小論文

SNSについての小論文の簡単な書き方

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高校でSNSをテーマに小論文を書くことになりました。どのように書いて良いか分からないのですが教えてもらえますか?


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受験ネットから進呈

SNSをテーマにした小論文の書き方

ご質問ありがとうございます。年に約80の高校で、小論文を含めた進路指導を担当している、受験ネットの加藤がお答えします。

SNSをテーマにした小論文の書き方は、難しくはありません。簡単に言うと、次の2ステップで書くことができます。

  • テーマと結論を決める。高校生のSNS使用をテーマにするなら、結論は高校生がSNSを使用することに、賛成か反対となる。
  • 段落構成は、①段落目に結論を書き、②段落目に体験談、③段落目に理由、④段落目にもう1度結論を書くのがおすすめ。

【準備】最初にSNSを使って、良かったこと、失敗したことを考えよう

まず最初にSNSを使って、良かったこと、失敗したこと、つまり体験を思い出すと上手くいきます。なお、SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスのことで、20歳前後では、LINE、ツイッター、インスタグラムが3強です。

項目内容
良かったことLINEなら、電話をしなくても友達と連絡が取れる。話下手な自分でも、何人かと仲良くなることができた。
良かったこと京都への修学旅行のとき、インスタグラムで有名ではなけれどきれいなお寺を見つけることができた。
失敗したこと会って話すわけではないので、誤解から喧嘩になってしまったことがある。
失敗したことLINEは、勉強中でも気になって返事をしてしまうので、成績が落ちてしまった。

良かったこと、失敗したことを書いたら、全体を見て、良い点と悪い点のどちらが重いか考えてみましょう。上の場合、誤解や喧嘩はSNSに慣れれば減ると考えられることから、勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だ、という【条件付き賛成】となります。

高校生のSNS利用の小論文の結論は?

高校生のSNS利用というテーマの小論文なら、結論は主に3つ考えられます。

賛成私は、高校生のSNS利用に賛成だ。
反対私は、高校生のSNS利用に反対だ。
条件付き賛成……というふうにすれば、私は高校生のSNS利用に賛成だ。

今回は、勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だという、条件付き賛成を例に説明してゆきます。なお、SNSには功罪(メリットとデメリット)がある、のようなどっちつかずの結論や、SNSには多くの課題がある、のように意見になっていない結論は、小論文ではNGとなっています。

参考 例えば、SNSについて自由に論じなさい、というテーマなら「◯◯の機能を持つSNSが必要だ」のような結論でも構いません。単純に賛成、反対を問う出題から、幅広く書くことができる出題まで存在しますので、設問をよく見てください。設問に答えていない小論文は、厳しい採点だと0点がつきます。

段落構成のメモを作ります

【小論文】書き方・構成を分かりやすく教えてください

上は、小論文の基本の形ですので、できれば今後の入試のために押さえておきます。高校生のSNS使用がテーマの場合、初心者なら下のような段落構成がおすすめです。

結論勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だ。
体験・LINEの返信で勉強に集中できず、成績が下がった。
・しかし、話下手な私でもLINEを介し、友達を作ることができた。
理由
結論勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だ。

理由の部分には、自分の体験以外から、高校生のSNS使用への賛成理由を考えてみましょう。小論文は、作文とは異なり自分の人がらを伝えるためのものではないので、全て体験談で固めると、低評価となります。

完成した段落構成メモ

結論勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だ。
体験・LINEの返信で勉強に集中できず、成績が下がった。
・しかし、話下手な私でもLINEを介し、友達を作ることができた。
理由・年齢も立場も全く異なる人の意見をもらうことができる。
・英語圏の人と交流を行えば、語学力がつく。
結論勉強中に使用しないようにすれば、高校生のSNS利用に賛成だ。

字数が400字しかない場合、小中学校のはじめ-なか-むすびの作文同様、3段落で構いません。体験談だけで小論文を構成することは低評価につながるため、上の場合なら、結論-理由-結論の3段落構成がおすすめです。

段落構成メモに沿って、用紙に書き始めます

書く

段落構成メモに沿って、用紙に書いてゆきます。小論文の基本的なルールや、原稿用紙のルールが分からない場合、以下の記事をご覧ください。

600字以内の小論文の例文

 SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのことで、高校生に取って身近なものは、LINE、ツイッター、インスタグラムである。勉強中に使用しないように工夫できるなら、私は高校生のSNS利用に賛成だ。
 SNSには、時間を奪い勉強時間を減らしてしまうデメリットがある。私は、LINEの返信で勉強に集中できず、成績が下がったことがある。しかし、話下手な私でもLINEを介し、友達を作ることができた。高校の授業中にスマートフォンを預けるのと同じように、家庭でも勉強時間にはスマートフォンを手元に置かないようにすれば、SNSのメリットは大きいだろう。人と人との交流は、時間をかけてでも行う価値があるからだ。
 SNSは、友人や趣味が合う同世代の人との交流に使われることが多い。しかし、少し心がければ、年齢も立場も全く異なる人の意見をもらうことができる。また、比較的短文であり、パソコンから利用すれば翻訳機能もついていることから、英語圏の人と交流を行うこともでき、語学力がつく。SNSは、価値観や国境の限界を越えたコミュニケーションを可能にするとも言え、人の成長を促してくれる可能性がある。
 このように見てくると、勉強時間には使用できないように工夫するなら、私は高校生がSNSを使っても構わないと思うし、得られるメリットも十分にあると考える。(565字)

400字以内の小論文の例文

400字以内の場合、体験談は極力省きます。

 勉強中に使用しないように工夫できるなら、私は高校生のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用に賛成だ。
 SNSは、友人や趣味が合う同世代の人との交流に使われることが多い。コミュニケーションが苦手でも、交友関係を広げられるメリットがある。しかし、少し心がければ、年齢も立場も全く異なる人の意見をもらうことができる。また、比較的短文であり、翻訳機能もついていることから、英語圏の人と交流を行うこともでき、語学力がつく。SNSは、価値観や国境の限界を越えたコミュニケーションを可能にするとも言え、人の成長を促してくれる可能性がある。SNSはのめり込みやすく、勉強時間を減らす可能性があるが、保護者に預けるなどの対処が可能だ。
 このように見てくると、勉強時間には使用できないように工夫するなら、私は高校生がSNSを使っても構わないと思うし、得られるメリットも十分にあると考える。(389字)

文の書き出しのコツ

小論文では、冒頭(第1段落の書き始め)とそれぞれの文を書き出すタイミングで、ペンが止まってしまう人が多くいます。書き出しにはコツがあります。

冒頭(書き始め)部分の書き出しのコツ

冒頭の書き出し
まず結論を書く私は高校生のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用に賛成だ。
テーマの定義(意味)を書くSNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのことで、高校生に取って身近なものは、LINE、ツイッター、インスタグラムである。
現状を書く現在、高校生のSNSの利用時間の増加が問題となっている。

いずれの場合でも、第1段落には結論を書くのが基本です。

各文の書き出しのコツ

それぞれの文の書き出しには、次のパターンがよく使われます。

  • とき … 最近/中学生の頃/平成時代は
  • 場所 … 私の高校では/日本では
  • 人物やものごと … 私(は)/高校生(は)/SNS(は)
  • 指示語 … これは/このような/このように見てくると
  • 接続詞 … なぜなら/しかし/したがって

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