共通テスト 本試験と第2日程(旧追試)はどっちが得? 追試は難しいは本当?|元予備校講師が分析 | 受験ネット

共通テスト 本試験と第2日程(旧追試)はどっちが得? 追試は難しいは本当?|元予備校講師が分析


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新型コロナによる授業や勉強の遅れに配慮し、共通テストは第2日程(1月30・31日)が組まれることになります。本試験と第2日程(従来の追試)はどちらがお得なのでしょうか? 追試が難しいという説を、元予備校講師の立場で分析します。

従来、追試と呼ばれていましたが、今回は性格が異なるため、第2日程と呼ばれます。

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著者プロフィール 管理者(加藤)は予備校講師を経て、国家資格キャリアコンサルタント。高校で講演や出張講義をしています。

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2021年度入学の入試日程(予定)
  • 1
    総合型選抜
    9月1日出願開始が、2~4週後ろ倒しの見込み。
  • 2
    学校推薦型選抜
    11月1日出願開始で変更なし。
  • 3
    共通テスト(本試験)1月16・17日
    日程の変更なし。
  • 4
    共通テスト(第2日程)1月30・31日
    現役生は学習遅れを理由に受験可。
  • 5
    一般選抜
    2月1日以降。
  • 6
    共通テスト(第2日程の特例追試)2月13・14日
    第2日程を病気・事故等で受験できなかった場合。

本試験より追試験(第2日程)の方が難しいって本当?

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これまでのセンター試験で、本試験より追試験(2021年の第2日程にあたる)の方が難しかったと聞きますが?

本試験より、追試験が難しい。仮病でズルをして得をすることを許さないために、追試験を難しくしている、という説はかなり広まっています。

しかし、2018年頃、大学入試センターは、追試の出題難度について「本試験と同程度に作問している」とコメントしています。したがって、基本的には難度は同程度です。
(☆意外なオチがあるので、もう少しだけ読んでください!)

センター試験の作問は、平均点6割を目標に、何組か作られます。このとき、60%、58%、56%のように、微妙な差をつけるのは、熟練した作問委員でも難しいです。また、予備問題は、問題漏洩などの場合、本試験に使われますので、やはり6割でそろえられていると見るのが妥当でしょう。

それでも追試が難しいと言える理由

追試は、本試験と同じ難度。しかし、新形式・新傾向は、追試で初登場することが多いです。

  • 英語の文完成問題 … 2015年の追試が初登場
  • 地学基礎のグラフ、写真を選択させる問題 … 2015年の追試が初登場
  • 倫理のハンナ・アーレント、ジャック・デリダ … 2007年の追試が初登場

追試は、受験者数が少ないため、新形式・新傾向を試したり、典型的分野以外の設問が出題されたりする可能性があります。
(☆作問委員も、ストレートに力を問う良問は、本試で使いたいのが人情)

そのため、受験生にとって、追試の方が解きにくいと感じる可能性はあります。

頑張った受験生を裏切らないために、第2日程はわずかに難しくなる可能性も

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新型コロナのなか、共通テストに向け、自宅で参考書やスタディサプリで、準備を進めてきた受験生もいます。

準備を進めてきた受験生に不利にならないよう、第2日程は、わずかに難しくする可能性もあるでしょう。

これは、意図的に作問を難しくするというより、上がってきた問題を見比べ、やや難しく感じるもの、やや新傾向が強いと感じるものを、第2日程に回すという程度にとどまるでしょう。あからさまに難問が続出した場合、世論から「救済のはずが、さらなる仕打ち」と批判を受ける可能性が高いからです。

本試験を模試がわりに解ける有利さは、考慮されるのでは?

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一方、第2日程の受験者は、新しくなる共通テストに、本試験の問題を解くことで、慣れることができます。

この、慣れという単純なアドバンテージは、とくに得点力中~下位の生徒ほど大きく働きます。そのため、この観点からは、やや意識して追試を難しくする可能性も考えられます。

以上は筆者個人の予想です。予想が当たるかどうかは、約束はできかねますので、ご自身や三者面談でご判断ください。

《筆者が予想する作問から問題決定の流れ》

  • 基本姿勢 … すべて得点率6割を目標に作問
  • 問題の選択 … 新傾向が強いものは、第2日程や第2日程の特例追試へ
  • 本試を1度解けるアドバンテージの調整 … アドバンテージを考慮し選択肢などで調整の可能性

結論 第2日程の方が、やや難しくなる可能性がある。

本試験を受けるべき人は、現在偏差値が高い人

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本試験を受けるべき人は、偏差値が高い人や、偏差値の高い中高一貫校の生徒です。

夏の時点で、センター試験の過去問で、おおむね7~8割を超えてきている生徒は、本試験を受けるとよいでしょう。学力や準備が十分なのに、第2日程を受け、やや難しくなってしまった場合に、損です。

また、国公立の2次試験や私大入試に向け、気持ちを切り替えて仕上げに臨める点でも、本試験の日程が有利でしょう。学力の高い生徒ほど、国立組は2次試験対策に時間を割きたいものですし、私立組は、早く早慶上智などに向けた仕上げに、取りかかりたいものです。

なお、高2までに受験範囲を終了する、偏差値の高い中高一貫校の生徒も本試験向けです。

第2日程を受けるべき人は、まだ得点力が低めな人や、理科・数学が遅れている理系

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第2日程を受けるべき人は、まだ得点力が低い人や、理科・数学が遅れている理系です。

夏の時点で、センター試験の過去問が、まだ良くて5~6割という方は、第2日程向けです。そもそも遅れているのは事実ですし、この辺りの得点力の受験生は、「1度の経験」で得点力が大きく伸びるからです。

つまり、全国紙等に掲載される本紙を実際に時間を計って解き、第2日程に備えることで点数が最も伸びやすいのは、(言葉は悪いかもしれませんが)成績中下位層です。

また、参考書学習がしやすい英国社に比べ、数学・理科は、授業を受けたり、質問をくり返したりしないと伸びない人が多い特徴があります。そのため、理科・数学が遅れている主に理系生も、第2日程に向いているでしょう。

共通テストに向け、これから逆転するためには

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共通テストに向け、これから逆転するには、どのような対策が必要なのでしょうか?

共通テストに向け、逆転する方法の1つ目は、すきま時間の活用です。例えば、朝早起きしての勉強。コツは、自分がつまずいている点を1つでも見つけること。そして、通学中や高校の休み時間などに、スタディサプリを使って、つまづきを埋めておくことです。

高校でつまづいた点も、帰り道にスタディサプリを使ってすぐにつぶしてゆきます。ライバルがちょっとひと休みする時間が、逆転のチャンスです。

共通テストに向け、逆転する方法の2つ目は、各教科とも、ライバルが気づいていないが正しい道を進むことです。高校受験や、これまでの勉強法をくり返すのがいちばん楽。ラクをしようとする脳に、逆らえるかが、大きなカギです。やり方は、すべて次のページにあります。

くわしく 【特別寄稿】偏差値45~55から10Upするための全科目勉強法|早慶MARCH国立を狙う、英語、数学、地歴公民、古文、理科、その他勉強法。


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