おすすめ予備校ランキング 元講師が文系・理系別に予備校を徹底比較!

      2018/02/26

浪人生及び現役生の予備校を選びのためのランキングです。元予備校講師が、自身の経験や口コミ・評判をもとに、文系・理系別にランキング形式で予備校を分析します。

  • 筆者:元予備校講師、教務部長
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【結論】おすすめの予備校ランキング

予備校には、成績や性格によって相性がありますが、最初に教科別の総合ランキングを示します。ランキング化にあたり、各予備校の口コミを数値化して分析しました。

教科別 予備校総合ランキング

予備校ランキング 1位 2位 3位
英語 東進ハイスクール(0.55) 駿台予備学校(0.549) 河合塾(0.54)
数学 駿台予備学校(0.55) 河合塾(0.52) 代ゼミ(0.519)
国語 河合塾(0.57) 代ゼミ(0.53) 駿台(0.529)
理科 駿台予備学校(0.59) 河合塾(0.56)※化学の評価は低め 東進ハイスクール(0.559)
地歴公民 河合塾(0.60) 東進ハイスクール(0.58) 駿台予備学校(0.54)

文系・理系別 おすすめの予備校

学力上位(偏差値55以上)

文系 … 現代文、地歴公民の授業評価が1位で、英語の数値も低くはない、河合塾がおすすめです。河合塾は、長年、文系に強い予備校と言われています。質問対応は、講師ではなく大学院生(フェロー)が中心ですが、文系科目は調べればわかることが多く、講師、通いやすさ、自習環境、雰囲気の好み等で選んで構いません。

理系 … 数学、理科の授業評価が1位で、難関大志望者が多い、駿台予備学校がおすすめです。理系科目は、質問対応がカギになります。大学院生(フェロー)が中心の河合塾に対し、予約制ですが講師が質問対応し、添削も行います。講師は、理解の深さが、院生とは比較にならないため、この体制は重要です。記述のない私大理系なら、英語・数学・理科に穴のない、河合塾も選択肢です。

学費節約+メリハリがつく裏ワザ(映像授業)

文系、理系問わず、学費を大きく節約したい場合は、通常期はスマホやPCによる映像講義を使い、夏期講習・冬期講習で、存分に河合塾、駿台予備学校、代ゼミの授業を受講する方法がおすすめです。

映像授業の代表格である、リクルートのスタディサプリは、講座を立ち上げるさいに、予備校界の英語の大御所、関先生に声をかけました。関先生の答えは、私が指名する各教科のトップ講師を引き抜けるなら参加しても良い、でした。結果的に、格安で全国の予備校のトップ講師の授業を、スマホやPCで受けられるシステムが完成しています。

偏差値55以上の生徒なら学習や生活習慣をキープする力が高いため、夏休み・冬休み以外は、映像講義でも耐えられるでしょう。ただし、図書館などの自習スペースが混む夏休み、冬休みは、存分に予備校のライブ講義を受講し、受験へ向かう熱気を味わってください。また、理系生の場合、数学・理科の質問のため、週1回で良いので個別指導を受けてください。勉強の報告をすることで、ペースメーカーにもなります。個別指導塾は、自宅近くで探しても良いですし、駿台予備学校では、集団授業に個別の追加もできます。現役の理系生なら、高校の先生に質問してもOKです。

公式サイト:【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服(1万本の授業が格安で受講できる仕組み。無料体験が可能です)

(参考)代ゼミについて

代ゼミが縮小したため、現在は、河合塾・駿台予備学校が2大予備校という状況になっています。河合塾は90分、駿台は50分授業です。50分授業の駿台の方が、コマ数が多い分、テキスト準備や予習が面倒で、ハズレの講師の授業もあると言われています。

代ゼミは、河合塾や駿台予備学校と異なり、カリキュラムというより、個々の講師が授業内容を決めている傾向があります。国語には良い講師が多いですが、受験のキー科目ではないため、国語で選ぶことはおすすめできません。偏差値が65を超え、紙一重で落ちてしまったという生徒なら、代ゼミの単科講座でも良いでしょう。長期休暇期間以外の単科講座の設定は、代ゼミだけです。

学力中位(偏差値45~55)

文系 … 現代文、地歴公民の授業評価が1位で、英語の数値も低くはない、河合塾が良いです。しかし、偏差値45~55付近からスタートの場合、授業だけでは絶対に伸びない英語が足を引っ張る可能性が高く、その攻略がカギになります。経済的には大変だとは思いますが、河合塾+週に1回程度の英語個別(ベテラン講師)のやり方が適切です。個別指導は、駿台生は駿台個別教育センターが便利ですし、地元の個別指導塾でも構いません。英語の場合、院生を含む学生講師では効果は出ません(英語を苦手から得意に持ってゆく方法は、プロ講師でも結果が出せる人は少なめ)。

※英語苦手層のための勉強法は、下の記事にあります。浪人や2浪につながりやすい科目です。必ず読んでおいてください。

【偏差値15up】英語の受験勉強方法! 何から順番にやるのか予備校ワザを公開

※首都圏なら、英語の個別講師(予備校講師)は受験ネットでも紹介可能です。ただし枠はわずかです。お問い合わせからお尋ねください。

理系 … 数学、理科の授業評価が1位である、駿台予備学校がおすすめです。理系科目は、質問対応がカギになります。大学院生(フェロー)が中心の河合塾に対し、駿台予備校では、予約制ですが講師が質問対応し、添削も行います。講師は、理解の深さが、院生とは比較にならないため、この仕組みは必須です。学力中位の生徒にとって、駿台の生徒のレベルの高さは少しネックになると思いますが、だらけた雰囲気の予備校よりは良いと言えます。

映像授業はNG

学力中位の生徒の場合、映像だけでは伸びないことが多く、周囲の存在も刺激になるライブ授業+質問対応の仕組みがある、予備校がおすすめです。

科目間の偏差値差が激しい場合

国社は得意だが英語は苦手というように、科目間の偏差値差が激しい場合、代ゼミでは、教科ごとに授業レベルを変えることも可能です(オリジナルカリキュラムコース)。代ゼミは現在縮小傾向ですが、以前から勉強苦手層を多く引き受けており、その経験値が反映された仕組みです。国語・社会は、偏差値が合わなくてもある程度対応できますが、英語・数学・理科は、レベルの合わない授業は時間の無駄になってしまいます。

もし、河合塾や駿台予備学校で学ぶ場合、苦手教科にはスタディサプリを併用し、予習してゆくと良いでしょう。

その他オプション

① 費用を安く抑えたい … 代ゼミの単科制講座、またはスマホやPCで受講できるスタディサプリがおすすめです。

② 自己管理が得意で自分のペースで進めたい … 代ゼミの単科制講座、東進衛星予備校(=費用は高くなりがち。現役生がメイン)、スタディサプリがおすすめです。

③ 多少サボり癖があり出欠を取ってほしい … 駿台予備学校は指定席制で、出欠管理は厳しい方です。地域の総合塾(小学生から高校生まで)は、希望すれば欠席時に自宅へ電話をしてくれます。

④ 自己管理が苦手だがコミュニケーション好き … 面倒見が良い準大手や、地域の総合塾(小学生から高校生まで)も選択肢です。講師は基本的には多忙ですが、自分から働きかければ面倒を見てくれる人が多く、大手予備校より効果を出せることもあります。

⑤ 英語が特に苦手(センター試験筆記100点以下) … 予備校でも映像型授業でも、必ず週1回程度の個別塾を併用してください(大学生や院生の講師に、英語苦手層の攻略は難しく、ベテラン講師がおすすめです)。

首都圏の予備校選びや勉強法について、ご相談されたい場合、お問い合わせをご利用ください(高校名、志望大学、センター試験かマーク模試の点数、苦手教科をお書きください)。2~4月は、お問い合わせが多く、多少お待ちいただくことがあります。

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受験ネットから進呈

予備校選びの基準【1】授業力

予備校選びの大きな基準のひとつが、授業力です。大手予備校の授業力は、次のような傾向にあります(各予備校の膨大な口コミを集計したデータと生徒からの情報に基づきます)。ここでは、授業力の目安を示します。予備校の本科生は講師を選べませんので、科目ごとの水準を見ることが大切です。また、どの校舎、どの講師にも当てはまるものではありません。

  • 駿台予備学校 … 物理の講師評価が、図抜けて好評です。化学、生物、地学もかなり好評。次いで英語、数学です。国語、地歴公民は相対的には弱いですが、穴にはなっていません。
  • 河合塾 … 全統模試でセンター試験(当時共通1次試験)の評論の出題を的中した歴史があり、現代文・小論文の講師評価が図抜けて好評です。理科、地歴公民もかなり好評。その他の科目(英語、数学、古典)も、穴にはなっていません。
  • 代ゼミ … 国語の評価が高く、その他の科目は大きな差がありません。代ゼミには学力中位層が多く、受験結果が伴わないと授業を低く評価する傾向があります。代ゼミの授業の質を正しく判断するには、若干の補正がコツです。
  • 東進 … 地歴公民の講師評価が、図抜けて好評です。林修先生を擁する国語の評価は、科目全体としては意外にも低め。ほかの教科は普通程度です。代ゼミ同様全体に辛口の評価が目につきます。録画授業がメインで、講師と対面する機会がないことが評価をやや下げているのかもしれません。逆に地歴公民は、復習のしやすさがビデオ学習に向くためか、ライブ授業と同等の評価を受けています。なお、東進ハイスクールは、実は現役生が中心。校舎もお昼ごろから開くところが多くなります。

予備校の授業には、一方通行型と双方向型があります。講義を聞くだけでは飽きてしまう、むしろ当てられた方が緊張感が保てるし理解が深まるという方は、双方向型が良いでしょう。授業をしない自立型の予備校もあります。

  • 一方通行型 … 河合塾、駿台予備学校、代ゼミ、準大手(四谷学院など)。
  • 双方向型 … 準大手の一部(早稲田塾など)および地域の塾型予備校(茗渓塾など)。
  • 授業をしない自立型 … 使用すべき参考書、問題集を指示し、宿題と質問対応がある予備校(武田塾など)

授業力の見極めのコツ

予備校の本科生(浪人)は、季節講習以外、講師を選べません。ただし、入塾前に担当予定の講師を聞き出せた場合は、その講師の口コミを調べ、可能なら、体験授業・録画授業を受講します。

 

予備校選びの基準【2】質問対応力

結論から言うと、質問対応力で予備校を選ぶべき教科は数学と理科です。例えば、化学反応式などで、理解できない部分があるものの自習中だったため、ごまかしてしまった経験はないでしょうか? 数学や理科は、このごまかしが致命傷となります。理系の方は、プロ講師または大学院生に質問ができる環境を重視すべきです。その点では、駿台予備学校が無難です。スタディサプリなど、映像授業で学習する場合は、現役生なら高校の先生、浪人生なら週1回程度、個別指導を受講するのがおすすめです。

文系科目は、調べれば分かるため、質問できる環境の優先度は下がります。ただし、国語は想像以上に深さがあるため、2週間に1回程度、プロ講師や大学院生に質問できる環境があれば望ましいです。

英語については、センター試験やマーク模試で100点(筆記)を下回る場合、基礎から立て直すことが、絶対に必要です。その手順を適切にアドバイスできるのは、プロ講師だけで、大学院生では対応できません。首都圏なら、英語の個別講師(予備校講師)は受験ネットでも紹介可能です。ただし枠はわずかです。お問い合わせからお尋ねください。

質問対応力見極めのコツ

数学、理科(物理・化学)は、学力超上位層(参考書や授業のあらが指摘できるレベル)以外は質問対応力で予備校を選ぶのが大きなコツになります。プロ講師への質問環境が究極ですが、プロ講師の講義を受け大学生や院生のチューターに質問できる形でも良いでしょう。質問対応の時間枠と混雑度をよく聞きだします(質問対応に力を入れていても、理系がいつも混雑している予備校もあります)。

国語、地歴公民、理科(生物・地学)は調べれば分かることも多く、大学生や院生のチューターに質問できればOKです。しかし勉強法は必ずプロ講師に聞いてください。理解の次元が全く違います。また英語が苦手な場合は、勉強の手順が絶対的なカギになります。大学生、院生レベルでないアドバイザーが必須です。

 

予備校選びの基準【3】費用

予備校選びの基準の1つに、費用があります。アルバイトを予備校費用に充てる方も増えてきていますが、その場合、月に4万円、年間(3〜12月)で40万円程度が、勉強に支障がない金額の目安です。

  1. 年間100万円程度の予算の場合 … 予備校の本科生の学費は、年間100万円が目安です。金額は季節講習(夏、冬で計13講座程度)も考慮しています。
  2. 年間40万円~50万円程度の予算の場合 … 代ゼミの単科生(週3講座)、現役講座(大手予備校週3講座)、地域の塾型予備校(週3講座)の金額の目安です。アルバイトだけで賄(まかな)うことも可能です。金額は、季節講習(夏、冬で計10講座程度)も考慮しています。

個別指導は、非常に高額になります。また、55段階個別指導がある四谷学院、録画授業を駆使できる東進ハイスクールは、年間の授業料が高額になりやすい傾向です。東進ハイスクールは、お昼ごろからの営業で、現役生が中心です。

費用見極めのコツ

費用の見極めのコツは、年間の費用のほかに、季節講習会費用がいくらかかるかです。夏季講習、冬季講習とも、標準5ターム(約5週間)程度となります。ペースを保つためには、各タームに1講座以上、つまり5講座程度は予定します。その費用は、必ず入校面談の際に聞き出しておきます(通常、1講座1万5千円程度)。

また、授業を自由に追加できる予備校(東進衛星予備校、早稲田塾など)は、便利である反面、費用がふくれ上がることがあります。費用を計画的に考えたい場合は、季節講習以外に追加費用が発生しないタイプの予備校(河合塾・駿台予備学校など)がおすすめです。

 

予備校選びの基準【4】自習環境

大学受験生にとって、予備校の授業は、新しい考え方や入試対策を知る場であり、ペースメーカーを果たす役割となります。授業が学習の中心となる高校受験に対して、大学受験は、自習室が学習の中心です。そのため静寂な自習室、いつでも開いている自習室は、受験勉強の要となります。

基本的に、本科生(浪人生)は毎日自習室が使えますが、単科生や現役生は、授業がある日という制約がつくことも多くなります。ただし、混雑時以外は、利用も黙認している予備校もありますので、情報を仕入れてみましょう。また、受験は朝型の方が、トータルの勉強の量は増える傾向です。浪人生の場合は、朝、自習室が開いているかも重要です。さらに、騒がしい生徒を監視する係員はつくのか、騒々しい場合に移動できるように複数の自習室(または空き教室開放)があるかもポイントです。

自習室7つのチェックポイント

□ 夜遅くや早朝の使用は可能か。
□ 日曜・祝日の利用は可能か。
□ 夏期講習などのシーズンにも、席は容易に確保できるか。
□ 静寂を保つために、どのような工夫があるか。
□ 自習室以外に積極的に空き教室開放を行い、環境を選べる形になっているか。
□ 自習中に質問事項があった場合、予備校側はどう対応するか。
□ 椅子やテーブルの広さや疲れにくさはどうか。

予備校選びの基準【5】交通や周囲の環境その他

(アクセスと周辺環境)予備校を選ぶ場合には、通学に要する時間や、ラッシュに巻き込まれないかどうかもチェックします。また、周囲の環境は落ち着いている方がベターです。女子の場合は、夜間の安全性もチェックします。なお、予備校は基本的には自己管理です。厳しい管理を望む場合には、北九州予備校、高松高等予備校のように、寮をもつ予備校も選択肢の1つです。

(講師の身分について)中小の塾の場合、講師の身分(大学生、大学院生、プロ講師)は必ず確認してください。

  • 大学生、院生 … 最低でもMARCH(関関同立)クラスの学歴は必須です。大学生、院生は、質問には対応できますが、勉強法や勉強の手順については、個人的な経験を絶対視する傾向があります。あくまで1つの意見として参考にするのが無難です。おすすめは、教職を目指している大学生や、教科に関連する専門を持つ大学院生です。こういった講師は、プロ講師に近い品質の授業や指導を提供できる人もいます。
  • プロ講師 … 少なくとも経験5年以上のプロ講師は、知識、経験値とも信頼に値します。ただし、合格実績は運の要素(学力が高い生徒が受講した)も強く、あくまで参考程度。親しみやすさでは学生講師にかないませんが、勉強法や勉強の手順指導については頼りになります。曜日ごとのスケジュールを聞いておくと、どの程度質問や相談できるかの見込みが立ちます。

(教科が大好きな講師の落とし穴)苦手教科は、その教科が初めから得意だった人よりも、苦手を克服したタイプの講師についた方が伸びます。その教科を得意になる、最も効率的なルートを熟知しているためです。得意教科は、学生の頃から該当教科が得意だった天才肌の講師の方が、刺激を受ける頻度は高くなります。

以上、おすすめ予備校ランキング 元講師が文系・理系別に徹底比較! でした。


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