看護医療系小論文のテーマ、書き方、受験生の例文

   

看護医療系小論文のテーマ、書き方、受験生の例文を紹介します。


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看護医療系小論文のテーマ、書き方、受験生の例文

 

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看護医療系の小論文の出題傾向

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看護医療系の小論文には様々な問い方があります。志望校の過去問を入手できるかがかなり重要になります。

【1】高校生としての「地頭」を測る問題

看護師などの国家資格を取得するのに必要な「国語力」「読解力」と将来医療に従事してから様々な患者の置かれた状況を理解するための「社会・文化への関心と知識」を同時に問います。

(出題例)・いじめについて ・環境問題について ・情報社会について ・学ぶとはどういうことか ・介護について

大学受験小論文 学部別頻出テーマ一覧にあるような社会、文化について問う小論文を数多く書いていきます。新聞またはニュース週刊誌のAERAを1日でも早く読み始めると有利です。

【2】医療への高い「関心」を測る問題

厳しい実習や資格学習に耐えられるだけの関心や思いを見てきます。

(出題例)・臓器移植 ・エボラ出血熱 ・感染症 ・終末医療 ・臓器移植 ・医療ミス ・高齢社会 ・どのような医療人を目指したいか(作文) ・なぜ看護医療を志したのか(作文) ・手について思うこと(作文) ・目について思うこと(作文)

一見対策が難しそうですが対策本が揃っていますので攻略はしやすいです。➡大学入試小論文の完全ネタ本「医歯薬系/看護・医療系」(楽天ブックス)

【3】医療人としてふさわしいコミュニケーション力(「コミュ力」)を測る問題

コミュニケーション力や心のはたらきの強さを測る問題です。小論文として書く場合にも具体的体験を多く盛り込み作文の要素を盛り込む必要があります。このテーマに関しては、小論文であっても「です・ます」調を使っても良いでしょう。

(出題例) ・感動したこと(作文) ・高校時代の思い出(作文) ・理想の医療従事者とは ・やさしさとは何か ・思いやりについて ・医療従事者にとって必要なもの ・優れたコミュニケーションとは

【4】数的なものへの強み(数値力)を測る問題

グラフや図表を使った問題ですが、よくある課題文の代わりにグラフや図表が登場するだけですので、文系色が強い方でもひるむ必要はありません。実際に多くのグラフ・図表型の小論文を書く練習を積めば慣れてきます。一見とっつきにくいですが、高度な数式は登場せず慣れが重要な問題ですので一刻も早く対策をスタートします。

関連記事 ➡小論文の書き方・段落構成【応用編④】グラフ図表型

志望校の過去問を分析し「地頭系」「関心系」「コミュ力系」「数値力系」に分けてみましょう。系統がはっきりすれば対策は立てやすくなります。例えば以下のような分析をしてみましょう。

・志望校では「地頭系」ばかり出題されている。

・志望校では「数値力系」としてグラフ図表が出題されるが、看護医療以外の社会、文化に関連したものである「地頭系」の出題を兼ねている。

・志望校では小論文意外に『国語(近代以降の文章)』が課されている。そのため小論文では目的が重なる「地頭系」でなく、「コミュ力系」「関心系」が交互に出ているようだ。

なお、小論文の出題者は予告なく変わることが良くありますので、出ないと分析したタイプの問題も練習しておくと当日驚くことがなくなります(ほかの受験生も戸惑うのでむしろ有利)。また、大学・専門学校によっては出題の狙いを明らかにしています(HPになくてもオープンキャンパスで教えてくれる場合があります)。もしオープンキャンパスで説明がなかったら、「貴学(貴校)は小論文ではどのような能力を問うのか教えてもらえますか?」と質問してみましょう。

小論文例文 段落ごとの添削コメント付き

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【設問】優れたコミュニケーションとはどのようなものか。あなたの実体験を交えて書きなさい。

優れたコミュニケーションはどのようなものか。私が考える優れたコミュニケーションとは、様々な症状を持った患者全員が理解できる視覚や聴覚を交えて分かりやすくしたものだと考える。なぜそう思ったのか、それには理由がある。

【添削コメント】

・設問はテーマが明示されていますので「優れたコミュニケーションはどのようなものか」という問題提起はなくても構いません(ただし好みですのであっても問題ありません)。

 

・この文章では医療人のコミュケーションに絞って論じていますが、この設問なら日常のコミュニケーションについて論じても構いません。

「コミュニケーションとは、様々な症状を持った患者全員が理解できる視覚や聴覚を交えて分かりやすくしたものだ」と結論がズバリ明言されています。冒頭で結論を明示しておくと採点者はそれを頭に置いて読み進めるため、2段落目以降で多少のミスがあっても何とか理解してくれます。

 

私の家族の知人は、盲目である。私は、その人と話をしたことがあるが、ただ話をするだけでは、しっかりとしたコミュニケーションを取ることが難しい。盲目患者は、形や形状が分からない。それ以外にも、不便なことが多い。例えば、階段があり、そこを登りたいとする。「階段があるよ。」と伝えるだけでは不充分だ。それだけでは、患者を不安にさせてしまうだろう。安心させるため、安全のためには一緒に登ってあげたり、しっかりとした説明が必要だ。言葉だけでなく、感覚や聴覚を充分に活用し、コミュニケーションを取ることが重要である。

【添削コメント】

・主語の後には「、」/意味のかたまりの後には「、」が原則ですが、「、」(読点)が多すぎると読みづらくなります。以下の程度で良いでしょう。また「たり」は正しい用法が難しいため自信がなければ避けます。

私の家族の知人は、盲目である。私はその人と話をしたことがあるが、ただ話をするだけではしっかりとしたコミュニケーションを取ることが難しい。盲目患者は、形や形状が分からない。それ以外にも不便なことが多い。例えば、階段がありそこを登りたいとする。「階段があるよ。」と伝えるだけでは不充分だ。それだけでは患者を不安にさせてしまうだろう。安心させるため、安全のためには一緒に登ってあげるなど、しっかりとした説明が必要だ。言葉だけでなく、感覚や聴覚を充分に活用し、コミュニケーションを取ることが重要である。

・冒頭の結論は「視覚や聴覚」について言及していましたが、この段落では「感覚や聴覚」と少しずれています。結論を「視覚や聴覚など様々な感覚」としておけばすっきりします。

 

私の親戚は、耳が遠い。多くの高齢者が、耳が遠くなったり、視力が落ちたりすることが多い。その中で、優れたコミュニケーションをとるには、声量を大きくしたり、近くで話をしたり物事を伝えることが重要である。それだけではなく、言葉の解釈や意味が異なることも多く感じると、私は思った。はっきりと物事を伝えて、視覚や聴覚を活かすことが重要であると感じた。

【添削コメント】

多くの高齢者が、耳が遠くなったり、視力が落ちたりすることが多い

この文では無駄な繰り返しがありますので1つに絞ります。なおこの文のように「たり」を2つ1組で使えば正しい用法となります。

高齢者は、耳が遠くなったり、視力が落ちたりすることが多い。

・それだけではなく、言葉の解釈や意味が異なることも多く感じると、私は思った

この文でも意味が近い言葉の無駄な繰り返しがあります。なお、内容自体は具体的な体験を自分の考えに昇華できており、深さもあるため高く評価されます。

それだけではなく、言葉の解釈や意味が異なることも多いと私は感じた。

 

 

以上の理由から、優れたコミュニケーションとは。様々な症状を持った患者全員が、理解でき、視覚や聴覚を交え分かりやすくしたものだと考えた。

【添削コメント】

この段落は問題がありません。


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小論文 看護医療系の例文と書き方

【設問】優れたコミュニケーションとはどのようなものか。あなたの実体験を交えて書きなさい。

優れたコミュニケーションはどのようなものか。私が考える優れたコミュニケーションとは、様々な症状を持った患者全員が理解できる視覚や聴覚など様々な感覚を交えて分かりやすくしたものだと考える。なぜそう思ったのか、それには理由がある。

私の家族の知人は、盲目である。私はその人と話をしたことがあるが、ただ話をするだけではしっかりとしたコミュニケーションを取ることが難しい。盲目患者は、形や形状が分からない。それ以外にも不便なことが多い。例えば、階段がありそこを登りたいとする。「階段があるよ。」と伝えるだけでは不充分だ。それだけでは患者を不安にさせてしまうだろう。安心させるため、安全のためには一緒に登ってあげるなど、しっかりとした説明が必要だ。言葉だけでなく、感覚や聴覚を充分に活用し、コミュニケーションを取ることが重要である。

私の親戚は、耳が遠い。高齢者は、耳が遠くなったり、視力が落ちたりすることが多い。その中で、優れたコミュニケーションをとるには、声量を大きくしたり、近くで話をしたり物事を伝えることが重要である。それだけではなく、言葉の解釈や意味が異なることも多いと私は感じた。はっきりと物事を伝えて、視覚や聴覚を活かすことが重要であると感じた。

以上の理由から、優れたコミュニケーションとは。様々な症状を持った患者全員が、理解でき、視覚や聴覚など様々な感覚を交え分かりやすくしたものだと考えた。

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