騙されないで!浪人成功の本当のコツ

   

浪人の成功のコツを知るには「コツ」があります。成功パターンはいく通りかあり、多くの人または多くの成功と失敗を見てきた人に聞くことです。一人のアドバイスだけでは失敗の可能性が大きくなります。

騙されないで!浪人成功本当のコツ

 

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浪人成功のコツの嘘

嘘?

✔ インターネットや予備校が配布する体験談には多くの「浪人成功のコツ」があふれています。しかしそれらは、一人の人が自分の成功体験を語っているにすぎません。あなたに合った体験談でなけらば意味がありません。

✔ 特に注意したいのが塾の大学生(院生)講師や予備校の大学生(院生)チューターの指導です。ご自身の成功例を絶対の「法則」としてお話される方が多く、後から合わなかったと気づくことがあります。

✔ ベテランの講師は個々にいろいろな性格や考え方があることを知っておられます。浪人成功のコツを知るためには、ベテランの講師や高校の先生の意見が意外に役立ちますし、大学生の意見なら多数の声を聞くことが重要です。

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受験ネットから進呈

成功例1 苦手科目から300時間、逃げなかった

カメ

✔ 浪人の成功のカギは苦手の克服と言われます。しかし実際に何をすればよいのかは、なかなか伝えられることはありません。10年間予備校の講師と大学受験責任者を経験した経験から申し上げるなら、苦手克服は300時間の勉強となります。

✔ 一般にあらゆるものごとに慣れ、苦手意識を払拭(ふっしょく)するための時間は1000時間と言われています。例えば英語が苦手な会社員が海外へ赴任することになり英語の勉強を始める場合、まず1000時間どんなにつまらなくても止めないことだと指導されます。

✔ 受験勉強の場合は、ビジネスに比べやるべきことが明確になっており無駄が出にくい面があるため300時間が適切です。例えば数学が苦手ならまず300時間、数学の勉強を毎日続けることがカギになります。多くの方は苦手科目は週に数回、義務感から少なめに触れて終わってしまいます。頭が少し慣れてきても、日が開くことと時間不足でゼロに戻ってしまうのです。最初はいやでも毎日欠かさずたっぷりと(目安は勉強時間の50%)触れ、300時間になるまで1日も休まないこと。これが苦手克服のコツです。

《苦手克服のための内容の目安》

英語 … 唯一の完全積み上げ式の科目です。苦手を感じたところ(主に文法と単語)まで戻って勉強を開始します。わからない場合は、中3応用(やや難しめの私立高校対策レベル)まで戻ります。

数学 … 公式を覚えて考えて解くという高校受験型の勉強法を捨てることが第一歩です。教科書レベルの基本例題や、A問題(基礎問題)の解法を徹底研究し、白紙にすらすら再現する勉強法がおすすめです。

国語 … 古文は最優先事項として動詞、助動詞をマスターします(→下の2記事で完成)。同時に古文常識を1冊読み通します。これだけで長文は読めてきます。古今同義語が多いため、単語は後回しで構いません。

1つ目:古文文法の覚え方~たった5つのポイント~

2つ目:古文助動詞の覚え方~意味・接続を歌で即日暗記~

理科 … 物理、化学はつまずいたら即講師に質問することが最大のコツです。ちょっとわからないところをごまかすことが苦手を作ります。計算問題は数学と同じ勉強法がコツ。知識分野や生物はまとめノートがコツ。

地歴公民 … 日本史、世界史は1世紀ごとに知識を管理するのが最大のコツです。苦手意識が高い場合は歴史まんがを1世紀ごとに簡単にまとめながら読む。次に教科書で同じことをします。

※いずれもあくまで目安です。5年以上の経験値がある予備校講師、高校の先生などに相談することがポイントです。

成功例2 友人関係の成功

若者

✔ 「人はもっとも身近な5人の平均値に人間像が近づく」と言われています。小学生なら親の影響を受けやすいですが、高校生や浪人生は友人の影響が大きいです。高校によって大学合格実績が異なるのは学力が原因だと思っている方が多いですが、実はかなりの部分が「人の様子」と関連があるのです。

✔ 浪人生の場合、友人関係を求めずに孤独に学ぶ人と友人関係を求める人がいます。1人か2人の友人はあったほうが良いですが、1年間だけのことであり、予備校は友人が作りにくい(単科生や自宅浪人はもっと困難)雰囲気もあるため孤独な受験でも問題はありません。ただし孤独が苦手な女子や勉強嫌いの方は友人がいたほうが望ましいです。

✔ ポイントは友人の雰囲気です。学力が高い友人を持ったほうが良いというのは一理あります。勉強法など参考になることが多いからです。しかし学力が低めでも、目標があり比較的真面目なタイプ友人なら非常に頼りになります。単刀直入に言えば、学力が低くかつ不真面目なタイプの友人ばかりと一緒にいると、「人はもっとも身近な5人の平均値に人間像が近づく」という法則から、学力は伸び悩む傾向があります。

※学力が低く不真面目な友人から学ぶことも長い人生の中にはありますが、浪人中はデメリットが大きいと考えます。

【関連】大学生と遊ぶ場合にうまくやる

✔ 一足先に大学へ進んだ高校の同級生から誘いを受けることがあります。1時間の予定がついもう1時間、夜遅くまでと延長してしまうことがあります。大学生と遊ぶ場合には1時間もあれば終わる食事だけにして、カラオケ、オンラインダーツ、ゲームセンターなどの遊びは断るのがコツです。

✔ 大学生と食事をするひとつの欠点は、華やかな大学生活の様子が伝わってきてしまうことです。自分だけが大学生になれなかったと後ろ向きに考えるのではなく、来年は現役時よりもっと希望に近い大学で楽しい学生生活が待っていると励みにすることがコツです。

※あまり気を使えない大学生の友人と会う場合には、逆に話さなくても良いカラオケ、オンラインダーツ、ゲームセンターなどとする手もありますが、1時間で先に帰る約束をしておくことがポイントです

成功例3 英語が伸びた

アメフト

✔ 受験においてもっともカギになる教科は英語です(理系は理科と英語)。

・国語 … 平均点付近に得点分布が集中しやすく、かなり得意でも大差をつけることは困難です。力がついても文章との相性に影響を受けます。

・数学 … 得点差はつきやすいですが、かなり力をつけたとしても出題される問題の難度や単元によって左右されやすくやや不安定です。

・英語 … 努力と正比例して点数が出やすい科目のため、一度力をつければ毎回コンスタントに差をつけられます。ラッキーパンチによる下克上がほとんどなく、一度ライバルを突き放せばリードを保てる教科です。

・理科 … 理系にとっては英語に近い性質があります。数学を重視しがちですが、大学受験成功者は理科で稼いでいます。

・地歴公民 … 暗記がメインのため、最終盤で力を持った現役生が急迫します。英語ほど確実にリードを保てる教科ではありません。

✔ 英語は「学問」ではありません。アメリカ人ならほぼ全員が英語を読み書きできるように、勉強量(努力)によって身につく道具になります。誰が取り組んでも必ず点数になるという点は魅力ですが、一方で唯一の真の積み重ね科目という特徴があります。

✔ 具体的に言えば、中3応用から高1の内容(特に文法、単語、演習量)を完全に把握していない限り、浪人時代にいくら勉強をしても偏差値は伸びません。偏差値45からスタートして、毎日英語漬けとも言える量をこなした受験生が、偏差値45のまま受験を迎えることがあります。問題点は、受験問題を中心に解いていたことでした。

※英語が苦手(センター試験英語で120点に満たない層)な場合、中3の難関私立高校対策レベルから始めることが近道になります。例えば幼稚園時代まで日本にいてその後海外に留学した子どもが、高校で日本に戻り教科書の難解な評論を学習しても日本語が得意になるはずがありません。

成功例4 早慶同、旧帝大に届くのは2通り

北大 冬

写真:北海道大学

✔ 日東駒専と成成独国武とMARCHはある程度地続きとなっており努力を重ねれば志望校を上げることができます。京産桃山、近甲龍、関関立も同様です。しかし、早慶同(国立なら旧帝大)との間には大きな壁があり、早慶同旧帝大に届くには高いの素質が必要です。

早慶同志社や旧帝大に届く浪人生は2通りしかありません。

(1)思考力、分析力、批判的精神に優れており、小中学校でも高い素質が発揮されてきた人。何らかの教科や課外活動でトップクラスの経験がある人。

(2)素質は中程度であっても、専門的な指導を受け、圧倒的な勉強量で素質そのものを改善しつつ受験勉強を継続した人。圧倒的な根性が必要。

✔ (1)に当たる方は、基本的には地域トップクラスの高校(偏差値65以上が目安)に在籍してます。ただし中学でサボった方や、内申書の問題で2番手クラスの高校に在籍していることもあります(偏差値55以上が目安)。中高一貫校の場合、中学入試の偏差値65以上が目安です。高校が合わず通信制に在籍している場合もあります。

早慶同、旧帝大に届く方は、思考力、分析力、批判的精神に優れています。受験の半年前ぐらいには、参考書・予備校講義・評論文・英文の粗(あら)が指摘できる程度まで伸びていることが成功の目安です。このレベルの方は、適切な勉強法を1日12時間、1年続けるということが成功のカギになります。

✔ (1)に当てはまらない方は、相当努力されても早慶同、旧帝大に届く可能性は低めになってきます。入試問題は簡単に言えば以下の特徴があります。

日東駒専(京産桃山) … 教科書や参考書の内容をマスターしていけば合格に近づきます。

MARCH(近甲龍関関立) … 教科書や参考書の内容も多く問われますが、それを前提にした応用問題が多く混入されます。

早慶同志社 … 教科書や参考書の応用レベルは当然正解できることが求められ、思考力を要するパターン化できない問題に合否は左右されます。

早慶同志社あるいは旧帝大の2次クラスでは、思考力を要するパターン化できない問題の比重が高まり、情報処理の側面があるMARCH(近甲龍関関立)以下の入試問題とはまったく質が異なります。しかし、素質は中程度であっても、専門的な指導を受け、圧倒的な勉強量で素質そのものを改善しつつ受験勉強を継続した人の中には成功例があります。

・文系 … 入試にとどまらず社会、文化全般に関心を広げ、批判的精神に満ちた思考体験を積むことが飛躍のカギです。必ずしも新書を読む必要はありません。新聞、AERA、社会文化を扱った「はてなぶろぐ」内の社会問題を扱った記事などを読み、批判的精神に満ちた思考体験を積むのがポイントです。「批判的精神に満ちた思考体験」は、予備校講師や進学校の空気にもまれた友人などから盗む必要があります。また唯一の学問でない教科である英語は、努力だけが問われます。圧倒的な勉強量を積みます(アメリカ人なら全員が英語を話せるように、英語に素質は要りません)。

・理系 … 理科(物理、化学)、数学に関して一方通行の授業や参考書学習を超えた専門的な個別性のある指導を受けることがカギになります。大学受験の科目の多くは、辞書、参考書、インターネット検索内に答えを探すことができます。しかし理科(物理、化学)と数学は、つまずく頻度が高すぎ、本来一方通行の集団授業とは相性が悪い科目です。経験5年以上の専業講師から指導を受けることが必要です(素質がかなり高い場合は自己解決も不可能でないため集団授業でも伸びます)。また努力だけが問われる英語は圧倒的な勉強量を積みます(アメリカ人なら全員が英語を話せるように、英語に素質は要りません)。

※東京、千葉、埼玉エリアの予備校情報を筆者はつかんでいますので、ご相談されたい場合お問い合わせをご利用ください(高校名、志望大学、高3時の偏差値、特に対策したい教科を明記)。英語または数学・理科に強いプロ講師が比較的長時間質問対応できる予備校校舎を教えることが可能です。

成功例5 3月から始動した

梅

✔ 私立大学入試は2月下旬に終了します。しかし予備校のスタートは、国立大後期の発表を待ちさらに春期講習を挟んだ4月15日頃となります。多くの浪人生が4月15日頃に本格的なスタートを切ります。

✔ そのためほとんどの浪人生が3月と4月上旬の45日間を有効活用できていません。この間の勉強時間は1日10時間として実に450時間。もし1教科に割けば楽に苦手を克服できる時間となります(1教科の苦手意識をなくすのに必要な時間は300時間程度が目安)。

✔ 浪人生は、部活動で勉強時間が取れなかった能力の高い現役生がスパートをかける秋以降に伸び悩む傾向があります。わかりやすく言えば、千人1万人単位の現役生に追い越されるのです。それを防ぐには、1mでも多いリードを保ち逃げ切ることです。私立希望者は3月、国立希望者も受験をしながら万一に備え3月から受験勉強を始めることが成功のために必須です。

成功例6 授業をきっかけやペースメーカーに位置づけた

ベンチ

✔ 高校受験塾や中学受験塾の経験がある方は、受験に慣れている反面、予備校や塾の使い方を誤る可能性があります。

中学・高校受験塾 … 塾の授業と教材(宿題)に十分な量があり、授業をよく聞き塾側の指示に従うことで合格が可能。

大学受験予備校 … 授業はきっかけ作り、ペースメーカー、入試情報提供の場。90分の授業なら、90分以上の復習+類題・隣接分野学習がなければ実力はついていかない。

✔ 大学受験教科は範囲が相当広く、また自ら考えて解いてマスターしてゆくべき深みがあります。そのため授業に参加して満足するのではなく、復習と類題・隣接分野学習が大きなカギになります。

中学・高校受験塾 … 授業がメインで自習室が補強。

大学受験予備校 … 自習室がメインで授業が

成功例7 朝型を守り通せた

早朝

✔ 高校時代は自然に朝型を保つことができますが、欠席指導が厳しい予備校の本科生にならない限り、1日の生活は自己管理になります。

✔ 人の体内時計(時計遺伝子)は25時間サイクルのため、意識しなければ1時間ずつ眠る時刻が遅くなっていってしまいます。コツは以下の通りです。

・夜は22時までに勉強を切り上げ、23時に布団に入る。

・朝は6時か7時に起き、太陽光を浴び朝食をとる。

・朝9時までに行くべきところ(予備校の授業、図書館、自習室等)を作る。友人と約束するのも有効。

※自宅浪人生や単科生は、朝型の生活習慣の維持が、体調を維持し1日10時間~12時間の勉強量を確保し合格する最大のコツです。

✔ 正しいリズムで生活すると、太陽が出ている時間にもっとも頭が働くようになり、最大の成果を出すことができます。夜になると調子が上がる生活では、ピークの時間帯が朝型の半分程度になります。実社会でも一流企業で成果を上げるトップビジネスマンの大半は朝型です。


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