【外国語・国際学部、英文・中国語学科】志望理由書の例文と書き方のコツ


受験ネット
受験ネット

大学の外国語・国際学部、英文・中国語学科を受験する方のために、志望理由書の例文と書き方のコツを分かりやすく説明いたします。


受験ネットをご覧いただきありがとうございます!


フジテレビ ニュースJAPAN出演時

著者(加藤)は、早大法学部卒。予備校講師を経て国家資格・キャリアコンサルタント(登録番号20022587 登録ページ)。高校での出張講義・講演に年80回出講。プロフィール詳細




外国語・国際学部、英文・中国語学科の志望理由書のコツは?

受験ネット
受験ネット

外国語・国際学部、英文・中国語学科の志望理由書は、どんな点がポイントになるでしょうか?

はい。志望理由書のなかで合否を分けるのは、「学びたいことの明確さ」です。


外国語(英語)、英文学科に関しては、中学・高校で英語を習っているため、ほかの受験生もしっかり書き込んできます。大学のゼミや卒業研究、教授の専門分野を調べ、なるべく詳しく書くことがコツです。国際学部、国際関係学部についても、ニュースで情報が十分に入り、高校の『政治経済』でも触れるため、具体的でハイレベルな内容が必要です。

一方、中国語学科に関しては、初心者の視点でも構いませんので、大学のゼミや卒業研究、教授の専門分野をよく調べてみてください。

国際学部、国際関係学部受験で『政治経済』を習っていない場合

国際学部、国際関係学部受験で未履修の方は、『政治経済』の国際分野について、分かりやすい参考書で補うと安心です。写真、具体的な事件、図表等が豊富な、便覧と併用することがコツです。下の参考書がおすすめです。便覧については、先輩にもらってもよいですが、古いものは避けます。


高校の英語、政治経済(現社)の先生に相談する

外国語・国際学部、英文学科を受験の場合、外国語学部(英語学科)、英文学部なら英語の先生、国際学部なら政治経済(現社)の先生に、大学で学びたいことを相談してみてください。アドバイスを得て、よりはっきりとした内容に修正できます。その際に、学びたいことに関係する、おすすめの本を紹介してもらい、志望理由書に盛り込んでみてください。それだけで、評価が上がります。

浪人生の方や、英語の先生と縁がない方は、このページのコメント欄でご相談ください(ニックネーム可)。筆者の知り合いの英語の先生に、聞いてみます。

中国語学科なら、きっかけも重要

大学の志望理由書は、学びたいことが1番の中心です。中国語学科の場合、中国語未履修の方はイメージがわきにくいですが、それはほかの受験生も同じです。本を何冊か読んでみてください。


【中国語の基本】『中国語はじめの一歩』は初心者向けですが、かなりボリュームがあります。そのため、もくじを参考に、興味のあるところを中心に読んでみてください。

【中国人の思考】『貝と羊の中国人』は、日本人から見ると理解しにくいこともある中国人の思想を、大胆かつ分かりやすい枠組みで説明しています。比較的分かりやすい本です。

【近現代の中国】『ほんとうの中国の話をしよう』は、文化大革命から天安門事件を経て現在に至るまでの中国の歴史が、中国のなかでも過激と言われる筆者がつづったものです。


以上の本と、志望校のパンフレット(とくにゼミや教授の説明)を参考に、①中国語、②中国人の思考と対外関係、③近現代の中国史のエリアで、学びたいことを探してみてはどうでしょうか? 

ヒント ④近現代の中国文学、⑤中国の古典文学(日本でいう「漢文」)のエリアでも構いません。⑤については、高校の漢文の先生にも相談できます。

以上のように少し時間をかけて、学びたいことを定めてゆけば、おおざっぱに書きがちなほかに受験生に差がつきます。

一方、中国語学科の場合は、大学側はきっかけにも関心を持つはずです。高校の授業(漢文、世界史、日本史)での体験、中国人との交流、具体的な時事問題(尖閣諸島問題など)、将来の日中(中日)関係への思いなども、しっかり書くと好印象です。

外国語学部、英米学科の志望理由書 生徒例文

受験ネット
受験ネット

まずは、外国語学部、英文学科の志望理由書の例文です。実施に高校生が書いたものです。内容は悪くないものの、構成が不十分で、持ち味が半減している、よくあるケースです

添削前の志望理由書(外国語学部、英文学科)

 私は将来、国と国との関係を保つための架け橋になることが目標である。そのためには高度な外国語運用能力を身に付けておくことが大切だと考える。だから、私はK大学外国語学部英米学科に進学したい。
 幼稚園の年長から小学六年生まで英会話の教室に通っていたことがあり、その過程で外国語、特に英語が好きになった。高校になってからは外国人とコミュニケーションしてみたいという思いが強くなり、都内にあるランゲージエクスチェンジを利用し始めた。そこでは、高校で学習できない、ネイティブ同士が実際に会話で使うような英語も学べた。そこから「英語って本当に面白い」と思うようになり、英語をもっと勉強したいと志望するようになった。
 私は貴学の英米学科に進学を希望しているが、日本と中国の関係にも興味がある。今のところ日本と中国はあまり良い関係ではないのは事実である。しかし、日本と中国の関係に限らず国と国との関係はどうすれば良くなるのかということを考えると、相手国に対する先入観や偏見を排除することが一番重要だと思う。そこで相手の国の言葉を学び現地に出向いて実際の暮らしや文化、価値観を理解することで先入観や偏見を排除できると私は考える。貴学には英語で物事を考え、自分の意見を明確に述べるスキルを得ることができるコミュニケーションコースがある。国と国との関係を保つには相手の国の人とのコミュニケーションが重要と考える私には最適なコースだ。また、そのコースにある模擬国連の授業は討論をすることで異文化理解を深められるということも私にとって大きな魅力だ。このような環境の中で私も是非学びたい。
 以上が、貴学を志望する理由である。(文字数700字)

全体の印象

  • 英米学科を志望したきっかけが具体的です。ランゲージエクスチェンジという、具体的な名詞が出てくることで、印象に残ります。
  • 英語をもっと勉強したいと書かれているが、具体的に学びたい内容を書く前に、日中関係に話題が移ってしまっています。
  • 「しかし、日本と中国の関係に限らず」のあとで、英語圏との関係に話題が戻っていますが、話題の転換が分かりにくいです。
  • 自分の意見を明確に述べるスキルを得ることができるコミュニケーションコース、模擬国連の授業という内容は、具体性が高く評価できます。
受験ネット
受験ネット

学びたいこともそれなりに書かれているのですが、途中で日中関係の話を挟んでしまい、少し分かりにくくなっていますね。「志望理由書の地図」を使って、書く内容を整理してみます。

「志望理由書の地図」は、志望理由書の書き方にあり、いつでもご覧になれます。

添削後の志望理由書(外国語学部、英文学科)

 私は将来、国と国との関係を保つための架け橋になることが目標であり、高度な外国語運用能力を身に付けておくことが大切だと考える。そのため、私はK大学外国語学部英米学科に進学したい。
 幼稚園の年長から小学六年生まで英会話の教室に通っていたことがあり、その過程で外国語、特に英語が好きになった。そのときから「英語って本当に面白い」と思うようになり、英語をもっと勉強したいと志望するようになった。
 さて、国と国との関係はどうすれば良くなるのかということを考えると、相手国に対する先入観や偏見を排除することが一番重要だと思う。そこで相手の国の言葉を学び、留学の機会を得て現地に出向いて、実際の暮らしや文化、価値観を理解することで先入観や偏見を排除できると私は考える。貴学には英語で物事を考え、自分の意見を明確に述べるスキルを得ることができるコミュニケーションコースがある。国と国との関係を保つには相手の国の人とのコミュニケーションが重要と考える私には最適なコースだ。また、そのコースにある模擬国連の授業は討論をすることで異文化理解を深められるということも私にとって大きな魅力だ。このような環境の中で私も是非学びたい。
 私は、高校時代は、都内にあるランゲージエクスチェンジを利用してきた。そこでは、高校で学習できない、ネイティブ同士が実際に会話で使うような英語も学べた。この経験も生かし、国と国との関係を保つための架け橋という目標を実現するために、貴学で学びたい。なお、英語圏との関係だけでなく、日中関係も今後の国際社会では重要と考えるので、学びたい意欲がある。(文字数677字)

ヒント 今回は「高校時代のなにをどう生かすか」の内容を、結論部に含めてあります。

中国語学科の志望理由書 例文

受験ネット
受験ネット

中国語学科の志望理由書の例文です。

 私は、貴学で中国語や中国の政治経済に対する理解を深め、将来は商社の中国部門で働きたいと考えています。
 私の高校では、朝の10分間読書があります。ある時、世界史好きだと知っていた担任が『“意”の文化と“情”の文化―中国における日本研究』 (中公叢書)という本を貸してくれました。内容は難解でしたが、中国人の雑にも見える部分が、実は“意”の文化で説明できることが理解でき、中国への関心が高まりました。
 貴学では、中国語の鍛錬はもちろんのこと、将来を踏まえて、中国の社会や政治経済、そしてそこにつながる歴史や古典文学を学びたいと考えています。具体的には、貴学の「社会コース」に所属し、西野真由教授の講義やゼミナールへの参加を考えています。西野教授は、日系外食企業の海外進出戦略を研究されています。日本の外食産業は、職人のものづくり、接客サービス、鉄道輸送の仕組みなどとならび、中国でも需要があるのではないかと考え、関心を持っています。また、貴学では、希望すれば中国の静宜大学との2大学の学位取得が可能となっており、留学者も多くいます。商社は人気の職種であり、簡単には合格できないと聞いています。そのため、静宜大学の学位取得は、ぜひ目指したい目標です。
 以上が貴学を志望した理由です。私は高校の「総合的な探求の時間」で、漢文や漢詩の研究を行った経験もあります。この経験も生かし、貴学で中国についてしっかりと学んでゆきたいです。(文字数612字)

国際学部の志望理由書 例文

受験ネット
受験ネット

国際学部志望理由書の例文は、準備中です。コメント欄(ニックネーム可)に、概要を記入して頂ければ、それをもとに、例文を作成いたしますので、ぜひご利用ください。

記入して頂きたいこと(すべて埋まらなくてもOKです)

  • きっかけ 大学または学部を志望したきっかけ
  • 将来像
  • 学びたいこと 可能な場合、講義名や具体的な研究テーマ名を含んでください。
  • ほかの学校にないもの 分からない場合、志望校をお書きください。
  • 高校時代の何をどう生かすか




コメント

タイトルとURLをコピーしました