【2023年版】私立・国立文系(関東)就職が良い大学ランキング

受験ネット
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関東の私立・国立文系で、就職がよい大学を探している方や、大学同士を比較したい方のためのランキングです。2022年9月に発表された最新版です(2023年に加筆しました)

フジテレビ ニュース出演時

運営 受験ネット(代表 加藤)
東日本で高校への講師派遣、通信・個別指導事業を展開。代表加藤は、早大卒、予備校講師を経て国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20022587登録証)。高校内講演に年80回。代表プロフィール詳細※ページ内にAmazon等のプロモーションリンクを含む場合があります。


関東私立文系 就職が良い大学ランキング

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「大学通信」が調べた、2022年度卒の大企業への就職ランキングです。理系や医療系専門の大学を除いたランキングです。

必ずしも、大企業就職=成功ではありませんが、採用の競争率が高く、就職状況の良さの目安になります。大企業に強い大学を選べば、優良な中小企業への就職率も高くなるはずです。

※企業規模を問わないランキングでは、単純に就職先が多い福祉系大学が上位に来るなど、参考にしづらくなります。

  • 主要400社就職率は、就職希望者が分母ではなく、「卒業生数-大学院進学者」を分母とした、ごまかしがないものです。
  • 就職指導、面倒見、小規模だが評価は、大学通信が2020年に調べた高校進路指導部の評価です。「小規模だが評価」の項目は、埋もれがちな優良大学が挙がります。
  • 文理をまたぐ総合大学では、理系学部生のデータも含みます。また東京都市大学(主要400社就職率18.0%)や東京理科大学など、文系学部の設置があっても理系色が強い大学は、ランキングに入れていません。

(元データ)大学通信
(凡例)◎1~10位、〇11~30位。
(備考)※慶応義塾大学は、2020年時点では公表データが少なく圏外でしたが、主要400社就職率は40%前後と推定されていました。東京大学は、公務員組が多いためか圏外でした。

2022年
順位
2021年
順位
2020年
順位
2019年
順位
大学名所在地主要400社就職率(%)就職指導面倒見小規模だが評価
1🥇一橋大学東京50.8
🥈慶応義塾大学東京39.3
🥉早稲田大学東京31.5
横浜国立大学神奈川28.6
上智大学東京27.8
東京外国語大学東京25.6
国際基督教大学東京25.5
▼Down明治大学
※昨年24.2で微減程度
東京22.7
青山学院大学東京20.3
10
Up
131214中央大学
※コロナ禍のなか19.3から増
東京19.7
11101010立教大学東京19.1
1212東京都立大学東京18.0
13
▼Down
1113津田塾大学
※コロナ禍で女子への影響大
東京17.6
14151316法政大学東京16.6
15161723千葉大学千葉16.2
16
▲Up
192021筑波大学
※理系生も多く健闘か?
茨城16.1
17
▼Down
141412学習院大学
※昨年18.0から大幅にダウン
東京14.5
18181515日本女子大学東京14.2
19
▼Down
171111東京女子大学
※コロナ禍で女子への影響大
東京14.0
20201618聖心女子大学東京14.0
21221925横浜市立大神奈川13.9
22211820成蹊大学東京13.7
23232830群馬大学群馬11.5
24
▲Up
2228埼玉大学
※地方国立大の巻き返しあり
埼玉11.0
252624昭和女子大学東京10.2
26
▲Up
宇都宮大学
※地方国立大の巻き返しあり
栃木9.4
27
▲Up
2624フェリス女学院大学神奈川8.8
282929茨城大学茨城8.8
29
▼Down
242322成城大学
※昨年10.7からダウン
東京8.2
30
▼Down
2521学習院女子大学東京8.2
31創価大学東京8.0
32272727明治学院大学東京7.6
33高崎経済大学群馬7.4
3428武蔵大学東京7.3
圏外2519白百合女子大学東京
圏外30桐生大学群馬

早慶上智を就職で選ぶなら

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早慶上智を就職で選ぶなら、どこがおすすめですか?

はい。主要企業就職率では、慶応義塾大学(39.3%)が抜けており、早稲田大学、上智大学が3割前後で次ぐ形です。早慶とも、就職指導は良いという評価を得ており、また規模が小さい上智は、面倒見の良さで評価を得ています。

自主的に動きたい方は、慶応義塾、早稲田。相談の機会や、個別的な指導がほしい方は、上智が好相性と言えます。

早慶の比較は迷うと思いますが、大学や周辺の雰囲気も意外に重要です。早稲田は庶民的な町にありますし、慶応義塾はスタイリッシュな東急線の沿線にあります。また、学生の様子が自分のイメージに近いかどうかは、必ず目で見て確認してください。

早稲田大学は個性を貫く学生が多く、慶應義塾大学は正統派のキャリアを貫く学生が多いというイメージがあります。しかし、早大にも、王道のキャリアを目指す人も多く、一概には言えません(多くの方が校風で選んでいる訳ではなく、単純に合格した方に来ているからです)。最終的には、理屈ではなく、初めに惹かれた方に進むという考え方もあります。

先着2名|就活、進路、転職の悩みなどに答えます

MARCHを就職で選ぶなら

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MARCHを就職で選ぶなら、どこがおすすめですか?

はい。主要大手企業就職率では、明治大学(22.7%)が高く、青山学院大学、中央大学、立教大学がそれに次ぎます。法政大学(16.6%)は、少し劣りますが、MARCHGと呼ばれることもある学習院大学には、差をつけています。

明治、中央、立教大学は就職指導と面倒見のバランスがよいという評価を受けています。

MARCHは、真面目な学生も多いですが、基本的にはやや「今風のノリ」がある学生が目立ちます。併願先となりやすい、横浜国立大や東京都立大、埼玉大、千葉大とは、かなり校風が異なるため、十分な調査が必要です。なお、MARCHのなかでは、中央大が、立地や法学部の存在感から、真面目な学生が目立ちます。

上のような口コミもありますが、中央→法政は、法政→中央と見た方が良いでしょう。

また、青山学院、立教は、女子生徒の比率が約半分と多く、キャンパスは華やかなイメージを感じるはずです。地方出身の方など、派手なファッションはちょっという方は、青山学院、立教の比較なら、落ち着いた埼玉県出身者が多い、立教大がおすすめです。

学部に個性が強いMARCH

MARCHは、早慶上智、地方国立や、お互いの競争が激しく、学部内容にかなり個性があります。学部で学ぶ内容が合わないと、出席率の低下、講義消化に時間がかかる、定期試験やレポートでの伸び悩みなど、精神的なストレスが増し、時間的なコストパフォーマンスが低くなってしまいます。

これは、勉学以外の学生生活の充実度の低下にもつながり、必ず就活に響いてきます。そのため、自分の興味関心に合う学部を選ぶことは、大学選びと同じか、それ以上に重要です。

学部で学ぶ内容を知るには、パンフレットの説明では、不十分です。必ず、志望大学のゼミ(研究室)、教授陣、学生の卒論内容を比較してみてください。 なお、経済・法・文学など、歴史が長い学部ほど、学ぶ体系が固定化されており、融通が効かず、合う合わないがはっきり出ます。逆に、法政のキャリアデザイン、青山学院の総合文化政策、明治の国際日本など、歴史が新しい学部は、学びの幅が広く、ミスマッチの可能性は、多少低くなるはずです。

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横国・千葉・埼玉・都立 VS MARCHを就職で選ぶなら

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横国・千葉・埼玉都立 VS MARCHを就職で選ぶなら、どこがおすすめですか?

はい。主要大手企業就職率では、以下の順になっています。

大学名主要400社就職率(%)
🥇横浜国立大学28.6
🥈明治大学22.7
🥉青山学院大学20.3
中央大学19.7
立教大学19.1
東京都立大学18.0
法政大学16.6
千葉大学16.2
埼玉大学11.0

横国・千葉・埼玉とまとめられがちですが、横浜国立大学の就職状況は、ほかの国立大を少し引き離していると言えます。明治大学青山学院大学と迷うのは、当然と言えます。

学費以外の大きな違いは、学生の雰囲気と立地です。横浜国立大学は、横浜とは名ばかりで、横浜から離れた閑静な住宅地にあり、海も見えません。羽沢横浜国大駅の開業で、渋谷と約30分で結ばれるようになり、多少雰囲気は変わるかも知れませんが、真面目で地味な学生が多い大学です。

一方、明大や青山学院大学は、学部にもよりますが、都心のキャンパス。学生も「今風」のイメージが強く、横浜国大とはかなり異なります。キャンパスの活気なら、横浜国大を圧倒しています。

この場合、横浜国立と私立2大学では、学風やキャンパスの立地、雰囲気が驚くほど違いますので、見に行くことがおすすめです。横浜国立大学は、名前からイメージされる、横浜市の活気や海のイメージはほとんどない立地となっていますが、学生数が少なくアットホームで面倒見がよいイメージがあります。

中央・法政と、横浜国大以外の国公立大学をひとまとめにすると、中央大学(特に法学部)は、国立に近い真面目な雰囲気があるかも知れません。「今風」のイメージの学生と合うように感じるなら、立教、法政がよいでしょう。ただし、立教は女子が多いことと、埼玉県出身者が多いため、穏やかな人が多いと感じるかもしれません。また、法政は八王子キャンパスは、かなり不便な場所ですので、市ヶ谷キャンパスと雰囲気がまったく異なります。さらに、法政大学は、ユニークな学部が多く、相性が合えば、リズムの良い学生生活、好成績、就活で訴えやすいという循環が期待できます。

千葉大、埼玉大は、国立としては、大企業就職率は意外に低めですが、教員や公務員は「大企業」に含まれないため、実質的にはもう少し高いレベルでしょう。明治大学、青山学院大学と比べると、学風やキャンパスの雰囲気は、見逃せない大きな差があります。決まった仲間や教授と、落ち着いて学びたい方には、国公立大学が合っています。

経済学部で見ると、青山学院、埼玉、中央、千葉大は、女子が3割を超えていることが分かります。

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