志望理由書・自己PR

【経営・商学部】志望理由書の例文と書き方のコツ

投稿日:

大学経営・商学部を受験する方のために、経営・商学部の志望理由書の例文と書き方のコツを分かりやすく説明いたします。

  • 管理者(加藤)は、早大法学部卒。高校生のキャリア支援企業を経て、予備校国語科講師(歴7年)。現在、高校主催の生徒・保護者向け講演会に年80回出講(歴5年)。

【動画】人気ユーチューバーからの受験生応援メッセージ


経営・商学部の志望理由書の生徒例文

経営・商学部

見て! 経営学部の志望理由書が書けました!

 私は将来、経営コンサルタントを目指しています。そのために、貴学経営学部で経営学を学び、実践的な能力を身につけたいです。
 私が経営学を学びたいと思ったきっかけは、修学旅行でUSJに行ったことです。7年前に行った時とずいぶん雰囲気が変わり、活気があふれていました。その後、『USJを劇的に変えたたった1つの考え方』という本を読み、USJを変えたのは、CMなどを駆使したマーケティングであるということを知りました。そして、私もマーケティングで色々な企業に関わっていきたいと思い、経営学を学ぼうと思いました。
 私は、貴学で学んだ経営学を活かし中小企業を支える経営コンサルタントを目指します。日本の企業の約9割は中小企業です。そして、その多くは、海外の安い製品に押されてしまう、労働力が不足しているなど、何かしらの問題を抱えています。問題解決の糸口を見つけ、それぞれの企業に合ったプレゼンをし、中小企業が成長するための武器を作っていくことで、日本の経済の発展を支えていきたいです。
 以上の理由から貴学を志望します。特に、貴学が理系寄りの大学であり、数字に強い面に惹かれました。カンではなく、数字を根拠に見る力を学び、社会のニーズに合わせた実践的な能力を身につけていきたいです。(530字)

実体験に即した、分かりやすい志望理由書です。良い点と悪い点をまとめてみます。

良い点

  • 体験を軸に、自分の言葉で書かれています。
  • 学部を志望したきっかけや、将来像が、分かりやすく説明されています。
  • 段落ごとの内容が絞られており、段落構成が的確です。

改善すべき点

  • 学校を選んだ理由が、最終段落に書かれているだけで、少な過ぎます。大学側は、うちの大学で何を学びたいのかということに、最も興味を持っており、合否に直結します!
  • USJの部分(第2段落)は、興味深い内容ですが長すぎますので、半分程度に圧縮します。経営コンサルタントの部分(第3段落)も、もう少し圧縮します。

志望理由書の段落構成

志望理由書の段落構成の目安は、上のようになります。詳しくは、次の記事に説明があります。

【大学入試】志望理由書のやさしい書き方講座(新入試対応)


受験ネットから進呈

志望理由書(経営・商学部)は、項目別に確認するのがコツ

上の志望理由書を項目別に整理してみましょう。

東洋大学法学部の志望理由

分類項目
学部志望理由きっかけ 書籍『USJを劇的に変えたたった1つの考え方』でマーケティングを知ったこと。
学びたいこと(おおまか)
将来像 中小企業を支える経営コンサルタント
適性(向いている理由) →【2020年度新入試以降】高校での取り組みとの一貫性
大学志望理由①学びたいこと(具体的に)
②ほかの大学にはないものカンではなく、数字を根拠に見る力を学ぶことができる。

表を見ると、学部志望理由は十分です(4項目のうち2つ程度あれば十分)。一方、合否に最も影響がある学びたいことが、完全に抜けています。学びたいことは、志望校のパンフレットやウェブサイトを見て、講義名、ゼミ名、教授名などを挙げるように心がけます。また、ほかの大学にないものも、やや抽象的ですので、もう少し調査が必要です!

東京理科大学 ウェブサイトより

はい。ウェブサイトを調べた結果、マーケティング領域履修モデルというものが準備されていました。マーケティングの入門から入り、マーケティング戦略、ブランド論、価格戦略、広告論と進んでゆきます。どれも興味があるので、このモデルに沿って学んでゆきたいです。

あと、ほかの大学にないものとして、関門科目と呼ばれる科目があり、進級や卒業が難しく、企業の評価が高いことが分かりました!

志望理由書(経営・商学部)の例文

例文を直しました!

私は将来、経営コンサルタントを目指しています。そのために、貴学経営学部で経営学を学び、実践的な能力を身につけたいです。
私が経営学を学びたいと思ったきっかけは、修学旅行でUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ったことです。その後、『USJを劇的に変えたたった1つの考え方』という本を読み、USJを変えたのは、CMなどを駆使したマーケティングであるということを知り、興味を持ちました。将来は、海外の安い商品や労働力不足に苦しんでいる中小企業を支える、経営コンサルタントを目指します。
貴学には、マーケティング領域履修モデルが準備されています。マーケティングの入門から入り、戦略、ブランド論、価格戦略、広告論と進んでゆきます。私は、このモデルに沿いつつ、成功している中小企業にテーマを求め積極的に学んでゆきたいです。現時点では、サッカーのワールドカップなどで審判が使う笛を一手に引き受けている、ある小さな企業を研究したいと考えています。また、貴学は、他大学と異なり数学を重視しており、単位認定も厳しめと聞きます。貴学で学ぶことは、経営コンサルタント企業が求めているものに合致していると考えます。
以上の理由から貴学を志望します。進学後は、大学の要求に留まらず、中小企業経営について多くを学ぶ4年間にしてゆき、将来は日本経済を土台から支えられる人材を目指したいです。(581字)

ずいぶん良くなりました。学びたいことが明確になり、志望大学にしかないものもはっきりとしてきました。もともと、『USJを劇的に変えたたった1つの考え方』という本が登場し、前半には具体性がありましたが、後半部分にも具体性が出てきています。

まとめ【経営・商学部】志望理由書の例文と書き方のコツ

以上、【商・経営学部】志望理由書の例文と書き方のコツでした。

商・経営学部は、経済学部や法学部に比べ、学びたいことのイメージがわきやすい部分があります。また、ビジネス志向の学部であることからか、比較的将来像がはっきりした受験生が目立つ傾向です。筆者が高校で講義をしたり、添削をしてきた経験からも、商・経営学部志望の生徒の志望理由書は総じてハイレベルだと感じます。

そのため、差をつけるには、時間をかけてパンフレットやウェブサイトを調べたり、仮定の話で構いませんので将来の仕事を調べたりが必要です。学びたいことや将来像、そして大学を志望した理由(ほかの大学にないもの)の具体性を強めておかないと、入試では戦えないでしょう。

関連記事

【大学入試】志望理由書のやさしい書き方講座(新入試対応)


関連コンテンツとスポンサーリンク


受験ネットから進呈

-志望理由書・自己PR

Copyright© 受験ネット , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.