【日本史通史】17世紀を分かりやすく暗記!

   

日本史の通史を学んでいますか? この記事では通史学習や暗記のために、日本史17世紀の重要事項を取り上げます。17世紀には、全300の重要事件のうち22件が含まれます。

通史の学習法:【予備校直伝】日本史の覚え方と通史学習の方法論

日本史通史17世紀の重要事件は、ズバリ22件

日本史通史17世紀の重要事件は、下の22件です。赤字は、見やすさのために使われており、重要性とは関係がありません。

日本史通史ベスト300 17世紀
1600 オランダ船リーフデ号,豊後に漂着
1600 関ヶ原の戦い
1603 徳川家康,征夷大将軍就任,江戸幕府成立
1604 糸割符制度制定
1613 慶長遣欧使節,伊達政宗,支倉常長派遣
1614 大坂冬の陣
1615 大坂夏の陣で豊臣氏滅亡,元和偃武
1615 武家諸法度元和制定
1624イスパニア船来航禁止
1627 紫衣事件
1633 奉書船以外の海外渡航禁止
1635 日本人の海外渡航・帰国禁止
1635 武家諸法度寛永令制定,参勤交代制度化
1637 島原・天草一揆
1639 ポルトガル船来航禁止
1641 オランダ商館,出島へ移動
1643 田畑永代売買の禁
1649 慶安の御触書発布
1651 由井正雪の乱(慶安の変)
1651 末期養子の禁の緩和
1669 シャクシャインの戦い
1685 生類憐れみの令

日本史通史17世紀の勉強法・暗記法

日本史通史17世紀の勉強法・暗記法

  1. 概要説明を読みます。このとき、分からない点を細かく調べ過ぎず、読み流す程度がおすすめです。
  2. 穴埋め式のチェックテストをします(年号は覚えなくても構いません)。
  3. 映像教材で、重要事件を中心に理解します(枝葉の知識や文化史は聞き流す程度か早送り)。
  4. ノートに重要事項に絞って、自分の言葉でまとめてみましょう。

日本史を全く履修していない人が、1、2のみを行い、センター試験で平均点近い得点を挙げた実績があります。3、4も行えば、さらに高得点が可能です。

【概要説明】日本史通史17世紀の概要を理解する

こんにちは!宇都宮です。今回は17世紀の流れについてまとめます。

何といっても秀吉死去後の天下人争い、1600年、天下分け目の関ヶ原の戦いから話は始まります。石田三成率いる西軍を、徳川家康率いる東軍が破り、1603年には家康が征夷大将軍に就任、江戸幕府が成立します。1614年大坂冬の陣を経て、1615年大坂夏の陣で豊臣氏を滅ぼし、平和回復が達成されます―元和偃武ですね。

さて、時期が前後していきますが、江戸幕府の初期の政治は、各方面への統制の強化です。

1615年2代将軍秀忠の頃、最初の武家諸法度・元和令が制定されます(起草者は金地院崇伝です)。居城の修築の許可制・築城の禁止・婚姻の許可制など、大名への統制を強めます。さらに、1635年、3代将軍家光の武家諸法度寛永令(起草者は林羅山です)では、大名に江戸と国元の往復を強いる参勤交代を制度化、500石以上の大船の建造禁止などが追加されます。

朝廷に対しては、1615年禁中並公家諸法度を制定します(起草者は崇伝)。1627年、後水尾天皇が幕府の許可なく与えた紫衣(僧侶の尊さのシンボルです)の取り消しを巡り、譲位した紫衣事件から、幕府の法令は天皇の勅許よりも優先される、ということが明らかになります。

また、農民は「納税者」として、統制を強めます。まず、田を持っていなければ納税はできないわけですから、1643年、田畑永代売買の禁令を出し、1649年には、農民としての心構えを記した慶安の御触書を出しています。

次は外交関係です。江戸幕府成立前の1600年、豊後に漂着したオランダ船リーフデ号に乗船していたオランダ人ヤン・ヨーステン(ちなみに「八重洲」の由来だそうです)とイギリス人ウィリアム・アダムスは、家康から信任を受け、特に後者は幕府の外交顧問となっています。また、当時養蚕技術に乏しかった日本は、中国産生糸をポルトガル商人から購入していました。ルートがここしかないわけで、ポルトガル商人たちは吹っかけてくるわけですよ。幕府はこれを問題視、1604年京都・堺・長崎に糸割符という組合を設け、これに加入していないと生糸の購入ができないようにし、生糸価格の高騰を防ぎます。のち、糸割符は江戸・大坂にも設けられています。さらに、メキシコ(当時ノビスパン)の銀に目をつけ、幕府の命を受けた伊達政宗は1613年支倉常長をイスパニアに派遣しています。

さて、日本が「鎖国」に向かっていくことは、皆さんもご存じだと思います。ところが、当初家康は東南アジアでの出会貿易である朱印船貿易に力を入れ、南蛮貿易に熱心でした。ですが、やはり幕府としては国内でのキリスト教信者の増加・団結は怖いわけです。1637年に起きた島原・天草一揆がいい例です。1633年に奉書船制度をとり、朱印船の渡航は老中の許可制としますが、日本人が渡航できるし、外国人もやってくるし、の状況では禁教はうまくいかないのです。

まずは、出入りの制限です。1635年日本人の海外渡航・帰国を禁止し、1639年にはポルトガル船の来航を禁止しています(イスパニア船は1624年に来航を禁止されています)。次に、外国人の寄港地を制限しないといけませんね。1641年オランダ商館を長崎の出島へ移動、鎖国が完成します(オランダは布教と関係ない貿易は可能、と主張していました)。

以上のように、江戸時代初期の政治はまさに「逆らえば潰す!」の武断政治でした。そのせいで、取潰しになった大名もおり、失業者が溢れかえります。1651年には、由井正雪の乱も起きています。治安もやばいですね。そこで、幕府は政治方針を転換します。「逆らえば潰す!」ではなく、「逆らうのは道徳的にダメ」の文治政治ですね。1651年末期養子の禁を緩和し、お家取潰しの可能性を下げるなどしますが、戦乱の機運払拭のため、5代将軍綱吉が出した、1685年生類憐みの令はやりすぎでしたね。

日本史通史ベスト300 17世紀
1600 オランダ船リーフデ号,豊後に漂着
1600 関ヶ原の戦い
1603 徳川家康,征夷大将軍就任,江戸幕府成立
1604 糸割符制度制定
1613 慶長遣欧使節,伊達政宗,支倉常長派遣
1614 大坂冬の陣
1615 大坂夏の陣で豊臣氏滅亡,元和偃武
1615 武家諸法度元和制定
1624イスパニア船来航禁止
1627 紫衣事件
1633 奉書船以外の海外渡航禁止
1635 日本人の海外渡航・帰国禁止
1635 武家諸法度寛永令制定,参勤交代制度化
1637 島原・天草一揆
1639 ポルトガル船来航禁止
1641 オランダ商館,出島へ移動
1643 田畑永代売買の禁
1649 慶安の御触書発布
1651 由井正雪の乱(慶安の変)
1651 末期養子の禁の緩和
1669 シャクシャインの戦い
1685 生類憐れみの令

【チェックテスト】日本史通史17世紀のチェックテストを行う

映像講義をうけ、上に挙げた重要事件の知識を深め、周辺知識を少しだけ取り込みます。無理をせず、重要事項を深く理解するだけでも構いません。枝葉の知識や文化史は、時間がなければ早送りします。

覚えることが多く、混乱し焦ってしまいそうなときこそ、日本史通史ベスト300に掲載されている重要事件とその周辺だけを確認してください。日本史の知識がない人が、重要事件だけを押さえ、センター試験で平均点近い得点を挙げた実績があります。幹から、太い枝へ、太い枝から細い枝へ、細い枝から木の葉へと、ゆっくり確実に記憶を広げてゆくのが、最終的な近道です。

  • 日本史が苦手になる人:どうせすべて覚えるからと、幹ー枝ー葉を分けずに覚え込み、すべて忘れる。
  • 日本史が得意になる人:常に目の前の知識が、幹ー枝ー葉のどこに当たるのかを意識している。無理だと思ったら、幹や枝に戻ったり、後回しにしたり、うまく立ち回る
1回目 2回目 3回目
1600 オランダ船リーフデ号,豊後に漂着 1600 オランダ船リーフデ号,豊後に漂着
1600 関ヶ原の戦い
1603 徳川家康,征夷大将軍就任,江戸幕府成立
1604 糸割符制度制定
1613 慶長遣欧使節,伊達政宗,支倉常長派遣
1614 大坂冬の陣 1614 大坂冬の陣
1615 大坂夏の陣で豊臣氏滅亡,元和偃武
1615 武家諸法度元和制定
1624イスパニア船来航禁止
1627 紫衣事件
1633 奉書船以外の海外渡航禁止 1633 奉書船以外の海外渡航禁止
1635 日本人の海外渡航・帰国禁止
1635 武家諸法度寛永令制定,参勤交代制度化
1637 島原・天草一揆
1639 ポルトガル船来航禁止
1641 オランダ商館,出島へ移動 1641 オランダ商館,出島へ移動
1643 田畑永代売買の禁
1649 慶安の御触書発布
1651 由井正雪の乱(慶安の変)
1651 末期養子の禁の緩和
1669 シャクシャインの戦い 1669 シャクシャインの戦い
1685 生類憐れみの令

【映像教材】日本史の授業動画で、用語の知識を深め周辺知識を取り込む

映像講義をうけ、無理をせず、重要事項を深く理解するだけでも構いません。枝葉の知識や文化史は、時間がなければ早送りします。

公式サイト:【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服


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