基本的な漢字が使用できない、文字が極端に読みづらい、極端な字数不足、意味内容が理解しづらい、設問に答えていない、趣旨が全く一貫しないなど、大学での学習についてゆけないと判断できる場合。
    3. 学力検査、口頭試問の点数が極端に悪い …特に理系では、数学あるいは理科の口頭試問については、講義についてゆけなくなるため、やや厳しめに判断される可能性があります。文系でも注意は必要です。
    4. 面接での受け答えが極端に低評価 …特に志望理由で「学びたいこと」「ほかの大学にない特色」の説明が、不十分な場合が考えられます。また、学部選択にかなりの無理がある場合(指定校がその学部しかなかったから選んだニュアンスが濃い)も、注意が必要です。

    指定校推薦は、新入試になり激変!

    定期テストをがんばり、宿題をしっかり提出し、評定平均をある程度高くしておけば、ほぼ100%合格できたのが、大学の指定校推薦でした。

    しかし、入試改革の余波で、学校推薦型選抜に統合され、学力検査を必ず採用するなど、「基本的に受からせる入試」から、「大きな問題があれば落とすこともある入試」に変化しています。

    また、推薦書が必須となり、部活動、生徒会、委員会、資格取得などの高校生活の面だけではなく、勉強面(知識・技能+思考や表現を伴う主体的で協働的な学習の成果)の成果も求められるようになりました。

    指定校推薦難化の背景は?

    大学・短大の指定校推薦は、少し前までは、ほぼ全員が比較的簡単に合格できる入試でした。しかし、新入試開始前の2019年頃の時点でも、徐々に難しくなっていたのが実情です。

    指定校推薦が難しくなってきたのは、国の指示による、人気大学の合格者数の絞り込みです。この結果、指定校推薦に積極的な中堅大学に、受験生が流れました。

    2015年合格者数2019年合格者数割合
    早稲田大18281人14566人79.7%
    明治大24909人22040人88.5%
    専修大10871名8355名76.9%

    新入試導入後(2021年入学以降)は、学力検査や推薦書の必須化など、内容面でもハードルが上がりました。

    今からでも可能な、指定校推薦の詳しい対策は、次のページをご覧ください。

    入試前の期間限定のアドバイスを、2022年9月1日に再開しました!

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